{長レ}Panasonic/LUMIX DMC-CM1/購入から3年、満足か不満足か?

長期レビュー
Panasonic

LUMIX DMC-CM1

購入から3年、満足か不満足か?

2005年3月に発売され、その日のうちに入手したCM1。
3年間、毎日持ち歩いたこちらのカメラでございますが、
果たして、買ってよかった商品なのでしょうか。
それとも、後悔しているのでしょうか。


元記事:LUMIX DMC-CM1

デジカメレビュー/スマートフォン パナソニック LUMIX DMC-CM1 執筆時、日本国内で2000台限定として発売されたLUMIX CM1 サラネ15周年企画として、入手することになりました。 スマートフォンなのかデジカメなのか、 ・・・続く

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■市場的には失敗だけど・・・

製品については上記記事を参照していただくとして、
ざっとこちらの商品を説明させていただきますと、
一言で言えば、1インチセンサーを搭載しているAndroidスマートフォンでございます。
SIMロックフリーであったり、珍しいパナソニック製だったり、
そもそも、本格的なカメラを搭載しているスマートフォンとして、
非常に話題になった機種でございます。
LUMIXということで、レンズもLEICAでございますし、
28mmF2.8という非常に画角は使いやすく、
スマートフォンとしても、当時としては悪くないスペックでございます。

しかし、その中途半端な仕様と、
当時13万円近くする価格(後に大幅に値下げされましたが)、
そして、通話機能を省いたCM10の登場など、
2000台限定で華々しく登場したこちらのカメラは、
最初の勢いだけでその後は失速。
2000台という数量の割には2年ほどダラダラと販売された後、
CM10と共に、生産終了となってしまいました。
当然、後継機はございません。

まぁ、色々と惜しい商品でございましたね。

レンズ周りは37mmのネジが切ってありますが、 レンズが出っ張る仕様でございますので、 使用するにはちょっと工夫が必要です。

■市場における高性能カメラ付きスマートフォンの動向

スマートフォンの台頭でコンデジが売れなくなった昨今。
安価なコンデジは続々と姿を消し、
高級コンパクトとミラーレス・一眼レフに活路を見出していた頃、
このCM1は生まれました。
どっちつかずなのか、いいとこ取りなのかは置いておいて、
なかなか実験的なカメラでございました。
当時、サムスン電子が同じような試みをしておりましたが、
その当時、既に普通のスマートフォンも高画質化の波が押し寄せております。
ライカレンズを搭載したHuaweiのスマートフォンがあったり、
ハッセルブラッドのカメラユニットを増設できるスマートフォンがあったり、
シャープなんかはリコーのGRの技術を使用したスマートフォンを出してみたりしておりました。
デュアルレンズやソフトウェア処理でなめらかなボケをつくる事や、
裏面照射型CMOSセンサーは当たり前、
光学式手ぶれ補正や像面位相差AFなど、
最先端の機能を導入し、高画質・高性能化を図っております。
面白いアプリも沢山ありますし、
CM1のような大型センサーを搭載したスマートフォンは未だに出ておりませんが、
果たして、このような時代にCM1のメリットはどれだけあるのでしょうか。

なお、今まで上げた2枚の写真は、
iPhone7 Plusで適当に撮影しております。

■3年間、CM1を使っていて思ったこと。

CM1を使っていて色々な事がありましたが、
まず、未だに初見で驚かれます。
知名度が圧倒的に低いということもありますが、
レンズが出っ張っていて厚ぼったいスマートフォンはなかなか、マニアックでございますね。
勿論、レンズ側の出っ張りは色々と付けているのもありますが、
ニョキッと伸びるレンズはギミックとしても面白いです。

しかし、世代交代が激しいスマートフォンの世界でございますので、
正直、スマートフォンとしては性能面は流石に見劣りしますね。
アップデートは1度だけしましたが、
未だにAndroidのバージョンは5.0.2、ロリポップでございます。
液晶の品質もそれほど良くなく、
バッテリーの持ちは悪く、
大型センサーを載せているからか、動作はちょっと不安定でございます。

カメラのUIについてはまんまLUMIXでございますが、
AF性能もあんまり、
操作性もすごく良いとは言えず、
撮影後のもたつきを含めて、
正直、ストレスを感じるといえば感じます。

で、買って後悔しているの?どうなの?

結論からいいます。

超、満足しております。

家でも、仕事でも、遊びでも。
常に肌身離さず持ち歩いております。
流石に、メインでの使用は1年ちょっと前にiPhone7Plusに切り替えましたが、
写真撮影についてはまず、CM1を使用しております。
確かに、iPhoneで写真も撮り、
最近のスマホのカメラは綺麗だなと思いますが、
やはり、大型センサーの恩恵はしっかりとあります。
描写の美しさやボケの感じ。
そしてなにより、撮っている楽しさがありますね。
シャッター音が消せるというわけでもないですが、
スマートフォンの形をしているので周りに気を使わずに撮影できますし、
手ぶれ補正やそこまで大口径なレンズを使っているわけでは無いですが、
そこそこ暗いところでもISO1600で安心して撮影出来ます。
もっさりとしている部分はありますが、
画質においては文句なしでございますので、
どうしても、手放すことが出来ません。

ISO1250での撮影。 色乗りも描写も好きです。

仕事場がこのあたりでございますので、 よく、撮影をしています。 常に持ち歩いておりますので、とっさの時に使えるのが素敵です。

「本当にライカレンズ?」 という程つぶらなレンズでございますが、 描写は悪くないです。 空の色は好きですね。

「インスタ映え」的な事はいたしませんが、 外で食べ物を撮る時はまずこのカメラを使用します。 美味しそうです。

日々の記録を綺麗に撮れる。 それだけで、買う価値はあるのでございます。

最後に

個人的には非常に気に入っているカメラでございますが、
正直、今、おすすめのカメラかと言われると疑問符が残ります。
万人受けのカメラでは全く無いですね。
Androidのバージョンの古さは確かにありますが、
好きな人は好きなカメラだと思います。
スマートフォンとして寿命を終えたとしても、
通信機能を切ったりSIMカードを抜いて使用することは出来ますが、
スマートフォンとしての宿命として、
バッテリーを交換できないという難点があります。
自分の個体も、ちょっとヘタリ気味ではありますが、
動かなくなる最後の最後まで、
つかい続けていきたいと思ったカメラでございました。


執筆日:2018/02/02
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