[warning]※今シリーズの内容は個人的な見解でございます。[/warning]
AF ZOOM 35-80mm F4-5.6は、
1988年09月に発売されたαAマウント用のレンズです。
メーカー希望小売価格は不明です。
性能はパッとしないレンズですが、
見た目だけはかなりインパクトがあります。
・カタログスペック
焦点距離は35-80mm。
35mm換算値で53-128mm相当になります。
開放F値はF4-5.6
絞り羽根数は7枚。
最短撮影距離は0.5m
レンズ構成は8群8枚
撮影倍率は0.18倍
フィルター経:46mm
なかなか、
パッとしない状況ですね。
本体は、思ったよりも小さいです。
外観はかなりチープであり、軽量なレンズでございます。
ピントリングもだいぶ小さいので、AFが前提のレンズといえばそうなのかもしれません。
とはいえ、このレンズの特徴はレンズキャップの代わりに、
シャッターが付いているという点でしょうか。
かなりユニークな仕様であり、斬新です。
そして、さらに、そのシャッター部に46mmのフィルターを取り付けることができ、
これまた斬新でございます。
ただし、この仕様が開放値を暗くし、
焦点距離が微妙なレンズになったといえなくもないですね。
開閉はこのキャップで
・画質・撮影
APS-C機との組み合わせでは焦点距離的になかなか厳しいレンズではありますが、
写りに関しては、なかなか悪くないですね。
発色が濃く、シャープではないですが、独特でございます。
画像
コメント
シャッターを付けたのもミノルタの早すぎた独自性の1つなのでしょうか。確か現在では同じようなレンズがミラーレス規格で出ていたような・・・
同じく早すぎたミノルタの独自性的なものでXiレンズを入手しましたが、28-105mmということもありズームによって最短撮影距離が変わったり、MFまで電動だったりとよく分からないものですw
こんにちは、さらもででございます。
コンセプトはかなり面白いですが、
小口径しか作れないという難点があったので広まらなかったのでしょう。
早すぎたといえばそうなのかもしれません。
手動ではありませんが、自動開閉ならニコン1用のレンズとしてありますね。
自動開閉キャップを付けるレンズも最近出てきましたし、
今後は増えてくるのかもしれません。
Xiレンズに関しては、
当時としては全くよくわからないコンセプトのレンズでしたね。
今でこそはレンズの小型化や動画対応という点で意味のあるシステムになりましたが、
こういう失敗の繰り返しで画期的なものが生まれてくるので侮れないところもあります。
LA-EA2とLA-EA4では完全に対応を切られてしまった悲しいレンズですが・・・