CASIO QV-10A
メモリ内蔵型QVシリーズも3機種目に突入しましたが、
デザインは全然変わりませんねｗ
購入価格は300円。
当時の価格は49,000円前後だそうです。
96年製のデジカメにしては非常にリーズナブルですね。
QVシリーズとしては2代目もモデルでして、
初代QV-10との違いは実は液晶ぐらいという、ただのマイナーチェンジだったりするのです。
マイナーチェンジにしては出すのが早すぎるような気がするし、
変わらなすぎな気もするし。
ちなみに、この機種はQVシリーズの画像をパソコンに取り込むのに必須な「QV-LINK」というRS-232C接続のケーブルを購入したらおまけでくっついてきましたｗ
・カタログスペック
1/4型の25万画素CCD素子で補色フィルタ。
レンズは単焦点で、F2.8で焦点距離は60mmなパンフォーカスカメラです。
レンズは無名ですが、まぁ、こんなものですよね。
25万画素で光学系がすごかったらなんか勿体無い気もしますし、
60mm相当と望遠寄りのレンズもスナップショットには充分です。
液晶は1.8型TFT液晶、マクロは10cm、メディアは内蔵メモリ（2MB)、駆動は単三乾電池4本です。
QVシリーズでは変わらずなスペックです。
マクロ10cmに関しては絞りをF8にした場合です。
機能としては、
QV-10A以降の機種と専用ケーブルを使って画像をやり取りする機能や、
セルフタイマー、露出補正にメモリプロテクト機能にオートプレイ機能など、
それなりに付いております。
・購入時の状態
付属品：外箱、マニュアル、ドライバFDx3枚、シリアルケーブルｘ2
状態 ：電池蓋爪破損
機能 ：上記のため異常あり
台数 ：1台
・デザイン・メカ・インターフェイス
おなじみのデザインですね。
決してコンパクトではないですが、なんか楽しそうな筐体です。
正直言うとちょっとダサイ気もしますが、
それでもいいのです。
レンズが回転するわけですが、
レンズと側面にそれぞれレバーが御座います。
レンズ下は絞り変更レバーなのですが、
パッと見どちらが開放なのかわかりませんね。
背面は再生、撮影レバーだけとシンプルで、
ボタン類は上に集中しております。
この配置もおなじみなのですが、
DELキーがわざと押しづらくなっていたりとしっかりと配慮されております。
上部の蓋に下にはインターフェイス類が詰まっているわけですが、
蓋の作りの良さに感激です。
反面、電池蓋の夢は非常に弱く、
この機種も購入時から折れてセロテープなどで止めないと使えない状態なのですが、
レバーの根元から折れてしまう仕様なのは本当にどうにかしていただきたいですね。
・機能・仕様
起動が4秒ぐらいと遅めです。
TFTですが、昔のTFTなので質も悪く、
外では殆ど見えないという欠点もありますし、
液晶ファインダがカクカクで見ていて気持ち悪くなります。
UIは無いに等しいですし、いじる場所もあまりないのですが、
非常にもっさりなのでそういう操作も結構イライラしますね。
電池の持ちが悪いのが有名な機種ですが、
エネループを使用する感じはあんまり気になりません。
時代が追いついてきましたねｗ
画像の書き込み時間が長いなど、
仕方がない部分もありますが完成度としては高いですね。
・画質・撮影
●画質
25万画素のデジカメに画質も何もあったもんじゃないですが、
割りといいのではないかと思います。
確かに、画質は荒いですし、
逆光下では緑色になったりしますが、
撮ってて楽しいという点においては現在も変わらずですね。
ちょっと感心したのは、マクロ撮影が綺麗なこと。
マクロだけなら今でも実用的だと思います。
画像
「画像は無圧縮です」
その他の写真はこちらにございます。
評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
（10段階、100点満点）
デザイン ：02/10：見た目・質感・安っぽさは減点
仕様 ：03/10：マクロ、画素数、レンズ、液晶など
機能 ：04/10：必須機能や便利、面白い機能
挙動 ：03/10：起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ ：02/10：主に操作性
AF・露出精度 ：03/10：AFは正確か、
画質 ：02/10：文字通り
輝き度 ：08/10：ありきたりではなく、尖った何かがあるか
価値 ：05/10：レア度、今でも買う価値はあるか等
お気に入り度 ：05/10：今後も使い続けたいかなど
合計：37/100
サラネ式デジカメ採点システムテーブルa ver1.00
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