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{メ}Caplio RR10

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RICOH
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RICOH Caplio RR10
Caplioブランドが消え、Rシリーズまで消えてしまったRICOHですが、
RRなんてRが2つ重なっている時代もあったんですね。
ちなみに、Caplioブランド初号機です。

RICOH Caplio RR10は、2001年7月に発売された211万画素のデジタルカメラです。
購入価格は780円。
当時の価格は60,000円前後です。

Caplioブランド初号機という点については、
以前、RDC-i500でもそんなことを言いましたが、
この機種は最初からCaplioブランド、
i500については、これが発売された時にCaplioブランドに切り替えたと言うことで、
どちらも間違ってはいないようですw

縦型で首にぶら下げて使うように想定されたデジカメは、
東芝soraやIXY Digital Lシリーズなんかでもありましたが、
この機種はそれを先取りしてるような感じでいいですよね。

・カタログスペック
1/2.7型の211万画素CCDで原色フィルター。
レンズは2倍ズームで、F2.8-3.8の48mm-76mmと、
結構中途半端。

液晶は1.5インチの低温ポリシリコンTFT液晶、
マクロは4cm、メディアはSDカード、駆動は充電池ですが、
NP-60なので結構使い回しが効きそうです。

液晶は小さいながらも頑張ってそうですが、
マクロに関しては、この頃の他機種に比べるとマシではありますが、
RICOHにしてはちょっと残念な結果だなと思いますね。

その他、割と多機能で、
音声付き動画も撮影は勿論、
ボイスレコーダー機能や、
ISO400までの増感や、
文書取り込みモードなどは勿論、
なんと言っても目玉機能はMP3プレーヤーになると言うこと。
コンセプト的にはFinepix 40iと同様みたいです。
結果的に、デジカメと音楽プレーヤーとの融合は業界的には失敗となったわけですが、
こういう試みは面白いですね。

また、付属で充電クレードルがついているのも面白いです。

・購入時の状態
付属品:本体、バッテリ、ACアダプタ、電源ケーブル、クレードルのみ
状態 :バッテリ蓋破損

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・デザイン・メカ・インターフェイス
この頃のデジカメというのは、
本当に重厚感があって、コストダウンのかけらもない機種が多くいいですね。
特に、この頃は先のFinepix 40iIXY DIGITALから始まる、
コンパクト・スタイリッシュ路線の影響下にありましたので、
この機種も例に漏れずその影響を受け製造したモデルなんだろうな
という感じがしますね。

鏡筒部はレンズスペックすら書いて無く、
これもデザインなのかな?という感じの加工がされてます。
スライドスイッチが多く、
電源やSDカードの取り出し口、
クレードルに差し込むための端子にも使われていたり、
ぐるーっと周りをなめ回して見る分には、本当に面白そうなギミックのカメラだなって印象です。

ただし、ボタンはどれも非常に押しづらく、
見た感じどう考えても使いやすそうに思えない配置だったりもしますね。

不満点なのは、リコー機なのにマクロボタンが無い。

モードダイヤルは未来を感じますね。

・機能・仕様
起動は勿論、全ての動作が遅すぎる。
特に、書き込み時間は4?5秒かかり、
SDカードを使うデジカメとは思えない遅さです。
操作性も非常に悪く、
画質設定やフラッシュなんかは逆トグルが出来ません。
つまり、何回もそのボタンをおして、気に入った所までいかなければなりません。

そのような設定はセットアップ項目ではいじれないので、
何のためのセットアップだよと思ってしまいますw

インターフェイスについては、本当に考えてしまいます。
特に、マクロにしたい場合は、
メニュー→左ボタンを2回→メニュー→上ボタンを1回→メニュー
という動作が必要です。
そいで、カーソルキーの感度が悪く、
変なところに入ってしまってやきもき。

これだけボタンがあるのに有効利用されてないという点も問題です。

そして、AFが合焦したとき、液晶ではなくAFインジケータが反応するので、
そこは少し不親切かと思いました、
へたれなので、フォーカスポイントが表示してくれるとうれしいですw

光学ファインダについては、別にこのままでもという感じはありますが、
液晶が低温ポリシリコンの癖に見づらいという不満点があるので、
あればうれしいかもしれません。

まぁ、液晶が見づらいと言うことで設定がいじれないというのも不満点ではありますけどねw

・画質・撮影
●AF/AWB
AFは遅いですが、精度は悪くないですね。
だた、露出が馬鹿みたいで、
日没が近いけど、町明かりで明るいという場所であっても、
露出をオーバー目に設定してくれます。
まぁ、日没じゃなくてもそういう傾向がありますけど、
結構、癖がありますね。

●画質
画質としては、
マクロについては流石リコーという感じです。
ただ、低感度で激しくノイズが乗るというのもリコーらしい。
まぁ、そのノイズが悪い訳じゃなく、リコーとしても、
フィルムの質感を出したいと言うことであえてノイズを消さないという方針みたいですが、
それが最近の機種と比べても目立つという感じですかね。

ただ、発色が非常に良く、
コクのある写真が撮れるという点においては、
この機種は優れていると思います。

インターフェイスさえどうにかしていただければ、
この機種は化けると思いますね。
画像
「拡大・元データ表示は無圧縮です」
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拡大・元データ
息をのむ、空の発色

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拡大・元データ
マクロ、これだけ撮れれば充分かと

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拡大・元データ
夜景。
露出をちょっといじってますが、
悪くない感じです。

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拡大・元データ
動作が遅いと言うことは、
別に悪いことでは無いという感じです。

その他の写真はこちらにございます。

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コメント

  1. シャッツオ より:

    ボタンの位置が変わってて面白いね。左上のPICってボタンはどういう時に使うのですか?変な質問して申し訳ないす

  2. sara@ より:

    ボタンの位置が変わっているというのもリコーらしくてなかなかですよね。
    リコーはカメラもデジカメにおいても老舗メーカーですが、
    デジカメに関しては、頑なに「イメージキャプチャリングデバイスであってデジカメではない」と言ってきたメーカーなので、
    あんまりカメラっぽくないのも面白いです。
    PICボタンはクオリティー設定でございます。
    画像の大きさと画質が押す度に変わります。
    メニューから選ぶノではないので、理想の画質に出会うまで非常に時間がかかる迷惑な仕様です。

  3. コカスキ より:

    これも時々使います。

    カシオQV-R4と同じ電池って事が原因ですが。

  4. さらもで より:

    お世話になっております。さらもででございます。
    動作が若干もっさりしている事以外はソコまで悪くない機種ですね。
    この規格の電池はやたらと汎用性が高いので自分も割と使います

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