{メ}Caplio R1

RICOH Caprio R1

RICOH Caplio R1

新デジレビューラッシュの後はいつもの古デジレビューです。
・・・が、今年に入ってからリコーばっかりなような気がしないでもない、そんな感じです。
今回ご紹介するCaplio R1、その名前のとおり、リコーのデジカメの流れを一気に変えた機種なのです。

RICOH Caplio R1は、2004年9月に発売された400万画素のデジタルカメラです
購入価格は450円。
発売当初の実売価格は4万2千円前後です。

かつてのRICOH製デジタルカメラは、
多機能だけでなく、マクロが強いという最大の特徴はありましたが、
それ以外は「遅い」「でかい」「どんくさい」と思われがちでした。
この機種の前にGシリーズRXシリーズRRシリーズ等が登場してますが、
そのなかでも満を持して登場したモデルがこの名機、Caplio R1なのです。

RICOH R1といえば薄型コンパクトフィルムカメラとして一世を風靡した機種ですし、
その名前を受け継いだこの機種はその後、R10まで続き、更には最新のCX5に続くリコーの主力シリーズとなりました。

相変わらず抽象的な枕ですが、
いつもどおり、抽象的な紹介に戻ります。

スペック
1/2.5型の400万画素CCDで原色フィルター。
レンズは4.8倍ズームで、F3.3-4.8の28-135mmでオートフォーカス。
RICOH ZOOM LENSを搭載。
リコー独自のレンズ収納システムであるRetracting LENS Systemを初搭載した機種です。
これにより、当時としてはこのズーム比では驚異的な25mmの薄さを実現している他、
これまで、「リコーのカメラはトロイ」と言われていた欠点を解消した、0.8秒の高速起動を実現したのです。

素子サイズは小さく、
現在の高倍率と比べるとちょっと物足りない画角です。
面白いのは、F値に関してはR3から始まる7.1倍ズームレンズを積んでいるモデルと数値が同じということでしょうか。
[→:Caplio R4]

手ぶれ補正はまだ搭載しておりませんが、
CX5で復活したパッシブ外光による位相差方式のAFを採用しております。

液晶は1.8型アモルファスシリコンTFT液晶。(11万ドット)
マクロは1cm、メディアはSDカード、駆動は単三乾電池、又はDB-50と、
スペックに関してはリコーおなじみの強力ですねw
キャプリオのRシリーズはR2まで単三乾電池が使えるのが嬉しいですね。

液晶はちょっと物足りない感じ・・・

機能としては、
デジタルズーム、セルフタイマー、シーンモード、動画撮影、連写の他、
サウンドレコーダー機能、長時間露光、インターバル撮影等がついております。
また、業務用途版でちょっと違うR1Sなんてのもあるそうです

・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :問題なし
機能 :問題なし
台数 :1台

・デザイン・メカ・インターフェイス
今となってはちょっと厚ぼったいですが、
個人的にはこれが「自分の知ってるCaplio」なデザインです。
手にフィットして高級感のあるアルミ筐体と、
グリップ部を兼ねたスライドスイッチ等、
良く考えられてますね。

RICOH Caprio R1
さりげなくカッコよくないですか?
でも、初見ではどこが電源がはいるか悩みますね

RICOH Caprio R1
ちょっとブレてる。
このタイプのレンズバリア結構好きなのですが、
意外と故障が多いですよね

RICOH Caprio R1
SDカードスロットと電池室は共通、
底面でなくここにあるのが又珍しいですね。
ちょっと爪を折りそうで怖い機構です。
ちなみに、G3等のようにSDカードだけを抜き差し出来るわけではなく、
完全に蓋が跳ね上がるので電力供給が切れてしまいます

RICOH Caprio R1

RICOH Caprio R1

RICOH Caprio R1

RICOH Caprio R1
中央に三脚穴があるのはいいですね。

RICOH Caprio R1
背面。
ちょっとプロトタイプ臭がしますね。
操作性はよさそうですが、残念ながらボタンの押し心地はクリック感がないので最悪です

RICOH Caprio R1

・機能・仕様
RICOH Caprio R1

RICOH Caprio R1

RICOH Caprio R1

RICOH Caprio R1

RICOH Caprio R1

RICOH Caprio R1

RICOH Caprio R1

RICOH Caprio R1

起動は1.5秒以内と早いですね。
カタログスペック上のスピードは出ませんが、まずまず高速だと思いますよ。
挙動も非常にキビキビしておりまして、
流石、売りにしているだけあるなという快適さです。

但し、リコー特有の「動作音」に関しては相変わらず。
レンズが動くたびに高い音で「キュルルーン」と大きな音を立てます。
個人的には好きな音ですが、人によっては故障したと思ってしまうかもしれません。

