{メ}LEICA/X Vario Typ107

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デジカメレビュー
ライカ

X バリオ Typ107

LEICA X Vario Typ107でございます。
かつて、自分にとって最も興味のないブランドでございましたが、
考え方が180度変わりました。
パナソニックではない、ライカでございます。


恥ずかしながら、自分も30歳になりまして、
10年間、つかい続けられるカメラがほしいなと思ったわけでございます。
カメラはだいぶありますが、
ストイックに10年間を過ごしたいと、魔が差したのでございます。
レンズ交換式ですとストイックさに欠けますし、
ハイエンドコンデジに絞り色々と考えてみましたが、
決め手にかけておりました。
センサーが大きめな機種がいいなと思った時にこの機種が選択肢に入ったわけですが、
何故Xバリオなのかと言われれば、
ストイックさの中に、ズームレンズという妥協が入っていたのかもしれません。
なお、思い立ってから購入するまでに要した時間は15分でございました。

 

LEICA X Vario Typ107は、

2013年6月に発売された1620万画素のデジタルカメラです。
家電量販店での実勢価格は36万円です。
丁度、生産終了で終売という事でございまして、
ちょっと、感慨深いですね。

金額的にもライカの割にはかなりリーズナブルでございますが、
レンズ交換式ではないのはおいといて、
ズームレンズということで、登場前にMini Mとして注目を浴びたカメラの割には、
ちょっと異端児でございます。
下記のカタログスペックの微妙さを含め、
結構賛否両論あるカメラでございますね。

なお、上記にも書きましたが、
ライカは自分にとって、全く興味のないブランドでございました。
M型に関してはいいカメラだということは重々存じておりますが、
自分の使い方には全く合わないという事もあり、
そして、カメラという道具に対して、
性能の割に値段が高すぎるといいますか、
「何故、皆ライカをありがたがって使うんだろう」
という偏見と疑問を持っていたからでございます。
その、「食わず嫌い」を払拭するためにも、
手を出したのでございます。
・・・パナソニックって書いてあるライカはいくつか持ってますけどね。

 

毎回思いますが、
箱の作りが本当にスゴイです。 

蓋はマグネットでございます。

 

箱の作りの割に、
中身は雑多でございます。

付属のストラップは極めておしゃれです。 

ライカロゴも入っております。

 

スペック

■センサー・仕様/TCP1.02a
センサーサイズ/センサー APS-C型CMOSセンサー
(23.6×15.7mm)
画素数 1650万画素
映像エンジン 記載なし
液晶 3型TFT液晶(92万ドット)
オートフォーカス コントラスト検出方式
ISO感度 100-12500
■レンズ性能
焦点距離(35mm換算) 28-70mm
F値 F3.5-6.4
ズーム倍率 2.5倍
レンズブランド ライカ バリオ・エルマー f3.5-6.4/18-46mm ASPH.
最短撮影距離 30cm
手ぶれ補正 △(電子式)
■基本仕様
仕様メディア SD/SDHC/SDXC
使用電源 専用充電池(BP-DC8)
動画撮影機能
動画記録形式 MP4
動画最大解像度 1920×1080/30fps
音声記録
録画時間 29分
顔認識 x
Wi-Fi x
GPS x
防水 x
防塵 x

正直言って、
センサー以外にあまり魅力的な要素がスペック上はありません。
特に、ズームの比率も2.5倍の上に、
レンズ自体も暗いです。
特に、望遠域でF6.4と結構暗いです。

果たして、
実際はどんな感じなのでしょうか。

 


・デザイン・メカ・インターフェイス

質感はなかなかでございます。
一言で言えばコンデジとしてはでかいですね。
ライカMと比べれば小さいですし、
重たくは無いですが、
それでも、最近の同じようなクラスのコンデジと比べると大きく、ずっしりとしております。
質感は非常によく、
そのあたりがライカという感じですが、
天面は結構傷がつきやすいです。

インターフェイスは非常にシンプルでございまして、
質感と共に、
ドイツ製品という感じがしますね。
余計なものが一切ついていないという印象を受けますが、
それ故に動画のボタン等は結構蛇足に感じてしまいます。

