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{メ}Nikon/COOLPIX SQ

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Nikon
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P8065841
デジカメレビュー
ニコン

COOLPIX SQ

ニコンがかなり力を入れて開発し、
満を持して発売したものの、
ダダ滑りしたというイメージのある機種です。


P8065841

デジカメ黎明期にはスイバルデザインと呼ばれる、
レンズが回転するタイプのカメラが多く登場しましたが、
デジタルカメラが一般に浸透するとそのようなモデルも消えていきました。

そんな中彗星のごとく登場したのがこの、SQだったのでございます。

Nikon COOLPIX SQ は、
2003年06月に発売された300万画素のデジタルカメラです。
当時の販売価格は5万5千円前後です。
購入価格は0円(いただきもの)です。
クールピクスがクーピーってまだ呼ばれていた頃の機種でございます。

スペック

■センサー・仕様
センサーサイズ/センサー 1/2.7型CCDセンサー
画素数 310万画素
映像エンジン 記載なし
液晶 1.5インチ/低温ポリシリコンTFT液晶搭載(11.7万画素)
オートフォーカス コントラスト検出方式
ISO感度 70
■レンズ性能
焦点距離(35mm換算) 37-101mm
F値 F2.7-4.8
ズーム倍率 3倍ズームレンズ
レンズブランド ZOOM NIKKOR LENS
最短撮影距離 4cm
手ぶれ補正 なし
■基本仕様
仕様メディア CFカード()TypeI)
使用電源 リチウムイオン充電池(EN-EL2)
動画撮影機能 320×240/15fps
記録形式 Quick Time
音声記録
録画時間 40秒
スペックは廉価機っぽい普通な感じです。
ISO感度は低いですが

・デザイン・メカ・インターフェイス

P8065841

デザインに終始するモデルだと思います。
高級感のあるデザインに、
この角度では到底カメラとは思えないサイズ。
実はこの寸法、当時一世を風靡したゲームボーイアドバンスSPとほぼ同じということで、
なかなか小さいサイズでございます。
現在ならもっと薄く作れたということではなく、
レンズ自体が回転するスイバルデザインは厚ぼったいものが多かったわけで、
それがこのサイズで収まるというのはなかなかでございます。

多くのスイバル機がそうであったように、
レンズ保護はキャップにて行いますが、
経年劣化でキャップがとまりづらくなっています。

スイバル機構事態は非常に使い心地がよく、
無駄に動かしてしまうところではございますが、
本体を小さく作りすぎてしまった弊害か、
ただでさえ持ちづらい筐体はさらに持ちづらくなっています。
撮影はなかなか大変です。
そして、ボタン配置も悪くはないけどもう少しという感じがします。

液晶が小さいというところは仕様上も世代上も仕方がないところだと思います。

でも、今の時代絶対に作られない規格でありますので、
かなり斬新です。

P8065842 P8065843 P8065844? P8065846 P8065847
横から見るとカメラとは思えません
P8065848 P8065849 P8065850 P8065851
端子は少なめ
P8065852 P8065853 P8065854
電池はここに入ります。
CFカードも
P8065855 P8065856 P8065857 P8065858 P8065859
日本製
P8065860 P8065861 P8065862
電源はシャッターボタン周りのレバーでございます。
一眼レフっぽいです。
P8065863 P8065864 P8065865

・機能・仕様

起動は割りとゆっくりで、
3〜4秒といったところでしょうか。
起動したところで割りともっさりなところは変わらず、
当時のデジカメという水準であってもややもっさりしている感じはします。

UIも当時のクールピクスなので、
あまりいいとは言えないのが残念でございます。
何かにつけてメニューから探っていかなければならず、
どちらかというと廉価機という意味合いが強いのかもしれません。
でも、いうほど悪く無いですね。

ただ、どことなくサイバーな感じも相まって、
動かすのは楽しいです。

電池の持ちはこんなもんかな。という感じですし、
液晶は小さいですが、
スイバル機構が液晶にかぶる位置まで来ると自動的に液晶画面が縮小されたりと、
色々と考えられてる設計でございます。

起動時に若干テレ側から始まるのはスイバル機構の伝統ですね。

あとは、シャッターボタンのストロークが若干深かったり、
なんとなくニコンの一眼レフカメラの中上位機種を彷彿とさせる部分がありますね。P8065866 P8065867 P8065868 P8065869 P8065870 P8065871 P8065872 P8065873 P8065874 P8065875 P8065876 P8065877 P8065878 P8065879 P8065880 P8065881 P8065882 P8065883 P8065884 P8065885 P8065886 P8065887 P8065888 P8065889 P8065890 P8065891 P8065892 P8065893 P8065894 P8065895 P8065896


・画質・撮影
●AF・画質
AFはそんなに早くはないですが、
こんなもんだと思います。画質については若干ザラザラするところはありますが、
コントラストが高く、発色も濃い目な感じです。
ちょっと普通のニコンのカラーからは外れているような感じで面白いです。
しっかりはっきり映るので面白く、
そして、スイバル機構であるため、
柔軟な構図で撮影できる点がいいですね。
マクロ撮影もなかなか強くていいです。

レンズ性能も悪くなく、
上記の通り発色の個性もあるので、
現在つかってもなかなか楽しいカメラでございます。

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コメント

  1. yohibusi より:

    やはり画質はザラザラですね。
    このカメラは謎の自社製なのですが使い勝手が伴っていなかったのは開発段階が関係しているのでしょうか。
    製造元といえばリコーの現場カメラがいつのまにかザクティになっていたのは意外でした。

  2. さらもで より:

    確かに、今の水準から見るとザラザラですが、
    嫌なノイズではないので、ちょっと前のリコーよろしく、
    ノイズをあえて残して立体感を出すという設計思想なのだと思います。
    まだコンデジはISO感度をあまりあげられない時代ですし・・・
    リコーのGシリーズは基本的にCXシリーズがベースですが、
    CXシリーズが生産完了となっている今は工場を移転してる可能性は無きにしもあらずですね。
    ペンタックス方面は種類が減った上にUIもOEM丸出しなものが出てきたりしてますがw

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