デジカメレビュー
オリンパス
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
マイクロフォーサーズマウント
正直、ノーマークでございましたが、
何故か、借りてしまったので暫く使っておりました。
・・・このレンズ、危険です。
[warning]※今シリーズの内容は個人的な見解でございます。[/warning]
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROは、
2016年11月に発売されたマイクロフォーサーズマウント用のレンズです。
家電量販店の販売価格は149,820円でございます。
マイクロフォーサーズのレンズの割には馬鹿高い事。
そして、レンズの上のスペックをみる限りあまり魅力を感じないところですが、
さてさて、どうなのでしょうか。
後述しますが、
凄いレンズですよ。
■カタログスペック
■仕様 vl1.1 | |
焦点距離 | 12-100mm |
35mm換算値 | 24-200mm相当 |
開放F値 | F4 |
絞り羽根数 | 7枚(円形絞り) |
最短撮影距離 | 0.15m(wide)/0.45m(tele) |
最大撮影倍率 | 0.3倍(wide)/0.21倍(tele) |
レンズ構成 | 11群17枚 |
フィルター経 | 72mm |
フルサイズ対応 | x |
超音波モーター | x |
手ぶれ補正 | ○ |
防塵防滴設計 | ○ |
フルタイムマニュアル | ○ |
しかも、ワイド側の方が倍率が高いという、ふしぎなレンズです。
物自体は高倍率ズームレンズでございますが、
200mmでF4と考えると、
本体側の5軸手ブレ補正と、
レンズ側の手ぶれ補正の両方を使用し、
脅威の6.5段分の補正効果を得られる、
5軸シンクロ手ぶれ補正が使用できます。
■デザイン・メカ・インターフェイス
大きく、かなりずっしりときます。
携帯性はあまりないですが、
各社の24-120mmF4と比べると小さいので、
焦点距離を考えるとまぁ、こんなもんですね。
マニュアルフォーカスになります。 もちろん防塵防滴です。
E-M10IIIとの組み合わせだと、
結構アンバランスです。
■画質・撮影
AFは高速で、
手ぶれ補正もピタッと効きます。
そして、高倍率ズームレンズということで全く期待しておりませんでしたが、
実際使ってみると、画質が滅茶苦茶いいですね。
本当に、驚きを隠せません。
PROレンズは伊達ではないということがわかります。
開放からシャープで、
周辺もしっかり解像するので、
正直、12-40mmよりも解像力はいいのではないかと思うこともありました。
色乗りも非常によく、
お値段が高くても、それ以上の価値のあるレンズでございます。
個人的に非常に気に入ったのは、
とにかく寄れる事。
マクロ機能が非常に充実しております。
特に、ワイド側。
レンズ前1.5cmからピントが合ってしまうという、
夢のようなレンズでございます。
当然、レンズフードを外す必要がありますが、
風景を写しつつ、
クローズアップ撮影が楽しめるという、
コンデジライクな使い方を高画質で出来ます。
正直、ワイド側でこんなに寄れるズームレンズを今まで見たことがありません。
確かに、このレンズは高額ですし、大きいです。
しかし、それ以上に価値のある、
素晴らしいレンズでございました。
なお、下記の滝は手持ちです。
画像
執筆日:2017/11/24
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