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{メ}RICOH R10

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RICOH
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P3056934.jpg
RICOH R10 レビュー
とある日の朝、何を思ったかT700をドナドナする支度をして出て行きました。
で、バイトが終わったらこれを持っていたワケでございます。

mixiで数日にわたって記載したモノをそのまま転載しております。CX1が出るということで、不当に安い(ポイント還元込みで19800円ぐらい)上、
CX1は確かに魅力的ですが、サンプル画像を見る限り、
余り出来がいい物ではなかった(色が飛んだり、肌色などにノイズが乗っているのを色を薄くしてごまかしているように見える)ため、
R10でいいんじゃないの?安いし。
ということで購入したワケです。

ファーストインプレッション

買ってから残ったバッテリーで夜景撮影でもしようかとメモリーカード入れて電源入れたんですよ。
そしたら、レンズが出てきて直ぐに
「バッテリを充電してください」

・・・まぁ、最初から電池切れ付近なのは当然なわけですが、
時間設定をするまもなく電池切れになる機種は初めてですw
楽しみは家に帰った後の楽しみに・・・と思いましたが、
そのレンズがで出てきた時に、銅鏡に思いっきりキズ(というか油汚れ)があることに気づきました)
よく見ると、上だけでなく側面にも・・・
流石RICOHクオリティといいますか、
まぁ、今のところ製品に特に問題が起こってないのでいいですけどね。

RIMG0009.jpg

水槽撮影はやっぱり露出補正をしないとこうなります。

やはり、というか光学7倍ズームということでレンズが暗くなりますし、
元々、リコーカメラはどうしても暗い場面は苦手ですので、室内で撮影するのは至難の業ですね。
手ぶれ補正は相変わらずきいている感じがしませんしw
それにISO800以上は使い物になりませんね。富士とCyber-shot慣れしていたのでちょっと残念。
あと、ISO400でも等倍鑑賞はちょっと厳しいかな?という感じですが、
やっぱり出てくる絵は凄いですね。
そして、まだ3分ぐらいしか使っていませんが、これは間違いなく最高に楽しめるカメラだと思います。
明日が本当に楽しみです。
注:その日の「明日」は旅行に行く日

旅行から帰宅した日
R10なのですが・・・
残念ながら、不良臭いです。

不良といっても動作不良の可能性は微妙で(といっても明らかに不良っぽい挙動もしますが)
一番問題があるのは、買った時点で既にレンズ内に大きなホコリが入っていたということ。
それが1個や2個だったら(許せないけど)しょうがないかな?
とか思ってもいいのですが、
それが5,6個はあります。
レンズの2枚目から底まで、まんべんなく。

レンズの銅鏡についてる油汚れを見る限り、
これってもしかして一回戻ってきたやつを何かの手違いで再梱包しているのではないかと疑ってしまいます。
そりゃ確かにホコリは入りますし、
バイト先でもCaplioのレンズ内のホコリ混入率は非常に高いです。
でも、ねぇ・・・

問題は、購入してから3日以上経っていること。
だって旅行に行っていたから。
これって初期不良対応してくれるのでしょうか?大いに疑問です。
だって量販店側もメーカー側も、
「そのとき入れたんでしょ? じゃあ有償ね」って言いかねない理由ですし。
これだけホコリが入っていながら写りには影響がありません。

他にも、液晶にドット抜けがあったり(これは仕方がないですけど)
ADJボタンの右が入りづらい感じもする。
そして仕様かもしれないですが、曇以上の明るさの時、EASYモードだろうがオートモードだろうが露出補正をしないと必ず大幅な露出オーバーになる。
というか画像が真っ白になる。
これは他のCaplioシリーズでは起こらなかった症状なので気になります。
ただ露出補正をいじれば普通に正常な絵がでるのでこんなもんだと思いますけどね。

