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{メ}RICOH Caplio RR211

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RICOH
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DSC_3034

RICOH Caplio RR211
2011年の10月1日付けでペンタックスとリコーはカメラ部門は新会社、
ペンタックスリコーイメージングとして再出発しましたが、
今回はその記念では全くなく、
恐らく、リコーのデジカメの中でも相当マイナーな部類に入るであろうこの機種について紹介していこうと思います。

RICOH Caplio RR211は、2003月12
月に発売された200万画素のデジタルカメラです
購入価格は525円。
発売当時の価格は20000円前後です。

この年ぐらいから既にエントリー機の低価格化が始まっている感じではありますが、
それでも実売2万円前後はメーカー製としても安いですね。
ただ、200万画素というのはいささか時代遅れになりつつありますが・・・

スペック
1/2型の192万画素CMOSセンサーを搭載。
レンズは単焦点で、49mm、F2.8のパンフォーカス。
最短撮影距離は1.2m〜、マクロモードは40〜50cmです。あれ?このスペックを見るとどうみてもトイデジです。
素子もこの当時のトイデジではよく採用されているものですし、
レンズがちょっと明るい以外は至って普通のトイデジスペックです。

なんかちょっとリコーらしくないですね。

液晶は1.5型TFT液晶。光学ファインダー搭載。
メディアはSDカード/MMC(内蔵メモリは8MB)
駆動は単3乾電池2本にフラッシュ搭載と、
単三電池が使えるという以外は敷居の低いトイデジレベルですね。

動画機能は320×240ピクセル(30万画素)/15fpsでの撮影が可能です。
AVIで記録できますが、音声は記録できません。

機能としては、
デジタルズーム、セルフタイマーの他、
Webカメラ機能やらです。

・購入時の状態
付属品:全部あり
状態 :良好
機能 :問題なし
台数 :1台

・デザイン・メカ・インターフェイス
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割りと見たことのあるデザインですが、
筐体が若干縦長な事や、オモチャみたいにコロコロしていて可愛いという感じです。
そして、カラー以外はどうもCaplioっぽくない印象も受けます。
筐体は明らかにプラスチックですが、質感はそこまで悪く無いです。

DSC_3040
Caplioでは珍しい3桁機。
しかも、RRシリーズ。
RRシリーズと言うと、MP3プレーヤー機能などマルチメディアに特化しているイメージがありますが、
この機種は録音機能が着いていないなど、大分チープな感じです。

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目を引くのがレンズ部ですね。
まず、レンズがものすごく小さい。豆粒。
豆粒レンズなのに高品質レンズなブランドが付いてる某Finepixシリーズとは違い、
こちらは完全にプラスチックレンズ。
一昔前の携帯電話のカメラ的なレンズっぽいです。

パンフォーカスなトイカメラにありがちなレンズの出っ張りも健在です。
ただ、機構は面白く、
マクロ切り替えはレンズをひねるというアナログチックな機構なのです。
同様の機構を搭載している機種でYASHICA EZ-F521なんかがありましたね。
ただ、こちらはつまみが浅いので回しづらかったりします。

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側面はそこそこ良い感じです。
USBがMiniBなのが嬉しいですね。

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上部、良い感じ。
写真だけ見ると割りと普通のコンデジっぽいです。

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底面。
特に特筆すべき点はありませんが、
電池カバーはほめられる出来です。
爪の破損はなさそう。

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しっかり作られてます。

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背面。
カーソルキーの位置がレトロチックです。
端に追いやられた光学ファインダーがいかしますが、
リコーらしさは微塵もないです。

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決定キーはカーソル内。
予想の通り誤動作が多いです。

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・機能・仕様
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起動は6秒程度とそれなりに遅いです。
動作が重たく、UIは結構酷いものです。
上記の画像通りアジアンフォントの不思議な日本語。
撮影メニューが意外と細分化してますがわかりづらいですし移動が遅い。
露出補正やホワイトバランス設定ぐらいしかいじれませんが、
アクセスするのも面倒くさいです。
この部分のUIはちょっとかっこいいですがw

MODEボタンを押すことにより写真→動画→画像プレビューの順に切り替わりますが、
その移動も極めて遅くイライラしてしまいます。

ただ、そこまでいじる項目はないので、
シャッターボタンを押すだけというだけであれば気にならないといえばそうなのです。

ちなみに、いじれるのは以下のとおり
[note]
メニュー画面
画像サイズ (4段階(2M,1.3M,0.3M))
画像品質(ファイン・ノーマル)
ホワイトバランス (オート・電球・蛍光灯・曇・晴天)
露出補正 (+-2まで)

