PENTAX K-x
前回ちょっと紹介しましたが、
何時の間にやらK-xを買ってしまいました。
この前K100Dを買ったばかりなのに、何やってんだという感じですw
まぁ、後悔はしてませんけどね。
購入価格は40,000円ぐらい。
2010年5月上旬の量販店価格は5万円前後です。本当は赤が良かったのですが、
中古屋さんなので黒しかなかったワケです。
ケッ、どうせカラー塗装なんて使ってるうちにハゲてきちゃうだろ!
・・・という事にして気にしないことにします。
本当にどうでもいいことなのですが、最初はE-PL1を買う予定だったのですが、
これにフォーサーズマウントアダプタやOMマウントアダプタなどを揃えていくとK-7とLimitedなレンズが買えちゃうよ!
という事に気づいて方針変更したわけです。
結局、発端はOMマウントなレンズを使いたかったという事なのでなんの解決にもなってませんw
それでもいいじゃん。
それでもいいじゃないか、という事にして、
ざっと仕様を見ていこうではありませんか!
・カタログスペック
23.6×15.8mmサイズ(APS-C)の1290万画素CMOSセンサー(原色フィルタ)。
K100Dと比べて大幅に進化した部分ですね。
素子サイズも誤差程度に大きくなってますし、
そして、素子はソニー製で高感度耐性が非常に高いともっぱらの噂でございますね。
液晶は2.7型TFT液晶を搭載。
光学ファインダーはペンタミラーで倍率は0.85倍、視野率は96%。
液晶は23万ドットとちょっとスペックダウンな感じは否めません。
ファインダーはK100Dと変わらずですが、
スーパーインポーズが省略されてしまっている点がかなり致命的に残念です。
つまり、どういう事かというと、
大抵の一眼はピントが合うと、合った部分のAFポイントが光るのですが、
これが光らないのです。
つまり、どこにピントが合ったのかがなかなか分からないということですね。
マウントはKAfマウントで、
使用可能レンズがKAF3、KAF2(パワーズーム不可)、KAF、KAマウントレンズ。
もちろんCCDシフト方式の手ぶれ補正(SR)を搭載しております。
AFは11点測距、ここはK100Dと変わらずです。
メディアはSD/SDHCカード、駆動は単三乾電池4本。
唯一の単三電池駆動なデジタル一眼ですので頼もしいです。
その他の仕様として、
秒間4.7コマかつJPEGで17枚まで、RAWで連続5枚までの連写機能や、
30秒〜1/6000秒の高速シャッター。
ライブビューやハイビジョン記録が可能な動画撮影機能、
そしてダストリムーバブル機能などなど、
最新の機能や機械としての進化が目に見て取れます。
機能としては、
トイカメラ風やミニチュア風に撮影できるデジタルフィルター機能や、
リバーサルフィルムをネガ現像処理したような偏った独特な色味になるクロスプロセスモード、
カスタムイメージ機能や最近何かと話題なHDRなどなどなど、
書ききれないほど多機能でございます。
・購入時の状態
付属品:全部あり
状態 :良好
機能 :良好
台数 :1台
・デザイン・メカ・インターフェイス
まず、小さくて非常に軽い。
K100Dよりもやや大きいような感じはしますが、
K100Dよりも気持ち軽いのです。
キットレンズをつけると、レンズのほうが思いような気がするほど。
それでいて握りやすく、操作もしやすいので侮れません。
黒はホコリが目立つな・・・
デザインはなかなか好きなほうですね。
グリップが尖りすぎなような気もしますが、
カメラらしくはあります。
素材がプラスチックっぽくて安っぽい感じはしますが、
エントリーモデルなので仕方がない。
むしろ、この価格でこんなスゴイの?と思えるカメラですからね。
ここら辺はK100Dとおんなじですね。
悲しきPENTAX
上部。
視差調節がペンタックスらしいです。
モードダイヤルはK100Dの頃以上にごちゃごちゃしておりますが、
よくよく見てみると動画撮影モードと感度優先モードという面白いモードがついている程度で、
バルブ撮影が削られてしまいました。
もちろん、シャッター優先モードからバルブを使うことはできますが、
残念です。
