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{メ}Nikon/Nikon 1 J5/Nikon 1マウント

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Nikon
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デジカメレビュー
ニコン

Nikon 1 J5 

一生買うことは無いと思っていたNikon1でございますが、
急に、愛おしくなって買ってしまいました。
モデル末期と言っても差し支えがない状況ですが、
果たして、どんなカメラなのでしょうか。


デジタルカメラを取り巻く環境は年々と厳しくなっておりますが、
ミラーレス一眼は大型センサーが優勢となる見通しでございます。
ということで、小型センサーのライバルであったPENTAX Qは事実上終息し、
こちら、Nikon1もJ5を残してフェードアウト。
現在、レンズも、J5の一部キットも生産終了し、
結構、悲しい状況になっております。

ただ、センサーサイズが大きいからいいというわけではなく、
小型センサーも小型センサーなりの良いところがあるのです。
小型軽量なところとか。

 

Nikon 1 J5 は、
2015年04月に発売された2000万画素のミラーレス一眼カメラです。
家電量販店での購入金額は54,800円前後でございます。
(ダブルレンズキットの場合)

正直、レンズが2つ付いてこの価格なら破格だと思いますが、
1インチセンサーという所にどれだけの価値を見出せるかが勝負だと思います。

なお、
エントリークラスでございます。


スペック

■センサー・仕様
マウント Nikon 1マウント
センサーサイズ/センサー CXフォーマット(1インチセンサー)
(13.2×8.8mm)
CMOSセンサー
ローパスフィルターレス
画素数 有効画素数2081万画素
映像エンジン EXPEED 5A
液晶 3インチTFT液晶搭載(チルト液晶)
104万ドット/タッチパネル液晶
ファインダー 無し
オートフォーカス 像面位相差/コントラスト検出ハイブリッド

171点(中央部105点は像面位相差)

ISO感度 160-12800
シャッタースピード 1/16000〜30秒/バルブ
連写性能 60コマ/秒
手ぶれ補正 x
Wi-Fi
■基本仕様
仕様メディア MicroSD/MicroSDHC/MicroSDXC
使用電源 専用充電池
(EN-EL24)
動画撮影機能 3540×2160(15p)
記録形式 MOV
音声記録
録画時間 17分
防滴 x
防塵 x
AFと連写まわりがバケモノというのがこのシステムの特徴でございます。
MicroSDというのが結構悲しい状況ではありますが、
致し方ない理由があるのでしょう。

・デザイン・メカ・インターフェイス

非常にコンパクトでございます。
造りはなかなか良く、
高級感をしっかりと感じるボディでありますが、
軽くていいですね。
操作系はコンデジライクでございまして、
物理ボタンは少なめ。
大方の操作はタッチパネルに頼る形でございまして、
他社のミラーレス一眼のエントリー機とおおかた同じような設計思想でございます。
が、ちゃんと操作ダイヤルは付いている辺り、
こだわりを感じます。

意外と握りやすく、
完成度が高いボディではありますが、
マウント回りはあまり感心しません。
設計上、非常に浅く、
それ故に着脱する際マウントを壊しそうで怖いです。
慣れが必要という感じですね。

正直、
非常に小さいです。

一応、
ファンクションキーも付いております。 

レンズ付けるといかに本体が小さいかわかります。
ビバ1インチセンサー。 

レンズの着脱スイッチの場所、
ほのかにしづらいです。

Wi-Fi

そうそう。
三角環は8mmでございますので、
一眼レフ用のストラップは通りません。

底面。
製造は両方共閉鎖されてしまった中国工場。

筐体の割に意外と電力は大食いですね。 

電池室。
MicroSDであることもさることながら、
バッテリーも小さいです。

意外と洗練されている上部。
電源レバーは、
正直、壊れやすそうな感じです。

このあたりはコンデジライクですね。

意外な所にJ5のロゴ。 

液晶は自分撮り出来るだけでなく、
結構トリッキーな動き方をします。 


・機能・仕様

起動は早く、
レスポンスは非常に良好でございます。
当然シャッター音を消すことも出来ますし、
連射性能と、AF性能を含め、
非常に快適なカメラでございます。

ただ、詰めが甘いと個人的に思う部分もあり、
まず、撮影確認画面をONにしておくと、
撮影するモードにかかわらず2秒ほど操作を受け付けなくなったり、
せっかくの高速連写もバッファの問題か、それともMicroSDの問題か、
すぐに息切れしてしまうなど、
使っていて残念な場所も無きにしもあらずです。
なお、撮影確認画面を表示しないと非常に快適でございますが、
残念ながらシャッター音をOFFにすると、
いつ撮影されたのか分からない状況になります。
ただ、その状態がこのカメラにとって一番快適な感じでございますが、
AFが合わないと撮影が出来ないので、撮ったつもりが撮れてないなんて事も。

