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{メ}N/B/SLR CAMERA HD VIDEOCAM

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デジカメレビュー
ノーブランド

SLR CAMERA HD VIDEOCAM

中国通販で購入した謎のデジタルカメラ。
OEM元みたいなデザインではございまして、
素性がさっぱりわかりませんが、
さて、どういうカメラなのでしょうか。

 


中国通販は面白いですね。
とんでもない価格で販売されている商品、
届いたがっかり感。
そして、届かないことすらある。
時たま安くなったときにまとめてかったりしております。

SLR CAMERA HD VIDEOCAMは、

詳細不明な自称、1600万画素のカメラです。

購入価格は2437円でございます。

自称という事でございまして、
当然、そんなことはないはずなのでございます。
中国通販自体、結構スペックを盛っておりまして、
それもまた楽しくあります。
こちらの商品も・・・
ワイドズームニッコールが入っております。
うそつけ。
なお、商品名。
当然SLRカメラではございません。
一眼レフカメラのはずがないのですから。
しかし、商品名がこれなのでございますね。
箱にはFull HD 720Pとありますが、
そもそも720Pはフルハイビジョンではないですしね。
箱がボコボコなのは中国通販ではよくあること。 
インフラレッドレンズと書かれておりますが、
これも嘘でしょう。
 
スペックはこんな感じ。
16Mと書いてある割には、
写真のサイズは12Mまでしかかかれておりません。 
乱雑に入っております。 

スペック

■センサー・仕様/TCP1.01
センサーサイズ/センサー CMOSセンサー
画素数 1600万画素(自称)
映像エンジン
液晶 2.4インチTFT液晶
320×240
オートフォーカス x
ISO感度 不明
■レンズ性能
焦点距離(35mm換算) 不明(9.88mm)
F値 F5
ズーム倍率 単焦点
レンズブランド VIDEO ZOOM
最短撮影距離 不明
手ぶれ補正 x
■基本仕様
仕様メディア SDHCメモリーカード(32GBまで対応)
使用電源 単3乾電池4本
動画撮影機能
動画記録形式 AVI
動画最大解像度 1920x1080(自称)
音声記録
録画時間 調査中

自称で書かれているところの信憑性は怪しく、
そして、スペックもよくわからないことが多いです。
TFT液晶なのかすら怪しいですからね。
スペックが本当であればそこそこ高性能ではございますが、
筐体のでかさのわりに、大したことはなさそうです。

 


・デザイン・メカ・インターフェイス

でかいといえばでかいですが、
それ以上に、ものすごく軽いです。
重量は電池含まず178g。
見た目以上にスッカスカで有ることがわかります。
ということで、プラスチックもペラペラであり、
まさにおもちゃでございます。
当然、レンズは結構望遠な感じに見えますが、
光学系が入っているわけではなく、
ハリボテで有ることが容易にわかります。

一眼レフスタイル。
特に、キヤノンのボディっぽく作ってありますので、
握ったときにグリップとレンズ部の幅が狭いのも特徴。
人によっては握りやすいとも言えます。
シャッターボタンを含む全てのボタンの押し心地は同じ感触でございまして、
硬く、カチカチという安っぽい感触。
シャッターボタンの位置は絶妙に見えて、握ったときに指にかからない場所にあるのと、
小さく硬いゆえに押しづらいですね。

工作精度はお話しにならないレベルでございまして、
ポップアップストロボはボタンで跳ね上がる先進的なスタイルなのはいいですが、
ボタンの接触が悪く、最初はなかなか開かないのと、
電池室の開閉レバーは実はギミックで、力づくでこじ開けなければ開かないです。
更に、筐体が歪んでいて隙間ができていたりしておりますが、
安いものなので仕方がないと思います。
あとは、
ネタで買うのに値するか否かというところでございますが、
それについては後述。
一つ言えることは、近年稀に見るクソカメラでございます。

OEM元のカメラでございますので、
ペンタ部に様々なメーカー名が書かれると思いますね。
国内メーカーだと使われないとはおもいますが。
デジタルズームレンズ。
しょぼそうな光学系。
レンズキャップがついておりますが、
特にフィルターの溝は切っておりません。

