NHJ Mach Power F21
9月は更新が無いんじゃないかと自分で焦ってましたが、
お陰様で間に合いました。
今回はデジカメレビューですが、
やっぱり、今年に入ってからトイデジ絡みが多いですね。
しかも久しぶりのMach Powerシリーズなのです。
果たして、どんな機種なのでしょうか?
月に発売された310万画素のデジタルカメラです
購入価格は450円。
発売当時の価格は9990円前後です。
[tip]Mach Powerとは
NHJブランドの1ブランドで、
位置づけとしてはD-zignシリーズのちょっと下という、
ちょっと位置づけがよく分からないブランドです。
[/tip]
トイデジカメというジャンルにしても、
2005年の機種で10000円を切るのは中々破格です。
実はこの機種、あの通販大手「ニッセン」の独占販売という形でちょっと話題になったかどうかはわかりませんが、
中々面白い経歴を持っている機種なのです。
当時のプレスにはカラーバリエーションがあり、今回紹介する個体とは違い、
MachPowerのロゴが入っていないのですが、
その後店頭に並んだのでしょうか、ちょっと気になるところですよね。
レンズは単焦点で、45mm、F3のパンフォーカス。
最短撮影距離は1.3m、マクロモードは20cmです。
安心のトイデジスペックです。
マクロ機能がついているのはちょっと嬉しいですね。
あと、なんちゃって300万画素ではなく、リアル300万画素なのが嬉しい。
といっても、これ、なんちゃって500万画素モードがついてるんだけどね。液晶は1.4型TFT液晶。
メディアはSDカード(内蔵メモリは8MB)
駆動は単四乾電池2本にフラッシュ搭載と、
ここも普通スペックですね。
光学ファインダーが非搭載なのでちょっと使いづらいですが、
まぁ仕方が無いですよね。動画機能は320×240ピクセル(30万画素)での撮影が可能です。
音声付きでAVIで記録できます。
機能としては、
デジタルズーム、セルフタイマーの他、
フレーム合成やらです。
・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :良好
機能 :問題なし
台数 :1台
・デザイン・メカ・インターフェイス
凄くどこかで見たことのあるデザインです。
先日紹介したAIPTEK slim3200
ともちょっと似ているような気がしますね。
トイデジではよくあるタイプの奥行きがあるけど小さく見えるスタイル。
デザイン的には「ダサカワイイ」という部類でしょうか?
個人的には結構好きです。
こう小さいので両手で持つことは想定されておらず、全て片手で操作できるような設計です。
意外と人間工学に基づいた設計なのが面白い。
ただ、このサイズだから仕方が無いですが、光学ファインダーがついていないのが頼りなかったり、
筐体が無茶苦茶軽かったり。
そして、なんといっても不安をかきたてる要素として、
メーカー名と型番がどこにも書いてない
なんというか、潔いです。
MachPowerと書いていなければ本当にノーブランドになりますね。
こんなつぶらなレンズですが、
なんとレンズバリアーが付いているんです。
この芸の細かさはなかなか。
まぁ、レバー式なんですけどね。
側面。
接続はUSB MiniB端子なわけですが、
この穴の大きさから筐体の小ささがお分かりいただけると思います。
USB1.1対応とのこと。マスストレージでいけるのかとか、PCカメラとして使えるのかとかは当然検証してません。
レバーは上記のとおり、OFFの時はレンズバリアーが閉まります。
電源とは連想しませんが、OFFにすると自動的に電源が切れるという親切設計です。
トイデジではよくあることですが、切り替えレバーの絵ってまちまちですよね。
マクロは統一されてても山とか人とか・・・
こういう道路標識ありましたよね。
話がそれましたが、
レバーが小さいので切り替えは非常にシビアです。
マクロON/OFFだけならよかったのですが、よりによって一番使う所が真ん中なので合わせるのが意外とたいへんだったりします。
反対側が電池カバー。
オシャレにSDロゴが付いてますね。
写真の通り、キッチリ閉めるのは意外と大変です。
素材が柔らかいのですぐに爪が折れそうとか無駄な心配をしてしまいます。