操作はタッチパネルで主に行いますので、
そのあたりは今風なのですが、
絞り優先にした場合、
絞り優先も、露出補正も、
1つのダイヤルで操作することになります。
ただ、どちらが動く状態か、
はたまた、どちらも設定していない状態かがわかりづらく、
ダイヤルを操作しても何も変わらないなんてときもあります。
そして、肩に付いているダイヤルよりも、
ボタン周りのダイヤルで操作したほうが手っ取り早いUIですね。

こんな状態でございますので、
正直、何も考えずプログラムオートで撮影するという使い方のほうが楽しいです。

エントリークラス故、
シャッタースピードの下限が設定できないばかりか、
ISOオートが使えるものの、
範囲が、ISO800までの上はなぜかISO3200だったりと、
1インチセンサーのポテンシャルを活かしきれてない仕様というような気がしますね。

エフェクトも面白いのですが、
設定が1ステップで行かないなど、
細かい不満点はありますが、
液晶はそこそこ綺麗ですし、
快速操作なので、我慢できます。

ただ、バッテリーの持ちは非常に悪いです。

 


・画質・撮影
●AF周り・画質
AFは爆速でございますね。
正直、全く不満はありませんが、
近接撮影の場合はまれに外すことがあるという感じでしょうか。画質に関しても、
正直、1インチセンサーだから。
と舐めていると、いい意味で裏切られます。
勿論レンズ次第でもありますが、
ローパスレスのおかげもあり、
結構シャッキリと解像しますし、
色乗りも非常にいいです。
高感度に関しては確かに、強くはないですね。
ISO800ではそれなりにノイズがでますが、
いいノイズの出方でございますので、
モノクロフィルムのような、
ちょっと粒子がある感じの立体感の出る気にならないノイズでございます。世間ではセンサーサイズ至上主義が優勢になりつつありますが、
1インチセンサーは思った以上にいいですね。
未来が途絶えたQ7の代わりにと手を出してみたものの、
前者も入っている後者なカメラでかなり気に入ってしまいました。
PENTAX Qの良さを持ちつつも、
最初から最後までずーっと改善されなかった、
AF精度とレスポンス、液晶の画質の良さを軽々とクリアしてくる感じ。
あえてのJ5ですので、
操作や仕様に不満点はありますが、
手当たり次第なんでも撮りたくなるこの感じはいい刺激になります。
もっと早く出会っていればよかったというのと共に、
売り方を間違えなければもっと評価されたシリーズなのになーと残念に思います。
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1 NIKKOR 18.5mm f/1.8
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1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6
 
1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6
 
1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6
 
1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

執筆日:2017/12/07
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コメント

  1. yohibusi より:

    ニコワンいつか買おうと持っていたのですが、知らぬ間に終わってしまっていたような感じになってました。
    旅行では数万円程使ってしまうのに同じ額程のカメラの買うとなると渋るのは私がケチなだけなのでしょう金…

  2. さらもで より:

    ニコワンはちょっとかわいそうな規格でしたね。
    正直、J1の時点で前途多難な予想はしてましたけどね。
    まぁ、価値観がありますからね。
    自分は多少無理しても買います。
    買えば買った瞬間から使用できますからね。

  3. yohibusi より:

    確か初代キットのPZで無償修理案件をやらかしてましたっけ?
    似たようなPENTAX Qが消えたのは社内事情が割と要因と思ってましたが需要もなかったのですね。

    月に少ない休みを叩いて何回も県外旅行に行くという暴挙状態なので出費がまずいので節約しなければです。

  4. さらもで より:

    ありましたね。
    正直、造りと設計はお世辞にもいいとはいえませんね。
    J5に至っても、電源レバーの弱さとか色々ありますし。
    正直、QもJシリーズも、
    エントリーモデルは下手なコンデジよりも全然売れておりましたが、
    センサーサイズ至上主義もあり、
    価格の下落によって採算が合わなくなったのもありますが、
    Qの場合は単純に1/1.7インチセンサーの調達が困難になった説が自分の中で浮上しております。
    まぁ、お金はあるうちに使ったほうがいいとは思います。
    自分はそんな感じなのでお金が全くたまりません

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