F5.0ではなく、
Aperture 5.0との表記は珍しい。 

16.0 Mega pixel 

そして、
デジタルズームの16倍という表記。
審議は不明です。

MiniB端子とアナログのビデオ端子がついていることから、
そんなに新しい設計ではなさそうです。 

力づくで開けましたが、
この爪の小ささ的に3~4回使うと折れそうです。 

背面。
当然ファインダーが付いておりません。

ポップアップストロボ。
ストロボっぽく見えますが、
実はLEDでございます。

継ぎ目に隙間があります。


・機能・仕様

内部のソフトウェアはトイデジカメで割と見るタイプでございまして、
起動音・終了音がサイバーショットなのが特徴です。
起動はあまり早くないですが、
シャッタータイムラグは意外と早く、
その点だけは評価できるカメラだと思いました。
その時は。

UIの操作性は最悪のレベルでございまして、
起動すると露出補正が-2・日付スタンプあり・言語設定が英語の状態になります。
毎回設定しても、電源を切るとその設定に戻ります。
操作性がいいならまだいいものの、
レスポンスが遅いのと、
カーソルキーに割り当てられたボタン設定が劣悪であり、
戻すのが非常にしんどいです。

なお、カーソルキーは、
上ボタンで画素数変更。
右ボタンでプレビュー
左ボタンはメニュー。
下ボタンは露出補正でございまして、
設定値をカーソルキーで変更するのではなく、
そのボタンを押しながら設定するような感じでございます。

露出補正や画素数はメニューから設定できるものの、
その場合もカーソルキーでの操作ではなく、
1つのボタンだけで変更している仕様です。

バッテリーの持ちは本数が多いだけに悪くはないですが、
液晶はさっぱり見えません。

この手のカメラで珍しいのは、
ほぼ撮影に関する設定項目がないこと。
画素数・露出補正・連射などは選択できますが、
カラー・モノクロ設定がないどころか、
ホワイトバランスもISO感度も、
なんにも設定ができません。
なかなかスパルタンな仕様ですね。

◆画質

撮影しているときにうすうす感じてはいましたが、
ソフトウェアの作り込みがあまいどころの話ではなく、
お話にならないレベルでございます。
まず、露出補正が-2からスタートするものの、
露出補正が全く反映されない仕様のようです。
そして、16Mで撮影をしていても、
何故か撮れるのは320×240と、
10万画素に満たない写真が量産されておりました。
中には1280×960で撮れることもありましたが、
あやまって画素数のボタンをいじったときに設定が変わったようでして、
画素数を下げたはずが逆に上がるという、逆転現象が起こっております。
画像は全体的に緑被りをしており、
その辺りだけはトイデジカメの体裁を保っておりますが、
比較的高画素?な写真であっても、
既に改造感が皆無な画像でございますので、
30万画素ぐらいのカメラのようでございます。

動画に関しても同様でございまして、
ループレコーディングなんてハイテクな機能がついているらしい割には、
写真と同様でございます。
外箱には720Pという記載があるものの、
上記写真にもありますが、
1080Pの表示があり、
撮影すると1920×960 30Pで撮影されておりました。
1080Pでも720Pでもなく、
数値上なら960Pであり、なんにも合っておりません。
撮れる動画に関しては、
トイデジといった感じでございまして、
一応30フレームではございますが、
カックカクでございます。

まぁ、撮っている時はそれなりに楽しかったですね。


執筆日:2018/11/26
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コメント

  1. おざっち より:

    充電する方法ってありますか?買ったばっかでなんか充電ができないのですが。

  2. さらもで より:

    こんにちは、sara-netを運営しておりますさらもでと申します。

    この筐体を使用したバリエーションがあるのかもしれませんが、
    当記事で紹介しております機種は充電式ではなく、
    単三乾電池を4本使用する機種でございます。
    アリエクスプレス等で購入した物ですと輸送の都合上電池が付属しておりませんので、
    別途必要になります。
    底面に電池蓋が非常に硬いのでちょっと開けづらいかと思いますが、
    お試しいただければ幸いです。

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