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{メ}FUJIFILM/Finepix 50i

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FUJIFILM
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P9046971
デジカメレビュー
富士フイルム(富士写真フイルム)

Finepix 50i

30i40iを紹介してきましたが、
ついに50iも紹介することが出来ました。
これで、iがつく機種はコンプリート出来たようです。


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2000年代全般、
なんでも「i」をつければいいという風潮にあったことは事実です。
一つは、IT革命のせい。
もう一つは、アップル製品のせい。

どこもかしくも、iがついておりました。
いやはや。

なお、富士フィルムでiがつく機種は、
MP3プレーヤーの機能が付いている機種でございます。
スマートメディアのID機能をフルに使える機能であり、
時代を感じます。

フジフイルム Finepix 50i は、
2001年6月に発売された240万画素のデジタルカメラです。
当時の販売価格は88,000円前後です。
この時代に多機能モデルを出したらこのぐらいするのですよ。

スペック

■センサー・仕様/TCP1.01
センサーサイズ/センサー 1/1.7型CCD(スーパーCCDハニカム)
画素数 240万画素(画素補完で432万画素撮影可能)
映像エンジン 記載なし
液晶 1.5インチ/TFT液晶搭載(11万画素)
オートフォーカス コントラスト検出方式
ISO感度 125
■レンズ性能
焦点距離(35mm換算) 36mm
F値 F2.8
ズーム倍率 単焦点レンズ
レンズブランド SUPER EBC FUJINON LENS
最短撮影距離 6cm
手ぶれ補正 なし
■基本仕様
仕様メディア スマートメディア(128MBまで対応)
使用電源 NP-60
動画撮影機能 320×240/10fps
記録形式 AVI(Motion JPEG方式)
音声記録
録画時間 80秒
なお、刻印はSUPER FUJINONですが、
仕様によるとEBCでございます。

・デザイン・メカ・インターフェイス

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お高い機種ということで、
確かに素材は金属ボディなのですが、
いまいち、40iと比べて高級感がありません。
箱型Finepixとしては標準的な大きさで、
単三電池駆動をやめたこともあり、多少はスリムになっておりますが、後の水準からするとまだちょっと分厚さが残ります。

特出すべきは本体を殆ど覆うタイプのレンズバリアー
30iからのアイデンティティーでございますが、
この部分が非常に壊れやすい。
自分の個体も、ロックが壊れてしまっているのか常に開いた状態になってしまっております、
バネは元気なんですけどね。

フジとしては、
こうなることを予想してかしてないか、
レンズバリアと電源は連動していない仕様でございます。
一安心です。

背面はかなりスッキリしており、
ボタン配置ももう少しやりようがあったのではないかと思います。
カーソルキーまでは求めませんが、
いささかシンプル過ぎます。

端子類に関しては全て専用であり、
更にMP3プレーヤーとして利用するのに便利なリモコンを付ける端子もあり、
中々、多機能でございます。

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背面は極めてシンプル。

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日本製
三脚穴は金属です。

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スイッチ。
電源はAUDIO方面とカメラ方面との2種類

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文字が消えかけています。

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SUPER CCD HONEYCOM
初代のロゴです。

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SUPER FUJINON LENS
EBCが省かれています。

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リモート。
此方にリモコンを差し込みます。

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パカッ
スマメの時代

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レンズバリアが壊れていますが、
本来はこうなります。

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・機能・仕様

起動は3秒程度と早いです。
UIについては、
割りと使いやすい時代のこなれたUIですので、
癖さえ覚えれば使いやすいと思います。
そして、マクロもそのメニューで切り替えるタイプなのです。

が、この個体、
液晶右に付いているボタンが全て壊れており、
作動しない状態でございます。
左右キーがあるので、設定変更は辛うじて出来ますが、
解像度切替等は一切出来ず、
1M相当の画像しか記録が出来ないという残念な仕様でございます。

当然、最初の「日付の設定」から抜けられないわけですが、
それに関してはモードレバーを動かすと消えてくれるので急場はしのげる。
といったところでしょうか。
とにかく残念です。

液晶はそこそこ見やすく、
バッテリーもそこそこ持ちますが、
ある程度の操作はしたいですね。

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・画質・撮影
●AF・画質
AFはそこそこで、
マクロ域もしっかり合わせてくれます。
画質に関しては、
画素数を落としているという点もあり、
正確な判断ではありませんが、
思ったよりも綺麗です。
逆光気味の場合はEBCコーティングがされている割にはフレアがしっかりでますが、
色合いも自然ですし、
わりかしシャープな絵が出せると思います。
レンズ自体も周辺まできっちり解像しますし、
AE周りも暴れないのでいいのではないでしょうか?
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コメント

  1. yohibusi より:

    初期ハニカムにしてはキッチリしていて細かい部分がかなり綺麗に見えます。

    ですが、この機種はメカ的な弱点があるらしくレンズカバー兼電源スイッチがこちらの個体のように開いたままというのはまだマシで、検知タクトスイッチの摩耗によりカバーエラーとなって使用できなくなるケースが多発していて結局無事なのは見つかりませんでした。
    逆になんで先代の40i/4500の描写は細部がとろける感じだったのか気になります。CCD本来の画素数で記録できないためか、それともハニカムを制御し切れていなかったのか、謎です。信頼性が低いこの機種を避けて似たようなF402をチェックしてみるとセンサーサイズが大幅に小さくなって1/2.7型と完全に別物に…

  2. さらもで より:

    確かに、結構わかりやすい描写かもしれませんね。
    40i/4500も最近は割りと好きな感じになってきましたが、
    その当時は画像閲覧をパソコン上ではなく、
    プリントですることを前提として作っていたようで、
    50iはパソコンモニタでみることを想定した、
    若干シャープネスの高い画像処理を施しているような気がします。
    とはいえ、古い商品なので真相は闇の中ではありますが。

    この機種は本当に弱いのが多いですね。
    自分も、どんなエラーを吐く50iを所持していたりします。
    小さめのセンサーな富士機は多いですが、
    不思議と、面白い機種が多いのも事実です

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