購入価格は1050円。
当時の価格は54,000円前後です。この機種はGXRに流れるGXシリーズに元になった機種ではなく、
以前紹介したCaplio G3の流れのGシリーズ、
そして、RR10の流れのRRシリーズが合体したブランドのようです。
GXについてはこれより少し後に発売されまして、
これの後継機は「Caplio R1」つまり、
サラネではCaplio R6、RICOH R10を紹介しましたが、
CXシリーズへと流れるRシリーズなワケですよね。
そういう面では結構歴史的な機種であるわけですので、
結構気になるわけですが、
残念ながら、壊れてしまっております。
・カタログスペック
1/2.7型の324万画素CCDで原色フィルター。
レンズは3倍ズームで、F3.1ーF5.8の28mm-100mmと、
だいぶ暗いレンズですね。
当時広角レンズが珍しい時代においての28mmスタート機としてかなりインパクトがあったようですが、
CCD素子のサイズは小さいですし、残念なところです。
まぁ、Rシリーズはずーっと素子が小さかったわけですし、仕方がないと言えば仕方がないですね。
液晶は1.8型のアモルファシリコンTFT液晶
マクロは1cm、メディアはSDカード、駆動は単三乾電池2本及び専用充電池(DB-43)と、
液晶があれなのが残念です。
その他に関しては素晴らしいスペックを誇りますね。
リコーはマクロに強いという伝統は守られてますし、
この頃はまだ電池と充電器が両方使えた時代ですからねw
機能としては、
動画撮影はもちろん、
ボイスレコーダー機能、
シーンモードや当時は世界最速の0.9秒起動と0.12秒のレリーズタイムラグという画期的な機能を搭載しております。
・購入時の状態
付属品:本体のみ。
状態 :良好
機能 :不良(シャッター幕異常)
台数 :1台
Gシリーズの面影を残しつつ、
Rシリーズの姿が現れてきているプロトタイプ感はありますが、
なかなか良いデザインでございます。
少し厚ぼったい気もしますが、握りやすくなかなか考えられてますね。
側面のSD、バッテリ室の機構は結構面白く、
一回手前に引けばSDカードスロットが、
もういっかい引けば電池室がお目見えします。
面白いは面白いですが、ちょっと強引で壊れてしまうのではないかと思ってしまいますね。
まぁ、これに関してはG3と同じなワケですがw
ボタン類の配置もなかなか丁度いいと思うわけですが、
残念ながらG3同様、非常に押しづらい、
ボタンが浅くゆるゆるしているのが残念ですね。
せめて方向キーぐらいはしっかりしていて欲しいですし、
ズームキーなんかは逆に出っ張りすぎて押しづらいという、
一応事務機のメーカーなんだからそういう使い勝手ぐらいは・・・と思うのですがねw
とはいえ、最近のRICOH製デジカメに関してはボタンの押し心地は結構良いですから、
ちゃんと不満点は解決していってはいるみたいです。
そういうのって大事ですよね。
・機能・仕様
起動は1秒程度と確かに早い。
レンズの音はリコーらしく派手ですし、
挙動もキビキビしております。
ただし、ソフトウェア自体はG3とかわらなく、
相変わらず使いづらい。
ボタンの押し心地の悪さも相まってですが。
そもそも、メニューに平仮名フォントがなく、
「センタク」「シュウリョウ」などと表示されますし、
インターフェイスが無骨。
シーンモードでは結構いい感じに出てくるのに残念です。
配置もあんまりで、
露出補正はメニューの3ページ目にあったりします。
又、この機種はCCDにリコールが出ているわけですが、
それ以上にシャッター幕不良が多いみたいです。
この個体もそうなのですが、経年劣化にしては多すぎる感じがしますね。
うーん、なかなかヨサゲなデジカメなだけに、
是非使ってみたかったです。
シャッター幕が部分的に閉じないのでこんなことになります。
評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
(10段階、100点満点)
デザイン :07/10:見た目・質感・安っぽさは減点
仕様 :07/10:マクロ、画素数、レンズ、液晶など
機能 :09/10:必須機能や便利、面白い機能
挙動 :05/10:起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ :02/10:主に操作性
AF・露出精度 :ー:AFは正確か、
画質 :ー:文字通り
輝き度 :07/10:ありきたりではなく、尖った何かがあるか
価値 :05/10:レア度、今でも買う価値はあるか等
お気に入り度 :ー:今後も使い続けたいかなど
合計:42/70
サラネ式デジカメ採点システムテーブルa ver1.00
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