あと、グリーンモードのボタンがちゃっかりついてますね。
正直あまりこの視差調節は好きじゃない
底面。
流石に三脚穴は金属中央にありますね。
そして、なにより残念なのがHOYA CORPORATIONの文字。
そうか、もうペンタックスはないのか・・・
電池室の蓋についてはK100Dと同様、
使い易いです。
電池も同様CR-V3がお使いになれますので安心です。
なんかもっともコストダウンを感じたのはここ。
拡張がミツミ8ピンだけという。
付属品に関してもUSBケーブルしか付属しない点を含めても、
なんだか、世知辛い世の中だなと思ってしまいますね。
まあ、いらないといえばいらないかもしれませんが、
他社のようにHDMI端子がついている機種もおおいので、撮影した動画をテレビで見れるような配慮が欲しいところです。
背面は意外と変わってますね。
液晶が大型化して左に寄って、
ボタン類が右側に行ったという感じですが、
よく見るとボタン配置も変わっていることが分かります。
ボタンを見る限り、十字キー周りはオリンパスでいうハイパーコンパネみたいになり、
操作性の向上が大いに期待できるところです。
ファインダーは意外と見やすいです。
ちょっと暗いですけどね。
必要十分というところでしょうか。
ボタン類の押し心地もよく非常に良くできたカメラだというのがわかりますね。
LEDがカッコいい!
・機能・仕様
起動は1秒程度と非常に早い。
ダストリムーバブルをオンにすると起動時に作動するのですが、
故障かと思うぐらい素晴らしい振動をしてくれる。
D300とは違い、高周波音はしないのでましではありますが、
こんなに振動する癖に全くゴミがおちないのはなんなのでしょうか。
K100Dとの比較では、格別な進歩を感じるわけですが、
UIに関してはほとんど変化がありません。
無意味なチェックボックスや、
洗練されてないメニュー配列、
左ボタンで戻れず、MENUボタンを押さなければいけないなど、
今ひとつです。
特に、上記のデジタルフィルターやクロスプロセスは独立ボタンを作ってもいい目玉機能にも関わらず、
すぐにアクセスできない点は残念です。
最も、INFOボタンを押すことによりすぐにアクセス出来る利点はありますがw
細かいことですが、カーソル移動をコマンドダイヤルで操作できる事はなかなか素敵だとおもいました。
ちなみに、デジタルフィルターはJPEGモードだけとなりますが、
撮影後にその効果を付与することが出来ます。
正直なところ、実際使ってみると撮影後に使うことが多かったです。
といいますのも、それを使いながら撮影すると元画像が記録されないのはいいとしても、
撮影後の処理に5秒程度かかるのです。
それはデジタルフィルターだけでなく、HDRなどの他の機能も同じですので、
残念です。
あと、ミニチュアなどは撮影後でないと作れません。
ISO感度変更やWB変更などはK100Dと比べても格段に楽になっておりますし、
MFレンズをつけた場合の焦点距離入力や、
MFレンズ使用時にマニュアル露出に合わせ、グリーンボタンを押すことにより露出を測ってくれたりする機能なんかは健在です。
ユーザーを大事にするペンタックスならでわという感じではありますが、
やっぱりスーパーインポーズは欲しかった。
エントリークラスなので仕方がない所ですが、
測距点の変更や、細かい部分に手がどとかないですw
とはいえ、頑張ってる方ですけどね。
ライブビューは部分拡大などありがたい機能はついてますが、
AFは今まで使ったどのライブビュー搭載機よりもひどい。
レンズが無限遠に行って、戻ってきて、しばらく考え込んで突然「これだ!」という感じで、
この時だけ素早く合焦するわけです。
文字ではうまく伝わりませんがねw
ただ、ピントの山のつかみ方はなかなかいいのではないかと。
動画に関しても満足なできだと思います。
触る度に「いいなぁ」と思う素晴らしい出来だと思います。
カラーで釣ってるイロモノ機だと思って欲しくない、
とにかく触っていただきたい機種ですね。
残念なのは、
エネループでさえもあんまりバッテリーが持たないことですね。
とはいえ、特に不満は感じてません。
・画質・撮影
