FUJIFILM Finepix 2700
前回に引き続き、縦型Finepix3代目のモデルです。
やはり縦型っていいですね。個人的にはメカメカしくて好きです。
公開日時:2009年11月3日
追記日時:2015/8/13
画像追加
記事修正
購入価格は980円。
当時の価格は94,800円との事です。
縦型Finepixで単焦点モデルはこの機種が最後になりまして、
更にその後からスーパーCCDハニカムが搭載されるので、
縦型では最後の通常のCCDとなりますね。
そんなある意味集大成のモデルです。
1/2型の230万画素CCDで原色フィルター。
レンズは単焦点で、F3.2の35mmと、
これでもかと言う位標準的でございます。
ちょっと暗いかもしれませんけどねw
マクロは9cmと、流石に単焦点レンズなので短めですし、
ISO感度は120固定、液晶はうれしい低温ポリシリコンTFT、
スマメです。
バッテリーは充電式で、いわゆるかまぼこ形。
Finepix1700Zからの共通というか、
当時多くのメーカーが採用していたベストセラー充電池です。
・デザイン・メカ・インターフェイス
追記:2015/08/13/以下、追加画像
1700Zと比べても、もっと仰々しくなってますね。
この、「デジカメはメカ!」という風潮のあった当時を伺えます。
現在はハイエンド機を除けば「メカっぽさ」を排除させている傾向があるようにも取れますし、
そういうところが大好きです。
それでいて、操作性に関しては1700Zからは大幅に向上しておりまして、
上部についていたモードダイヤルはカーソルキーに移動し、
中央部にまとめたのは英断だと思います。
それ以外については実はそんなに変わらず、
装飾系が増えただけという感じでしょうか。
そのため、単焦点でアリながら筐体が若干大きくなっていたりもします。
また、音もなかなか素敵です。
ズームレンズではないので、レンズバリアーが大きい物ではないですが、
それでもなかなか。
この世代ですとスマメスロットのバネも勢いがいいですし、
所有欲という点で言えば最強です。
最近はあんまりそういう事は感じませんね。
・機能・仕様
追記:2015/08/13/以下、追加画像
起動は遅いです。といってもフラッシュチャージをするのでだいたい8秒程度で、
フラッシュOFFの状態では3秒程度とそこそこ早いです。
ただ、状況によっては7秒近くかかります。終了は一瞬ですがw
操作性はよく、メニュー内をうろうろする分には割と高速です。
ただ、マクロやフラッシュについては液晶ではなく、
液晶インジケータに表示されます。
まぁ、背面に表示されるだけマシですが。
そいで、カーソルキーのLEDがまたしてもいい動きをします。
こういう遊び心って非常に大切なんですよね。
ソフトウェアも古いタイプですが、
それが別に苦にならない操作性だとおもいます。
シフト+ボタンによるショートカットキーも個人的にはわかりやすいですし。
ただ、液晶というか、
Cyber-shotと同じく、撮影モードでの液晶ファインダがあんまりよろしくない。
プレビューで見るまで不鮮明です。
そのかわりバッテリの持ちは向上しているのでなんともいえませんがw
そして、書き込み時間が遅いです。
撮影後、6秒間ほどブラックアウトします。
当時の技術で230万画素のデータを記録するのは割と大変なのかもしれません。
あとは、個人的に撮影枚数を記録しないのが不便でした。
・画質・撮影
●AF/AWB
AFは問題のないスピードで、割と正確です。
この世代ってだいたいそんな感じですよね。
どうしようもなく遅いのもありますが、早いのはやい。
オリンパス、富士の2強がそんな感じですね。
ただ、現在のFinepixと同じく、
青かぶりしやすい感じです。
●画質
色は多少地味なところもありますが、
それでもFinepix色でございます。
結構ノイジーな感じですが、
そこそこの解像感はあるので、
現在でも使えそうなレベルです。
まぁ、旧世代感は否めませんがw
その他の写真はこちらにございます。
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