金具に電極が書いてあるタイプで、
入れる時にシミュレートしないと電池を逆にいれてしまいます。
上部
一時期のCyber-shotや京セラのFinecamシリーズっぽいライン取り。
底面はシリアル番号のみという潔さ。
そういえば製造国名すら書いてないですね。
起動は6秒程度とそれなりに遅いです。
動作も重たく、使っててちょっとイライラしてくるような仕様です。
それに加え、UIも非常に使いづらいという。
カーソルキーがちゃんとついているので、思った所に動かすことは可能なのですが、
そもそもメニューを呼び出すまでに5秒、
次の項目に行くまで押してから1秒ぐらいかかったり、
決定が項目によってOKだったり右キーだったりとバラバラだったり、
OKボタンが撮影時のメニューで、システムメニューを呼び出すのはMODEボタン数回押しと、
思うように動かすのに時間がかかります。
更に、使いやすい項目がすぐに出てこないメニュー体系が余計不満ですね。
押すだけカメラとして使うには全然問題はないですがw
メニューに関しての不満点は多々あり、
まずは日本語が不自然な箇所があること。
これは仕方がないことですけどねw
次に、これは上記のこととかぶるのですが、
フレーム合成機能を呼び出すと、フレームのサムネイルが出てくるわけですが、
それが全部出るまでに20秒ぐらい待たされるというゆったりさ。
そして、致命的な欠点ですが、
日付設定が反映されません
何回入力しても、決定ボタンを押した瞬間に2001年1月1日0時00分に戻ります。
プログラムのバグなのか、それとも盛大なフリなのか。
それでいて、電池を入れている間はずっと時間が動くのが腹が立ちますw
ちなみに、いじれるのは以下のとおり
[note]
メニュー画面
画像サイズ (4段階(5M,3M,2M,1M))
画像品質(スーパーファイン・ファイン・ノーマル)
撮影効果(白黒・普通・セピア色)
ホワイトバランス (オート・晴れ・曇・蛍光灯・電球・夕陽。マニュアル)
露出補正 (+-2まで)
フレーム
ーーー
撮影画面
ストロボ (オート、赤目補正、オフ)
セルフタイマー(オン、オフ)
デジタルズーム(4x)
[/note]
こんな感じですね。
ホワイトバランスをマニュアルで選べるというのはなかなか面白いです。
使おうとは思わないけど・・・
注意点としては、
ストロボは電源を切ったりメニュー画面を出したりすると設定がリセットされます。
つまり、オート発光に戻ります。
また、通常ならマクロ機能時はストロボが強制的にOFFになるのが通例ですが、
この機種に至ってはお構いなしです。
ただ、光量不足警告が出るのでその点は親切だと思います。
そして、これだけいじれるのにISO感度はオート固定という謎仕様も見逃せません。
言語設定については、
[note]
・日本語
・英語
・繁體中文
・簡体中文
・イタリアーノ
・ポルトガル語
・ドイツ語
・フランス語
[/note]
という、贅沢仕様です。
こちらは日付設定とは違ってしっかり反映されます。
液晶に関しては意外と外でも見えます。
流石光学ファインダーがついていないだけありますね。
ただ、液晶が小さいのでピント確認はできません。
プレビューに関しても時間がかかりすぎるのでちょっと難しいですね。
ただ、記録時間は早いのでその点は高評価です。
電池に関してはトイデジカメ共通事項として、
あんまり当てになりません。
満充電でも警告でますしw
●画質
なかなかすっきりとした発色でトイデジとしてはあたりの機種ですね。
マクロ撮影は難しいですが、
CMOSトイデジの醍醐味であるぐんにゃり写真も簡単に楽しめますし、
逆光も意外と強かったりするので面白いです。
●作例
[warning]※作例に関しては、表記が無い限りは全て無加工でアップロードしております。
等倍画像をご覧になりたい場合は画像をクリック後、Flickrの該当画像が出てきますのでさらにクリック、
その後の画面で画面右上にあります「View all sizes」をクリックすると等倍画像が閲覧できます。[/warning]
その他の写真はこちらにございます。
評価
[warning]勝手ながら、評価は廃止となりました。[/warning]
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