●AF・挙動
K100Dよりも若干の改善はみられます。
動くものや暗いところでは弱いですが、
屋外晴天下では問題なし。
残念な点としてはAF補助光まで省略されてしまっていることでしょうか。
代わりにフラッシュが光るわけですがw
ただ、よくよく考えてみたら自分はAF補助光切ってる事多いので、
別に問題はありませんねw
WBにおいては、CTEという状況の色を残すモードがあり、
それを主に使用しておりますが、とくに不満はありません。
画像
●画質
画質は大満足です。
確かにISO3200までは常用で使える感じですし、
キットレンズとの組み合わせでも「こんな綺麗に出るの?」と驚きです。
smc PENTAX-DA L 18-55mmF3.5-5.6AL
SIGMA 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
smc PENTAX-DA L 18-55mmF3.5-5.6AL
smc PENTAX-DA L 18-55mmF3.5-5.6AL
デジタルフィルター・水彩画
その他の写真はこちらにございます。
評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
(10段階、100点満点)
デザイン :07/10:見た目・質感・安っぽさは減点
仕様 :08/10:画素数、液晶など
機能 :10/10:必須機能や便利、面白い機能
挙動 :05/10:起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ :05/10:主に操作性
AF・露出精度 :07/10:AFは正確か、
画質 :09/10:文字通り
輝き度 :10/10:ありきたりではなく、尖った何かがあるか
価値 :10/10:レア度、今でも買う価値はあるか等
お気に入り度 :10/10:今後も使い続けたいかなど
合計:81/100
サラネ式デジカメ採点システムテーブルb ver1.00
コメント
被災ジャンク(地震で棚から落ちてsdカバーが割れた)が4000円なのでグラグラきて買ってしまいそうでしたが、モードダイヤルが故障していることに気が付き、黙って後にしました。調べてみるとペンタックス機ってモードダイヤル故障が多いのですかね?
リケノンを使えるのは何時に…
K-xで構成にもよりますが4000円は確かに安いですね。
ペンタ機はそういう部分がちょっと弱いイメージは確かにあります。
スイッチ部もかなり華奢ですしね。
リケノンお持ちなんですねぇ。
使える日が来るといいですね。
人と違うデジ一が欲しいという方にペンタ(K-S1)を進めてみると「なにこれ?韓国製?」と言われるブランド力の悲しさです。サムスン提携時代だとしたら間違ってな… やっぱりまちがっている気がします。
結局D5500に行ってしまわれるようです。
電源入らないK100Dも多く見かけるのですが、あれも持病なのでしょうか。
人と違うデジイチでK-S1というのもアレといえばアレですが、
PENTAXがそんなに浸透していないという事に非常に悲しく思います。
ただ、K-S1からD5500ということなら、
だいぶいい選択肢だと思います。あれ、いいカメラですし。
持病もありますが、
もう10年以上前の機械ですのでしょうがないと思います。
半分ネタで言ったのですが機種否定ではなくまさかのPENTAX=韓国製認識で驚きました。それにしてもD5500で良いのならば最初から人と一緒で良いのではないかと。
ライカレンズは知ってるけどツァイスは知らないというのも多く、よく分かりません。
一般人の傾向?当てになるかは分かりませんが毎年学校の運動会に行く機会があるのですが、そこで保護者が撮影に使っているカメラを見てみると大抵がキスデジかD4桁、その次にSONY NEX系、キャノン・ニコン一眼レフミドル、マイクロフォーサーズという感じでしょうか。PENTAXは十年近く経った今のところ一眼レフ・ミラーレス・コンパクトでも一度も見かけていないので想像以上に浸透していないのかもしれません。フィルムカメラ時代はペンタックスのコンパクトカメラを割とみたような気がするのですが。運動会でどこにあるのかFDやらロッコールやら見かけてビックリしてしまいます。