※後日、修理対応となりました。

レビュー
とりあえず、800枚近く撮影した段階での評価となります。
よかった所
・液晶が大きい・綺麗
・しっくりと握りやすいデザイン
・コンデジには珍しく電子水準器
・カメラを縦にした時、液晶の表示も縦になる。
・マクロに強い
・挙動は早い
・シンプルながらにインターフェイスはきちんとしている。
・しっかりとした筐体。割ときびきびした挙動。
・空気感まででる独特な渋い発色
・他社にはない絵画のような美しい写真がとれる。
・セピア、モノクロモードにするとびっくりするぐらいいい絵がとれる。
このような機能はデジカメ単体では全く使ったことが無く、パソコンで編集するなどしてやっていたが、
このカメラに関しては本体側でやりたくなります。
セピア撮影専用カメラにしてもいいぐらいいい感じです。

悪かったところ
・悪かったというほどでもないですが、液晶が大きいため、
R8と比較すると大きさは同じなハズなのに「持ち歩くのにちょっと躊躇するような大きいカメラ」に感じる
・低感度時でも条件によってはざらつきが目立つ(上記の通り)
・電子水準器がたまにずれることがある。
どう考えても斜めなのに中央認識したり・・・
・マクロに強いけど、(ズームレンズなので仕方がないですが)レンズが暗い為室内ではなすすべ無し
・フレアが出やすい?
他のカメラよりも出やすいような印象があります。
RIMG0197.jpg

・Caplioシリーズお約束なのですが、
シャッター半押しでなく、全押しにすると液晶バックライトが消灯して適当な所にピントを合わせてシャッターが切れる。
ちゃんとAFを合わせている挙動はするのですがねw
R5みたいにパッシブAFを付ければいいのに。

・画像プレビューモードが異様に遅い
カシオ並とは言いません。
違う画像を見たいとき、画像の切り替えがイライラするぐらい遅いです。
あと、大抵の機種はプレビューモード時のオートパワーオフは、
レンズがしまわれてしばらくして。 という感じですが、
R10の場合はプレビューボタンを押した後レンズが引っ込む時間が他社のデジカメよりも遅く、
しかも、何も操作をしないとレンズが引っ込むと同時にオートパワーオフします。
プレビュー時はレンズをしまって欲しいです。

・ADJボタンが使いづらい。
マクロ、フラッシュについてはレバーをちょっとの時間倒すのですが、
倒すとたまにボタンが押されたと判断してショートカットメニューが出てきたり、
マクロとフラッシュの設定に入るまでの時間が違ったり、(接触の問題?)

それに関連して

・ショートカットメニューの挙動が独特
これは利点でもありますけどね。
例えばショートカットメニューで露出の設定をいじるとする。
で、いじった後に、その位置が保持されるので、
再度呼び出すと同じ設定から始まる。

露出設定のように多用する部分ならまだしも、
ボタンをおして露出設定をいざいじろうと思ったらWB設定をいじったり、という事も多いです。
これは人間の慣れですけどね。

・AFが若干遅い。
そして、精度があまりよくないみたいです。

・暗所に弱く、高感度撮影に弱い。
ISO800以上は今時珍しいぐらいノイズがでますし、
そもそもピントは合わずブレッブレです。当然ですが。
夜は夜ですが、だいぶ光がある夜景を撮影しようとしたのですが、
ISO400でシャッタースピードが1秒でした。
レンズが暗いので仕方がないですが、同じく高感度撮影に非常に弱いE-510は同条件の暗さのレンズで1/30は行けました。
富士のカメラに慣れた人にはこれは厳しすぎます。

・オート撮影で露出設定が大幅にオーバーになる事がある。
境界線が溶けることもしばしば・・・

サンプル写真

せっかくなので大阪の写真を少しづつ公開していきます。
改めてみたらろくな写真がありませんでしたがw

とりあえず、今回の作例は全てR10。
全て無加工(リサイズのみ)です。

RIMG0049_2.jpg

RIMG0109.jpg

RIMG0215.jpg

独特の空気感がある良いカメラだと思いますし、
特にセピアで撮影するとよさげに感じます。

ただ、ISO感度低めでも暗い部分を撮るとノイズが出てきますね。
フィルムの質感を忠実に出そうとしているカメラなので、そういうものなのだとは思いますけど。

でも発色は非常に好きな感じ。

その他の写真はこちらにございます。

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コメント

  1. 無名 より:

