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{メ}Caplio R4

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RICOH
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RICOH Caprio R4

RICOH Caplio R4

なんか2011年は新しい機種が続くなと思ったわけですが、
Caplio R4ってもう5年も前の機種なんですね・・・
時の流れは残酷です。

RICOH Caplio R4は、2006年3月に発売された600万画素のデジタルカメラです
購入価格は450円。
発売当初の実売価格は4万5千円前後です。

Caplio R3から続く、広角+高倍率ズームの路線を突き進む機種ですね。
現在のCX4にまで受け継がれている定番構成です。
更に、この機種からCCDシフト式手ぶれ補正を搭載している点も見逃せません。

スペック
1/2.5型の618万画素CCDで原色フィルター。
レンズは7.1倍ズームで、F3.3-4.8の28-200mmでオートフォーカス。
RICOH ZOOM LENSを搭載。
素子サイズが小さいということが残念ではありますが、
この小ささ故、この高倍率を実現できたとも言えます。
また、今となっては結構分厚いですが、7.1倍ズームレンズをこの筐体に収めたのは、
PENTAXのレンズスライディングシステムと同じような理屈となる、「ダブルリトラクティングレンズシステム」を採用しているところにあります。
要は、レンズの一部を鏡筒外に移動させるわけですね。
但し、このシステムこそが、RICOHのカメラが壊れやすいというレッテルを貼られてしまう要因となっているのは言うまでもありません。

CCDシフト式の手ぶれ補正機構に関しては、R7辺りまでは全く効かないことで有名で御座います。

また、この機種のAF方式は、
従来のコントラスト検出型AFの他に、位相差AFも採用している点も見逃せません。

液晶は2.5型アモルファスシリコンTFT液晶。(15.3万ドット)
マクロは1cm、メディアはSDカード、駆動は専用充電池(DB-60)と、
マクロは相変わらず最強でございます。
液晶が高精細になったことが売りになってましたが、
アモルファスシリコンですし、そんなにいいものではなさそうです。
DB-60に関しては意外と汎用性の高い充電池なので便利です。

機能としては、
デジタルズーム、セルフタイマー、シーンモード、動画撮影、連写の他、
サウンドレコーダー機能、傾き補正や長時間露光、インターバル撮影、PictBridgeに同社のカラー複合機に接続するとパソコン不要で帳簿印刷が出来るというよくわからない機能までついてます。

・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :ボロボロ
機能 :問題なし
台数 :1台

・デザイン・メカ・インターフェイス
割と厚ぼったく、可もなく不可もなくというデザインですね。
CaplioがデザインにこだわりだしたのはR6からで
R3-R5(R5v)まで、デザインにあまり変化はなかったりします。
それなりに人間工学に基づかれて設計されているからか、
使い心地は悪く無いです。

RICOH Caprio R4
当然ながらレンズバリアがでかいです。

RICOH Caprio R4
CaplioロゴよりもRICOHロゴをここに持ってきたほうがいいような気がします

RICOH Caprio R4
この時代になると端子類はここだけ。
USBからの給電は出来ませんので、チャージャーがなくなるとアウトです。

RICOH Caprio R4

RICOH Caprio R4
上部。
電源ボタンはそこまで押しづらさは感じません。
こうしてくれると、電源ボタンとシャッターボタンを間違えなくてすみます。
手ぶれ補正ボタンは押しづらいですね。

RICOH Caprio R4
中国製。

RICOH Caprio R4
筐体の質感がいいだけに、
この電池カバーの作りの脆さは残念です。
ペコペコな上、ヒンジ部の作りが悪いのでグラグラするのです。

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背面。
縦に配置されたズームレバーなんかも意外と使いやすいですし、

直感的で使いやすいボタン配置になっています。
シーンモードは上ボタンになりますね。

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・機能・仕様
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起動は2秒以内と早いですね。
挙動もキビキビしており、高速レスポンスを売りにしているだけあります。
但し、RICOH機全般的に言えることとして、
動作音が「故障か?」と思うほど大きいという点。
これに関しては「音を楽しむ」という事で使ってあげてください。
そして、構造上、レンズを出すことは容易ですがしまうことに関しては時間がかかるようで、
電源を切るのに5秒ぐらいかかります。

UIは他社製コンデジを使っていると若干違和感を覚えますが、
簡潔にまとめられていて非常に使いやすい。
露出補正、WB、ISO感度等、一発アクセス出来る点等、
頻繁に使う項目へのアクセスが容易なのがいいですね。

傾き補正等、面白い機能もそろってますが、
RICOHのデジタルカメラ自体が「ビジネスのお供」として売り出している事もあり、
そして、当時はまだトレンドではなかったということもありますが、
お遊び機能は控えめですね。
至って真面目なデジカメです。

電池のもちはいいですが、
液晶に関しては外では見づらいのは仕方が無いところです。

AFの挙動は位相差AFということもあり非常に早い。
しかし、RICOH製デジカメ全般に言える事でありますが、
AWBが暴れますね。
具体的には、晴天下で撮ると青が紫色っぽくなります。
これはこれで面白いですがねw

そして、高感度耐性は弱く、
ISO200辺りが限界です。

個人的に気になったのが、
AFの速度は早いのですが、
特にマクロ以外の撮影ではAF精度が低いというか、中抜けするというか、
酷いピンボケ写真になることが多いですね。

これに関しても慣れです。

・画質・撮影
●画質
マクロを含む近接撮影には強いですが、
無限遠付近になると眠たい画質になりますね。
素子サイズの問題だとは思いますが、高倍率ズーム機全般に言える現象でございます。
また、レンズ自体は高倍率ズーム機という特性上、広角側では歪みが目立ちますね。
とはいえ、RICOH独特の発色が味わえますし、
マクロに強いという点を含め、
おすすめできる機種です。
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ちょっとズームしてみました

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若干渋めです

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紫色が強い

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その他の写真はこちらにございます。

評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
(10段階、100点満点)
デザイン :5/10:見た目・質感・安っぽさは減点
仕様 :08/10:マクロ、画素数、レンズ、液晶など
機能 :07/10:必須機能や便利、面白い機能
挙動 :09/10:起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ :07/10:主に操作性
AF・露出精度 :05/10:AFは正確か、
画質 :05/10:文字通り
輝き度 :05/10:ありきたりではなく、尖った何かがあるか
価値 :05/10:レア度、今でも買う価値はあるか等
お気に入り度 :5/10:今後も使い続けたいかなど
合計:61/100
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