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{メ}AIPTEK slim3200

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Aiptek Slim 3200

AIPTEK slim3200

今年に入ってから、冒頭にいつも書いているような気がしますが、
久しぶりの更新です。
で、古デジレビューというかまたしてもトイデジレビューなわけですが、
なかなかキュートなデザインではないですか。
楽しみです。

AIPTEK slim3200は、200万画素のデジタルカメラです
購入価格は450円。
発売当初の実売価格は10000円前後と推測されます。

[tip]AIPTEKとは
台湾に本社を置くデジタル家電の製造メーカーです。
意外と老舗のようですが、日本のメーカーにはない中々意欲的な製品を出すメーカーとして知られています。
近年、3Dカメラやらプロジェクター内蔵デジカメ、フォトフレームなど、日本でも買える面白い商品が出まわっています
[/tip]

仕様もろくに出ていない、本当に謎の商品です。
製造時期ぐらいはわかるかなと調べてみましたが、どうもサッパリ。
デザインや仕様的には2004〜2005年辺りのカメラのような感じですかね

スペック
210万画素CMOSセンサーを搭載。
レンズは単焦点で、F3.5で画角不明のパンフォーカス。
まず、本体にでかでかと3MegaPixelと書かれていますが、
よくよく見ると、Up toと書いてあり、
下にはMax Resolusion。つまり、画素補完です。
それで型番も3200と、ちょっとハッタリがかってますね。

一応、マクロ機能もついてます。

液晶は1.5型TFT液晶。
メディアはSDカード、又はマルチメディアカード(内蔵メモリは16MB)
駆動は単四乾電池2本にフラッシュ搭載と、
中々敷居の低いトイデジです。
まぁ、この筐体の大きさなら単三電池でもいいような気がしますが、トイデジなので仕方が無いでしょう。
SDカードは2GBになると認識できないのはいいとして、
1GB以内でも相性が非常にきつくなっております。
とにかく不安定なので注意が必要です(詳しくは後述します。)

動画機能は320×240ピクセル(30万画素)での撮影が可能です。
音声付きでAVIで記録できます。

機能としては、
デジタルズーム、セルフタイマーの他、
PCカメラやらエフェクトやらです。

・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :良好
機能 :動作不安定(多分仕様)
台数 :2台

・デザイン・メカ・インターフェイス
Aiptek Slim 3200
奥行きはありますが、コロコロしててかわいいデザインです。
まぁ、こういう筐体のデジカメはいままでたくさん見てきてはいますが、
この寸法だとMINOXチックなちょっと後ろめたさを感じますね。
素材は一応プラスチックですが、なかなか頑張っているというか、
作りはそんなに悪くない感じではありますね。
いいと思います。

Aiptek Slim 3200
いわくの文字。
slim3200の文字が中々オシャレですよね。

Aiptek Slim 3200
えっと、ピントが合ってないということは気にしないでおいて、
レンズバリアはスライド機構。
この手のカメラにしてはなかなかスムーズに開閉できます。
そして、特筆すべきなのは、レンズバリアがちゃんと電源と連動します。
どこぞの富士フイルムさんとは違いますね。

Aiptek Slim 3200
いかにも安っぽいレンズ。
とりあえず、デジタルズームが4倍ということが分かります。

Aiptek Slim 3200
側面。
これだけ奥行きがあるのでUSBコネクタも贅沢に横並び。
ちゃんとMiniB端子なのが嬉しいですね。

で、マクロ切り替えスイッチ、
マクロ側のレバーが上って結構珍しいですよね。
大体下が多いのですが。

Aiptek Slim 3200
もう片方は電池カバー。

Aiptek Slim 3200
バネの力が強く、
勢い良く開閉するのは凄く気持いいのですが、
プラスチックの爪が薄く、絶対これ爪折れますね。
すごく心配です。

あと、単四電池は電池カバー接点側に電極が書かれているので、
何も考えずに詰めると左右逆に入れてしまうというトラブルもあります。
まぁ、これはトイデジにはよくあることですがねw

あと、底面は、ちゃんと三脚穴が中央に付いているという芸の細かさと、
正式な型番である、「CUO-L22」が記載されてます。

何故か背面、上部を撮り忘れてますが、
背面縦に並んだボタン類は使いづらいですが、
ちゃんと親指を置く所が付いているのが素敵です。
あと、ストラップの穴は絶対はいらないだろって位細いですね。