    某中古店にて安いみたいなので狙っていますw
    リコーカメラは何というか中々値下がりして1万前後での叩き売り的なのを見たことが無いためかほかのメーカーと別に感じてしまいます。
    というより知名度がほかのメーカーに比べてものすごく低いみたいなので他メーカーと違うことは変わりありませんが。

    リコーといえばRDC-5000をいじったことがありますがなんというかいろいろ写すまで面倒ですが画像は発色がやたらコッテリだったかと。

    でもこの記事を拝見すると物欲に静止がかかるような…
    物欲の魔の手を後押しできるような特徴や機能はあったりしますか?

  2. さらもで より:

    R10は当時のレビューではボロクソかいておりますが、
    後々になると、なかなか名機だと思いますね。
    気に入っていたからこそ、ここまで書いていたわけですしw

    リコーは根強い人気がありますからね。
    ジャンクだと手を出しづらい部類ですし、
    購入前に動作確認はした方がいいとは思いますが、
    R8以降ですとまず、大丈夫だと思います。
    RDC-5000の世代から言うと、
    CaprioRシリーズ以降の、この系統の機種はだいぶいい感じですよ。
    レスポンスも速いですし。
    発色に関しては、すごくいいですね。

    特徴はやはり強力なマクロ機能。
    そして、高感度にはたしかに弱いですが、
    フィルムの質感を意識した絵作りなので、
    ノイズの出方もフィルムっぽくていいんですよね。
    リコー機は、触ってみないと良さがわからないと思います。

  3. 無名 より:

    結局買ってしまった… 2900円でした。
    http://s-up.info/view/201201/146787.jpg
    まずモニターがものすごく赤っぽくて最初は焦りましたが事前調査の時にモニター色味調整ファイルが公開されていることを思い出し、アップグレードしたところ普通に綺麗なモニターになりました。
    季節的にマクロを試せるのがその辺りに生えてるくっつき虫(小栴檀草)しかありませんでしたが、背景のボケ具合など他のコンデジとは全くちが写りで驚きました。
    http://s-up.info/view/201201/146788.jpg
    画像のとおり腕は未熟なので勉強させてもらおうと思える品だと思います。(偉そうにすみません…)

    その逆で高感度のノイズ、暗所の弱さにもビックリしました。これは年代的に仕方ないですが
    GR Digital?をもとは狙っていたのですがものすごい速さで売れてしまったみたいです。

    でも翌日キタムラでジャンクIXY 400Fが500円だったので買ってしまうというw
    このシリーズは初期R系統→Caplio R→RICOH Rシリーズ→RICHO CXという認識で大丈夫ですか?

  4. さらもで より:

    R10、懐かしいです。
    リコー機はかなり早い段階から液晶のクオリティが高かったのが印象的です。
    しかし、ペンタックス側はそうでもないので、
    Q7は残念なことこの上ないです。
    リコー機の最大の特徴は1cmマクロですし、
    R10の新機能というか、革命的な機能である電子水準器も搭載しているので、
    その手の撮影はかなり強いですね。
    写真の面白さを味わうには十分な機種だと思いますので、
    どうぞ末永くお使いください。

    リコーブランドの機種は、
    現在に至ってもあんまり高感度は強くないですね。
    質感・ディティール重視というには聞こえがいいですが、
    もう少しレンズが明るいと使い勝手は良くなると思いますね。
    GRは人気がありますからねw

    ジャンクとはいえ、安いと思います。
    そういう認識ですが、
    大元をたどればフィルムカメラのR1が発祥でございます。

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