ニコン
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
ニコン純正マクロレンズといえばこれ。
値段が高いのですが、
持っていて損は無いレンズでございます。
[warning]※今シリーズの内容は個人的な見解でございます。[/warning]
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDは、
2006年3月に発売されたニコンFマウントのGタイプレンズです。
メーカー希望小売価格は124,950円です。
マイクロニッコールの105mmマクロは、
昔から定評があるのですが、
特に新世代のこのレンズは人気が高いです。
正直、Dタイプの時代の105mmも使用しておりましたが、
こっちのが断然好きですね。
・カタログスペック
焦点距離は105mm。
開放F値はF2.8で口径は62mm、
絞り羽根数は円形9枚。
最短撮影距離は0.314m(等倍)
レンズ構成は12群14枚
ナノクリスタルコートレンズでございますが、
作られてからだいぶ経つレンズですね。
一応VRであり、超音波モーター搭載機でございます。
・デザイン・メカ・インターフェイス
105mmという画角にしては、
巨大で重たいレンズでございます。
それだけ気合の入ったマクロレンズだということがわかりますね。
Dタイプの時代と比べると、
インナーフォーカスで音が静か、しかもAFが早いので昆虫撮影もらくらくです。
それに、個人的に旧レンズで最大の欠点だった、
AF範囲選択のレバーが動きやすいという不具合も改善されていますね。
ただ、インナーフォーカスという仕様上しかたがないのですが、
等倍に持っていっても感触が薄く、
ピントリングをひたすら回してしまうことだったり、。
AF-Sということで、
せっかくMFでピントを持って行っても、
AFにすると一瞬でどこか別の所を探しに行く挙動が気になりました。
あと、個人的にはAFのモーター鳴きがする個体だったのですが、
メーカー修理では仕様ということで帰ってきた悲しさ。
まぁ、いいですけどね。
後ろ側
ココらへんはだいぶ近代的になりました。
ちなみに、VRは3m以上離れた被写体で有効なので、
近接撮影には殆ど効果はないそうです。
フードを付けた時の図
HB-38が対応しております。
・画質・撮影
タムロンレンズ(90mmF2.8 Di)が柔らかなボケが印象的だったのに対し、
このレンズはよく言えば力強い描写、
悪く言えば、ボケが硬いレンズでございます。
画質に関しては凄くシャープというわけではないですが、
解像力に関しては文句なし。
デジタル時代にふさわしい名玉でございます。
画像
作例は全てNikon D700との組み合わせで行っています。
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