・機能・仕様
Aiptek Slim 3200

Aiptek Slim 3200

Aiptek Slim 3200

Aiptek Slim 3200

Aiptek Slim 3200

Aiptek Slim 3200

Aiptek Slim 3200

Aiptek Slim 3200

Aiptek Slim 3200

起動は6秒程度とそれなりに遅いです。
ご覧のとおり、UIは中々面白い感じですが、
この面白さが命取りで、動作に関しては結構とろいです。
背面のボタンは3つだけで、
上下左右に動かしたらいくぶんかは楽になりそうですが、
凄く使いづらいですね。

メニューを選択すると、そのアイコンが巨大化するという面白い機能がついていますが、
拡大されても、時間がかかるし、ドットが荒いというか、画像圧縮での劣化具合までわかってしまう詰めの甘さが残念です。
あと、目のアイコン、どこかで見たことがあるのですが、気のせいですよね?

まず気になったのは、デフォルトの時刻設定が遠く未来になっている事。
この現象も何回か遭遇しているので別にどうということはないのですが、
設定しなおすのが異常にめんどうです。
後、時刻設定をしたら数秒間フリーズしたり、
メニュー画面に戻るのに、何回も戻るアイコンを選択しないとならないという不便さも伴います。
まぁ、これに関してはシャッターボタンを押せば撮影状態に戻るのですが。

また、UIは面白いのですが、
実は設定値を殆ど何もいじれないという事実もあり、
それに関してはいささか不満です。

いじれるのは以下の通り

[note]
画像サイズ (3段階)
ストロボ  (オン、オフ)
セルフタイマー(オン、オフ)
露出 (オート・逆光)
ホワイトバランス (オート・晴れ・曇・蛍光灯・電球)
エフェクト(ノーマル・モノクロ・セピア・ソラリゼーション)
[/note]
こんな感じですね。
逆光補正やソラリゼーションがシレっと入っている点が中々面白いですが、
露出補正やISO感度設定などすらいじれないのはちょっと悲しいですね。
なお、本当か嘘か、EXIFではISO感度は70になってました。多分嘘です。

言語設定については、
[note]
・英語
・ドイツ語
[/note]
という、なかなかどうしてな2言語しかありません。

液晶は外では見づらく、
電池残量についてはアルカリ電池ではろくに使えず、
かといってエネループ等のニッケル水素電池ではうまく認識されず、
常にバッテリー残量警告が出てしまいます。
まぁ、これも他のトイデジ共通の悩みですけどねw

撮影した後も特にいじれるわけでなく、
とにかく押して撮るだけという簡単カメラなわけですが、
意外と恐怖な落とし穴があります。
SDカードとの相性です、
上記にもちらっと書きましたが、
とにかく、SDカードの組み合わせなのか接触なのか、トラブルが多いです。
撮影中に突然認識しなくなったり、
電源を入れ忘れたらエラーを吐いたり。
そこまでならまだいいですが、SDカードのデータを全部壊してくれたりと中々のじゃじゃ馬っぷりです。

勿論、画像の記録には非常に時間がかかります。
5〜6秒は覚悟してもいいんじゃないかと思いますね。
これもまた、醍醐味。

・画質・撮影
●画質
色が安定しなかったり、
画像の圧縮率が高いのかちょっとモザイクっぽい劣化が見受けられたり、
まぁ、画質に置いても眠いというかあんまり褒められたものじゃないのですが、
それでも、トイデジらしいフワフワ感のようなものは味わえるカメラですね。

CMOSカメラ特有のぐんにゃり写真は苦手なようですが、
たまに、安定しない発色がいい感じに作用することがあり、
それがまた面白いです。
あと、普通に撮影するよりも、エフェクトを使用したほうが断然面白いので、
ソラリゼーション専用機として重宝すること請け合いです。
ただ、SDカードの不安定さと相まって、最後までハラハラドキドキな、
ちょっと古いフィルムカメラを使っているような雰囲気にさせてくれます。

[note]
◆エフェクト作例
ノーマル
IMG_0027

モノクロ
IMG_0028

セピア
IMG_0029

ソラリゼーション
IMG_0030

[/note]

●作例
[warning]※作例に関しては、表記が無い限りは全て無加工でアップロードしております。
等倍画像をご覧になりたい場合は画像をクリック後、Flickrの該当画像が出てきますのでさらにクリック、
その後の画面で画面右上にあります「View all sizes」をクリックすると等倍画像が閲覧できます。[/warning]

IMG_0006

IMG_0008

IMG_0010

IMG_0013
マクロは非常に難しい

IMG_0015

IMG_0001
緑色

IMG_0005 (1)

IMG_0031

IMG_0036


動画テスト

その他の写真はこちらにございます。

評価
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