デジカメレビューRICOHCaprio R30そういえば、ありましたねぇ。
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この当時、
既にデジカメの価格の下落が凄まじかった頃ですが、
そんな中の廉価機種でございます。
上位機種。というか、姉妹機扱いではありますが、
名前通り、Caprio R3の廉価モデルと言って差し支えはなさそうです。
RICOH Caprio R30は、
当時の販売価格は43,000円
スペック
■センサー・仕様/TCP1.01 | |
センサーサイズ/センサー | 1/2.5インチCCDセンサー |
画素数 | 525万画素 |
映像エンジン | 記載なし |
液晶 | 2.5インチアモルファスシリコンTFT液晶搭載(11.4万ドット) |
オートフォーカス | コントラスト検出方式 |
ISO感度 | 64-800 |
■レンズ性能 | |
焦点距離(35mm換算) | 28-160mm |
F値 | F3.3-4.8 |
ズーム倍率 | 5.7倍ズームレンズ |
レンズブランド | RICOH ZOOM LENS |
最短撮影距離 | 1cm |
手ぶれ補正 | なし |
■基本仕様 | |
仕様メディア | SDメモリーカード(2GBまで対応) |
使用電源 | 専用充電池(DB-60) |
動画撮影機能 | ○ |
動画記録形式 | AVI |
動画最大解像度 | 320×240/30fps |
音声記録 | ○ |
録画時間 | 調査中 |
Caprio R3との大きな違いは、
ズームレンズが5.7倍と短くなっていることと、
何より、CCDシフト式の手ぶれ補正を省いているというところですね。
それ以外はあまり違いはなさそうです。
・デザイン・メカ・インターフェイス
デザインは当時のキャプリオって感じですね。
いわゆる、デジカメと言った感じです。
リコーご自慢の「ダブルリトラクティングレンズシステム」という
レンズを収納する時にレンズの一部を鏡筒外に収納するという謎技術が採用されていますが、
その割には薄くはないです。
当時としては薄かったですけどね。
残念ながら、
当時のリコー機の圧倒的な壊れやすさはここから来ているんですけどね。
テレ端まで伸ばすとこんな感じですね。
ストラップホールもしっかり
キャプリオっぽい背面です。
28-160mm
思えば、
コンパクトデジカメで35mm換算の焦点距離のシールが張ってあるのはかなり珍しい。
リコー機はずっとUSBのMiniB端子を装備してくれます。
ありがたい。
中国製
ココが意外と硬いんですよね
ズームレバーは上下ですね
・機能・仕様
起動は3秒程度と、
だいぶ早いですね。
電源ボタンは爪を立たないと押せないので、
人によっては電源をいれるのに難儀しそうです。
動作は非常にクイックであり、
リコーのカメラを触った人間にとってはやりやすいです。
それぐらい、フツーでございますかね。
液晶は相当荒く、
シャッターボタンを押して写っているプレビューがものすごく荒いのでピントが良くわかりません。
アモルファスシリコンということと、
そもそもコストカットやバッテリーや処理速度の事情でやむを得なかったのだと思いますが。
バッファが少ないのか、
撮影後のラグの長さが気になりますが、
それ以外は新し目のデジカメと言う感じで、
特に気にならないですね。
AF性能は悪くないですが、
個体の不良なのか、
遠景にピントが合いづらいですね。
●画質
マクロ専用機といった感じです。
近接撮影は見事の一言ですが、
遠景は上記の通り、不良なのか、ピントが合いづらいですし、
あったとしてもセンサーサイズが小さく、こなれていないのかボワボワしております。
コメント
R6では2万ショット到達のジャンクでさえ遠景くっきりでしたのでレンズ性能が向上していったのでしょうか。手振れ補正についてはほとんど聞いていなかったと思います。
とはいえ、自分が愛用していたCX5は購入時から遠景ボロボロだったところをみると、
レンズ性能の向上というよりもやはり、
リコー特有の個体差なのかもしれません。
手ぶれ補正は飾りです。
自分のCX5も左側の片ボケが激しいと感じることがあります。
http://upup.bz/j/my51279WYHYtyfPGJal6Cfs.jpg
http://upup.bz/j/my51280yNxYtyfPGJal6Cfs.jpg
超解像がオンになっているので一部以外がカリカリですが左側の木がぼやけていると思うのですがどうなのでしょう。センサーダスト掃除をした際に弄ったら改善されたようなので気にしていませんが。
上の写真は顕著ですね。
片ボケの可能性が濃厚ですが、
手ぶれ補正の誤作動という線もなくはなさそうです。
何はともあれ、改善されてよかったです