また、このぐらいのズーム倍率なレンズですので、
R3以降の7.1倍ズーム機と比較してもレンズの収縮がスムーズで高速。
更に、ホコリの混入のリスクもだいぶ軽減された設計になっております。

UIは慣れれば使いやすいかなという所ですね。
特に、シーンモードのUIはご覧のとおり個性的な配置です。
左右キーでモードを変えることが可能ですが、
上ボタンを押せば通常撮影に戻るのは非常に親切設計です。
選べるのは以下のとおり
・通常撮影
・ポートレート
・スポーツ
・遠景
・夜景
・文字
・高感度

但し、問題点はシーンモードの画面から抜けるにはセットボタンを押すしか無いということ。
シャッターボタンや他のボタンを押してもウンともすんともいいません。
メニュー画面ではシャッターボタン半押しで撮影に復帰できますが、細かいところの不満として・・・

メニュー画面の配列は今も昔もそう変わりませんが、
画像サイズから露出補正、ISO感度設定、ホワイトバランスまで全部詰まっています。
しかも、よく使う露出補正やISO感度、ホワイトバランスはメニューを押して撮影設定の3列目にあるので、変えるのが非常に面倒です。
ただ、ADJボタンを押すと露出補正、ホワイトバランス、ISO感度の順に変更できるので便利です。

ISO感度はこの当時では珍しいISO800まで選択できます。
ベース感度が64からというのもなかなかマニア心をくすぐると思いません?

また、面白い機能として、
1cmスーパーマクロをフルに活かせる、
マクロモード中にADBボタンを4回押すことにより、フォーカスポイントを選択する事が可能です。

気になった点は、スリープに入ったときに解除する手段が無いこと。
スリープというかオートパワーオフなのですが、電源を切って再度電源レバーを入れても電源が入らず、
何故かその後ガチャガチャやらないと電源が入ってくれません。
個体差なのかもしれませんがw

また、多機能な割にモノクロ撮影、セピア撮影等はモードとして搭載しておりません。
ただ、モノクロ撮影はシーンモードの「文字」で代用できそうです。

光学ファインダーはあるだけマシという感じで、穴が非常に小さいです。
その割に液晶は屋外では役に立たないのがちょっと悲しいところ。

バッテリーはエネループを使用した限りはかなり持ちそうです。

AFはマクロモードではちょっと悩みますが、
それ以外は高速。
高感度撮影はちょっとキツく、
ちょっと白飛びしやすい感じではありますが、
流石に名機と言われるだけあります。
ちなみに、AFは非常に正確ですし、
ストレスなくサクサク撮影できます。

これに関しても慣れです。

・画質・撮影
●画質
マクロは言わずもがなで、
リコー特有のAWBの暴れも控えめですね。
広角レンズですのでどうしても湾曲収差はありますが、
気にならないレベルです。

1/2.5インチCCDの割にはよく解像しておりますし、
発色については最近のCXシリーズよりも好きです。
とにかく快適の一言ですので、
気になる方は買ってソンはない機種だと思います!

●作例
※作例に関しては、全て無加工でアップロードしております。
等倍画像をご覧になりたい場合は画像をクリック後、Flickrの該当画像が出てきますのでさらにクリック、
その後の画面で画面右上にあります「View all sizes」をクリックすると等倍画像が閲覧できます。

RIMG0004
え?もう咲いてるの?!
・・・と思われてしまいますが、すいません。
今回の作例は全て昨年2010年の4月に撮影したものです。
余談ですが、デジカメレビューが追いついていないですねw
1年越しのレビューです。

RIMG0009
マクロは強力で発色も自然

RIMG0020

RIMG0030

RIMG0040

RIMG0041
ちょっといじわるな条件で撮影してみる

以下は2010年8月
RIMG0001
若干周辺光量落ちが気になるか。
青空も紫色になりませんw

RIMG0002

RIMG0021
逆光

RIMG0059

その他の写真はこちらにございます。

評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
(10段階、100点満点)
デザイン :08/10:見た目・質感・安っぽさは減点
仕様 :06/10:マクロ、画素数、レンズ、液晶など
機能 :06/10:必須機能や便利、面白い機能
挙動 :08/10:起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ :07/10:主に操作性
AF・露出精度 :07/10:AFは正確か、
画質 :07/10:文字通り
輝き度 :07/10:ありきたりではなく、尖った何かがあるか
価値 :08/10:レア度、今でも買う価値はあるか等
お気に入り度 :07/10:今後も使い続けたいかなど
合計:71/100
サラネ式デジカメ採点システムテーブルa ver1.00

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