
▶飲食レビュー





■お味について
パッケージを開けた感じではそこまで強い香りがするわけではないですね。
まずは調味料を何もつけずにそのままの状態でいただいてみましょう。
いや、これは……めちゃくちゃ柔らかいです!
そして今まで自分が食べてきたしらすとは完全に段違いに旨いです。
パックを持って帰る時になんだか少し水っぽいかな?と感じていたのですがお皿に出してみると納得しました。
水っぽいのではなくて圧倒的にみずみずしいんですよ。
まだしらす自体から新鮮な水分を含んでいる状態の信じられないほどフレッシュな潤いのある味がします。
何より魚本来の味がもの凄くしっかりしています。
程よい絶妙な強い塩気もあるのですがそれ以上にしらすの純粋な旨味がとにかく濃いです。
いわゆる青魚のような嫌な魚臭さは一切なくて小さな身の1つひとつにイワシの稚魚としてのピュアな美味しさが凝縮されています。
これまではしらすをお醤油の味をメインにして醤油味の食べ物として食べていたような感覚すら覚えるほどこのしらすは素材自体の味が圧倒的に自立していますね。
身質が信じられないくらいしっかりしているので口に含んだ瞬間はふわっと驚くほど柔らかいのにいざ噛み締めようとすると口の中でしらすの1匹1匹がしっかりと独立した個体として認識できるくらい身に心地よいハリと強さがあるんです。
このしっかりとした身質のおかげでほかほかのご飯と一緒に食べてもお米の存在感にしらすの味が全く負けません。
むしろ魚の旨味が完全に白米の味に勝っています。
そしてご飯の上に乗せた瞬間の香りがまた素晴らしいです。
炊きたてのご飯の熱がしらすに伝わることで一瞬だけふわっと磯の魚らしい香りが立ち上るのですがそれが嫌味どころかとてつもなく食欲をそそる最高のスパイスに化けるんですよね。
これだけで香りがすごく良い。
本当におかずとしてのポテンシャルが高すぎてご飯が何杯でもおかわりできちゃいそうです。
これは完全に私の中のしらすの概念が180度変わりました。
よく観光地で行列に並んで食べる高級な生しらす丼や釜揚げしらす丼がありますけれど
正直あの味をはるかに凌駕する旨味がこの普段使いのパックに詰まっています。
これはもう立派なご馳走ですね。
こんなに身近で美味いものが手に入るなんて目から鱗が落ちるような衝撃です。
お醤油をほんの少しだけかけると旨味がさらに倍増してあっという間に完食してしまいます。
最高の酒の肴にもなるとは思いますがお酒で流し込んでしまうのがもったいないくらいとにかく白米との相性が抜群です。
このクオリティがこの良心的な価格で手に入るなら大満足どころの話ではありません。
ただこれだけみずみずしくて潤いがあるということはそれだけ傷みが早いということの裏返しでもあります。
買ってから冷蔵庫に大事に何日も眠らせておくのは全く意味がないですしこの最高の美味しさは持たないと思いますそれくらい繊細で一瞬の新鮮な輝きを閉じ込めた極上の釜揚げしらすでした。
大変美味しかったです。



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