レンズのフィルター経は43mmと、
ライカらしい感じでございます。
ついつい、UVフィルターを付けたくなりますね。
レンズフードは別売りですが、
バヨネットではないのと、
ケラれるので併用はできなさそうです。

なお、1万6千円します。

パーツの一つ一つが美しい。
ライカロゴもいいですね。 

ただm
ズームレンズは結構でかいです。
若干のミラーレス一眼感があります。 

MFも出来ます。 

よく出来たデザイン。

バリオエルマー 

ストラップは色々と付けてみましたが、
三角環は似合わないですね。 

一応端子類は付いております。

背面   ストロボのポップアップはこちらです。 

Aに合わせると、
オートになる仕組みです。
なお、電源ボタンのSが1枚、
Cが連写となっております。

お気づきかと思いますが、
このカメラ、
ケーブルレリーズが使用できません。
当然、ワイヤレスでも不可能です。
そういうカメラではないということですね。

 


・機能・仕様

UI自体は、かなり割り切った印象ですね。
上記の通り、絞り、シャッタースピードに関しては専用のダイヤルがあり、
ピントリングを回すとAFから、なめらかなMFに切り替わるような仕様となっており、
操作する部分に関してはわかりやすく、
快適にできております。
露出補正においてもダブダイヤルを回すことで柔軟に出来ますが、
快適な部分は快適な反面、
例えばAFのフォーカスポイント選択がAFボタン長押しだったり、
ISOオート、シャッタースピードの下限設定が出来るのは意外でしたが、
ボタンの配置を変更出来なかったり、
UIもこなれて無く、メニューは痒い所に手が届かない感じです。
また、RAWでも撮れますが、
RAWのみの記録が出来ず、
JPEGとセットになります。

MFにした時、
ピーキングは付いておりませんが、
ピントを拡大する機能が付いております。
実は、カーソルキーで拡大する位置を変更する事ができますが、
液晶がきれいな割に拡大した画像が荒く、
ピントを合わせづらかったりしますね。

レスポンスは遅めで、
バッテリーは持つ方だと思います。

外付けでEVFを付けることが出来、
実はオリンパスのVF-2を使用することができますが、
残念なことに、VF-4は付けても認識されませんでした。

AFは正直遅く、
精度も結構外しますが、
あまり急がなければ問題がないレベルだと思います。
国産メーカーと比べるとちょっと、イライラする事もあるかもしれません。
また、SにしたつもりがCになっていることもありますが、
不思議と、許せますね。

RAW単体で撮れないという点も、
ライカの絵作りを楽しむのであればJPEGの方がいいかもしれません。
Lightroomではカメラキャリブレーションのプロファイルを持っていないので、
再現はなかなか難しいですし。

◆画質
物凄くシャープ、
というわけでは無いですが、
かなり、完成度が高いレンズだと思います。
開放・レンズの焦点距離によらず安定した画質で、
周辺も開放からしっかりしてますね。
JPEGでのフィルムモードを標準にするとなかなか渋い発色ですが、
鮮やかにすると、なかなかビビッドで素敵です。
青空の綺麗さと、赤が微妙に渋めの色ではありますが、
印象的です。
その点、DNG形式ですとLightroomの場合はAdobeStandardになるため、
結構、味気ない感じになります。
モノクロはモノクロで美しく、
ライカで撮ったという脳内補正をオフにしても、
独特の風合いといいますか、いいです。
ただ、AFの挙動が最近のカメラでは珍しく、
とりあえず手前に合わせがちな感じなので、
結構前ピンになっていることが多く、
描写がいいだけに、結構目立ちます。
最短撮影距離は30cmではありますが、
そこそこ、接写も行けるので、
オールマイティーに活躍出来ます。
高感度耐性に関しては、
ISO1600ぐらいまでなら特に問題はないですね。
不便さはありますが、
写真を撮る楽しさという面では、
非常に面白いカメラだと思います。
フルサイズなカメラではありませんし、
レンズも暗く、AFも微妙ではありますが、
長く使えるいいカメラだと思います。
作例は全てjpeg撮って出しです。


執筆日:2017/09/04
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