公開日時:2009年9月11日
追記日時:2015/01/30
画像追加
記事修正
購入価格は980円。
当時の価格は56000円なのですが、
カラーバリエーションによって値段が違う(ブラックが62000円、クリームが69000円)という珍しいデジカメでして、
まぁ、その理由は素材が違うって位な訳ですが、
本カメラが一番安いわけですねw又、このカメラを購入する際、
備考欄に「撮影時液晶表示不可、そもそも撮影不可、異音あり」
という表記が。
絶望的かと思いましたが、
起動してみると、電源は入るけど確かに、
液晶表示が表示されない。
あー、だめか・・・
と思ったわけですが、
何故だか撮影時以外は液晶に何かしらが表示される。
設定をいじってると、どうやら「省電力モード」がオンになっていたのが原因だったらしい。
異音については、そもそもRICOH製デジカメは動作音が大きいのが仕様、というか人気なカメラなんで、
それは不良じゃないですのよ。
・カタログスペック
1/2.7型の334万画素CCDで原色フィルター対応ということなのですが、
確かにこれも素子がちょっと小さいような感じもしますが、今のカメラに比べれば画素ピッチは余裕がありますw
リコー伝統の1cmマクロは当然搭載しておりますが、
Rシリーズとは違いレンズは35mmからの3倍ズーム。
コンデジでは使いやすい画角だと思いますね。
そして、さりげなく「F2.6」の明るいレンズを搭載していたりもします。
液晶は「1.6型アモルファスシリコンTFT液晶」と言うことで、
もう、表記だけでもクズ液晶という事が分かりますね。
というか、公開してないだけだと思いますが、アモルファシリコンな液晶がついてるデジカメってあんまり見たことないですね。
また、レリーズタイムラグが0.1秒と早く、
快適そうな感じがします。
メディアはSDカードと単三乾電池2本。
リチウムイオン充電池も使えるので、アル意味で経済的です。
追記:2015/01/30
スペック
■センサー・仕様/TCP1.02 | |
センサーサイズ/センサー | 1/2.7型CCDセンサー(原色フィルター) |
画素数 | 334万画素 |
映像エンジン | 記載なし |
液晶 | 1.6インチ液晶(8万ドット) |
オートフォーカス | コントラスト検出方式 |
ISO感度 | 125-800 |
■レンズ性能 | |
焦点距離(35mm換算) | 35-105mm |
F値 | F2.6-4.7 |
ズーム倍率 | 3倍ズーム |
レンズブランド | RICOH ZOOM LENS |
最短撮影距離 | 1cm |
手ぶれ補正 | x |
■基本仕様 | |
仕様メディア | SDメモリーカード(2GBまで対応) |
使用電源 | 単三電池2本 |
動画撮影機能 | 320×240 |
記録形式 | AVI |
音声記録 | ◯ |
録画時間 | 120秒 |
顔認識 | x |
Wi-Fi | x |
GPS | x |
防水 | x |
防塵 | x |
追記:2015/01/30/以下、追加画像
厚ぼったく、独特な感じのフォルムです。
正直、お世辞にもスタイリッシュとはいえませんが、
このG3のデザインは有名建築家、黒川雅之氏による物。
都知事選に立候補し2007年にお亡くなりになった黒川紀章氏の弟さんですね。
なので、きっと万人受けするセンスなのでしょうが、個人的にはこちらを彷彿とさせてしまいました。
いけません。
なお、外見はボロボロですが、
使えればいいのです。
RICOHの象徴であるパッシブAF機構もついています。
上部はモードダイヤルとシャッターボタン。
珍しいのはモードダイヤルの中央に電源ボタンがあること。
こういう配置のカメラは、大抵モードダイヤル中央がシャッターボタンになっている事がおおく、
押し間違いが懸念されます。
背面はボタン配置が微妙。
横長なのに、ボタンは位置がそれを生かし切れてない感じでしょうか。
ただ、人間工学に基づいて設計されているためか、割と押しやすいのが悔しいところです。
光学ファインダーが小さいという見所もありますが、
なんと言っても一番の見所はバッテリー、メモリーカードスロットの機構。
少しスライドさせるとメモリーカードを、
更にスライドさせるとバッテリーが交換できます。
この機構が地味に凄いけど、壊れやすいような気もしますね。
三脚穴の位置や強度は適切な辺り、そういうところで使用するカメラを製造してきたノウハウが蓄積されておりますね。
ただ、ボタンが押しづらい。
多分軸がずれてしまった(この状態なので)せいだと思われますが、
シャッターボタンが緩く、ちょっと使い心地は悪いです。
・機能・仕様
起動そのものは3秒程度と決して早くはないですし、
動作音が非常に大きい。
Rシリーズ以降のCaplio以上に大きいです。
ただし、確かにレリーズタイムラグは高速。パッシブAFのおかげだと思われますが。
書き込み時間は1秒程度ですが、それでもキビキビしてます。
メニューインターフェイスは簡素ながらなかなかわかりやすいですし、
メニュー配列だけは現行のRicoh機と変わらないのでいい感じです。
シーンモードもわかりやすいですしね。
ただ、上記の通りカーソルキーが思うように動かず、いらいらする一面もあります。
機能面ではシャッターボタンを押してから2秒前に戻って連射する機能や、
RICOH製カメラでおなじみインターバル撮影なんかも当然出来ます。
ボイスレコーダー機能なんかもついています。
そこらへんの多機能さを前面に押し出す会社らしいですね。
バッテリーの持ちも悪くはなさそうです。
ただ、やはり液晶が酷い。
室内ではそこそこ写るものの、
屋外では全く見えず、というか全体的に茶色っぽい画質になるため、
「このカメラは性能悪いのでは?」と思ってしまう感じですね。
ピントの山もつかめません。
ただ、追従性は悪くないので、
そこだけは快適に撮影できます。
・画質・撮影
●AF/AWB
変なところにピントが合うということはあまりないです。
割と正確だと思いますね。
ただ、ピントが合うまでに1秒半ぐらいかかるので、
レリーズタイムラグが短い分、ちょっと不満です。
まぁ、これだけ早ければ上等ですけどね。
ただ、露出が馬鹿みたい。
少し明るいところで撮ると、思いっきり露出アンダーな画像になってしまいます。
白飛びをさせないために少しでも明るいところがあると、
そこに合わせて周りを暗くしてしまうようで、
他のデジカメよりもそれが顕著にでてる感じです。
●画質
発色はいい方だと思います。
個人的に最近のRシリーズやCXシリーズよりも良好な感じすらします。
ただ、パソコンに取り込んでみなければ分からない、という感じですね。
広角側の撮影の場合、周辺減光とゆがみがちょっと目立つかなって程度ですが、
悪くはないカメラだと思いました。
マクロ専用機として買う価値はあると思います。
その他の写真はこちらにございます。
コメント
自分の個体は露出がバカではないと思ったら、V1.01で改善したみたいですね。でもアップデート方法が本体にカメラを繋いでソフトウェア起動という何とも昔っぽい方法(オリンパスは…)が懐かしいです。
AFが良いのでマクロで近づきすぎてもバシバシ合ってくれてスカっとします。迷いまくるカメラは割と多いので。
ファームで改善されるのはありがたいですね。
オリンパスもそうですが、
一部ソニーもそんな感じですね。
アプリが必要なのはたしかにアレですが、
オリンパスに関してはマイクロフォーサーズ規格のレンズや周辺機器を一括でアップデートしてくれるので結構便利です。
リコーはマクロ強かったですからねw