まぁ、カメラに興味がない人はそうなのかもしれませんね。
D5500はそうですが、
カメラとしてみると意外と奇抜なデザインではありますね。
赤いボディもありますし。
ライカにせよ、ツァイスにせよ、
まだカメラ好きレベルで知名度があるだけマシだと思いますね。
本物の王道でも知名度が無いブランドはカメラ用品には多々ありますから。
運動会、懐かしい響きです。
自分は別の立場からではありますが、
地域性の問題か、キス・オリンパスミラーレスとたまにNEX系が多いですね。
アジア系の外国の方は富士とEOS Mを使っている人をよく見かけますね。
意外とペンタを多く使っている人を見かけますが、
ライトユーザーとヘビーユーザーが両極端という印象を受けます。
オールドレンズはミラーレス文化の賜物ですね。
質問になってしまって申し訳ないのですが、単に人とは違うという注文を受けたら何を勧めれば良いのかいまいち分かりません。性能やデザイン、その他を指定してくれればまだ選べますが、「人とは違う」とだけ注文されてもどこで差を付ければ良いのか、本当に何か差を付けてよいのかいまいち分かりません。一眼レフを持っていることをステータスと考えるかなりの初心者にありがちな注文のようですでに数件同じ内容で相談を受けています。先述の運動会を撮りたいママさん方などはジャパネットあたりや店のオリジナルキットを買ってそれなりに使う事が多いようで製品の選定ではなく使い方相談くらいしか受けないのですが。
確かに自分で書いていて運動家は懐かしい単語でした。といっても親戚などので結局ほぼ毎年撮影に駆り出されるので新鮮味が無いのがアレですが。最後に選手として出場したのは何年前だろう…
地域によって違うのですか。確かにこちらではペンタックスを置いているのがキタムラくらいですし、入手しやすさも大きくかかわっているのでしょう。EOS MとフジXは意外です。
オールドレンズですがボディもオールドなのです。フルマニュアルでフィルム撮影を運動会を現代の感覚でやるのは骨が折れそうですがそれだけ楽しいのでしょう。
非常に難しい質問だと思います。
まず、今回の件のような、カメラは全くわからないけどとりあえず変わった一眼レフが欲しいということならば、
キヤノンやニコンなど、
とりあえず誰でも知ってるカメラの中からちょっと変化球という感じが無難だとは思います。
D5500は極限までスリム化させたデザインですので奇抜ですし、
一眼レフ=黒というイメージを転換するだけでも人とは違うという印象を受けるので、
D5500の赤やEOS KissX7のホワイトキットとかいいですね。
後は、本当に一眼レフが必要なのかということで、
レンズが交換できる・光学ファインダーで除く
というイメージではなく、形に憧れるという事であれば、
ミラーレス一眼あたりまで裾野を広げてみるのもいいかもしれませんが、
どちらにせよ、実際に見て触ってみないとイメージはつかめないと思います。
運動会というイベントは高校生が最後でございました。
それ以来、姿形すら見ておりません。
確かに、置いてあるかいないかはありますね。
富士は大人気ですね。
ボディーもオールドとは、
渋いですね。
いい趣味だと思います。
ありがとうございます
別のデジ一を探していた方はKiss X7のレンズキットに行っていたのでその辺がやはり無難なのでしょう。こんどからは本体カラーあたりで納得してもらうことにします。写りで差を付けたい場合はどうするか悩みますが。
無茶振りなのか一度「Dは好かんのでニコンDボディ以外でDXニッコールを使う」と言ってきた場合がありましたが、マウントアダプターと言うのも厄介なので冗談気味でFinePix S Proを言ってみたら黙ってしまいました。
いえいえ、
KissX7は小さいですし軽いですし、
何より安いですからね。
よく出来ているカメラだと思います。
中途半端にカメラに詳しい方ですね。
最近AFまで使えるソニーEマウント用のマウントアダプタが出ておりますが、
そう考えると、贅沢な時代になったものです。
もったいないですけどね