ーーー
撮影画面
ストロボ  (オート,オフ)
セルフタイマー(オン、オフ)
デジタルズーム(4x)
[/note]
こんな感じです。
ISO感度なんかすらいじることが出来ませんが、
まぁ、困らない程度にはあります。パンフォーカス機ですしね。

言語設定については、
[note]
・日本語
・イタリアーノ
・英語
・オランダ語
・ポルトガル語
・繁體中文
・簡体中文
・フランス語
・ドイツ語
・スペイン語
[/note]
という、贅沢仕様です。
トイデジは言語が豊富な機種が多いです。

液晶に関しては意外と外でも見えます。
光学ファインダーがありますが、そちらは付いているだけというお約束機能。
ただ、不鮮明なので構図の確認ぐらいにしか役に立ちません。

シャッターを切ってから次の撮影に入るまで4〜5秒かかり、あんまりテンポよくないです。

電池の持ちは悪く無いです。

・画質・撮影
●画質
CMOSカメラ特有の、
晴天下の順光ではかなり良い感じの青空が再現できる感じです。
発色は紫が強く、多くのリコー製デジカメを継承しているといえば継承しています。
ただ、性能的にも明らかにトイデジですし、
ぐんにゃり写真も撮れれば、太陽や光の強い場所を撮影すると真っ黒の点が出来る事もおなじみです。個人的にはゆるーい写真が撮れるということでお気に入りですが、
いくら安いといえどもリコー製のコンデジとして購入した人は当時は落胆してしまいそうな感じです。

この発色が楽しめるという方にはオススメです。

●作例
[warning]※作例に関しては、表記が無い限りは全て無加工でアップロードしております。
等倍画像をご覧になりたい場合は画像をクリック後、Flickrの該当画像が出てきますのでさらにクリック、
その後の画面で画面右上にあります「View all sizes」をクリックすると等倍画像が閲覧できます。[/warning]

RIMG0028

RIMG0001

RIMG0019

RIMG0016
マクロ

RIMG0004
逆光

RIMG0011
ぐんにゃり

その他の写真はこちらにございます。

評価
[warning]勝手ながら、評価は廃止となりました。[/warning]

 

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コメント

  1. 匿名 より:

    日本が作らせてる国外製の製品って、独特の重苦しさを感じるものも有りますよね
    製造を管理する人間が、自分で不良品を混ぜて、ケチつけるらしいですよ・
    最近NETで見かける、企業の営業を妨げる「ラーメンに蝿屋さん」と同じだと思う

  2. さらもで より:

    >>匿名 様
    こんにちは、さらもでで御座います。
    重苦しさというか、独特の物がありますよね。
    一目でOEMとわかるデザインや質感がありますし、面白いです。

    その自作自演行為は酷いですね。
    しっかりと最後まで責任をもって管理して欲しいものです。

  3. 匿名 より:

    工員さん苛めて作ってるようなカメラじゃ写真が台無しですよね。日本も輸出関連企業は厳しいみたいです

  4. さらもで より:

    >>匿名様
    そうですね。
    職人の心のこもったカメラであってほしいです。
    なんというか、国際競争はいいことなのか悪いことなのか微妙なところです

  5. yohibusi より:

    ちょっと前にこの機種を高価でしたが見かけてこのレビューを思い出しました。リコーっぽくないのでちょっと調べてみると現在はFOXCONNな鴻海精密工業となっているPremier Image Technology Corp.のDC-210という機種のOEMみたいですね。他にキヤノンレンズが付いているので自社製?と思っていた東芝PDR-M700もPremier製ぽかったりと以外な事が分かりました。PDR-M700についてはラインナップ的に高倍率が無いと追い詰められて発売されたのでしょうか。当時はCAMEDIA C-三桁やDMC-FZ系などの最盛期だったようなので。
    リコーがこんなカメラを発売したのは謎ですが、昔から存在していた簡易カメラという感じだったのでしょうか?

  6. さらもで より:

    KodakのDC3800とか、
    そのあたりにもちょっと似ている筐体の機種ですよね。
    フォックスコンは今も昔もOEMに強いメーカーですので納得ですね。
    東芝は初号機から富士のOEMでしたし、
    センサーや半導体が作れても、
    全部作るよりもエンジンや得意な部品だけ作ってそういうメーカーに投げる事も多かったようですね。
    東芝の場合は多分、あんまり考えてラインナップはしていなかったように思いますね。

    リコーがこれを発売した背景は、
    yohibusi様の仰せの通り、簡易カメラというか最廉価機種として発売されたという認識で間違いないと思います。
    パンフォーカスなカメラって当時結構人気ありましたからね。

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