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ゲ>学研エリオン/6年の科学 1999年12月号 パイレーツの恐竜クリスマス/新ワンコインゲームス

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ワンコインゲームス
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執筆日:2022/03/16
購入年:1999年
購入価格:-

パソコン
パソコン

このコーナーは、
マルチメディアと言われていたいにしえの時代に販売されていたパソコンソフトを、
実にゆるく紹介して行く記事でございます。

パイレーツという文言自体が非常に懐かしさを演出しておりますが、
当時、学研の科学の付録として付属していたパソコンソフトでございます。
自分で現像する写真機や手造り浄水器、恐竜の骨格など、
極めて科学的な付録をつけていた学研の科学としては非常にトリッキーな付録ではありますが、
Windows98全盛期、iMacの歴史的大ヒット、インターネットの急速な普及という、
まさにITバブル全盛期の当時としては納得せざるを得ない付録でございます。
なお、要のパイレーツはCDプレーヤーに突っ込んだときに流れるだけで、
ソフト本編には出演しておりません。

製品情報

発売
当時の価格
プラットフォーム
スペック
メモリ
ディスプレイ
ドライブ
HDD容量
サウンド
1999年12月1日
付録
Windows95/98・Mac(漢字Talk7.5.3以上)
Pentium166Mhz以上(推奨200Mhz)/PowerMacintosh以上
32MB以上/16MB以上の空き(32MB以上を推奨)
640×480ドット(32000以上表示可能なもの)
4倍速以上(8倍速以上推奨)

SoundBlaster互換

当時よくあった、Quicktime、ShockWave(Flash)を活用した、
マルチメディア時代らしいいわゆるWindows/Mac両対応の「ハイブリッド」ソフトでございます。
QuickTime3.0がバンドルされておりますね。
ただ、1999年のソフトとしては、
特にWindows側の推奨スペックが妙に高い点に注目でございます。
少なくとも、1998年夏モデルのデスクトップパソコンで、
MMX Pentium166Mhz、メモリ32MBのモデルが存在したぐらいですので。
とはいえ、パソコンのスペックが年々向上している時代らしくもあります。

当時こういうCGっぽいCGって流行りましたよね

ソフトの内容

以前動作確認をした時、
確かWindows8で普通に遊べた記憶がありますが、
今回の動作環境ではQuickTimeに起因する動画再生が行われず、
音声のみが出る状態でございました。
とはいえ、当時割と立ち上げていたので、動画は流れずとも記憶にはあります。

サラネくん
サラネくん

遊ぶために使用した環境(フェニックス1号)は、こちらです(誰も興味ないと思うけど)
SONY VAIO typeC(VGN-C90S・2007年モデル)
WindowsVista/Core2Duo T5500/2GB/120GB SSD

当時のこの手のソフトでありがちな、
飛ばせないムービーの後にDVDのメニュー画面のようなコンテンツが表示されます。
パンキー達は、記憶によると当時の6年の科学のマスコットキャラクター的なもので、
読者コーナーや、彼らをモチーフにした漫画が連載されておりました。

そんな感じで、
こちらは雑誌の番外編ということで、
読者のイラストコーナーや、アニメーション、
学研らしく、学術的な月の起源が分かる動画、
学研のソフトの体験版、2000年内であればいつでも占える占いが収録されております。
画像を見ての通りですね。

読者イラスト館

開くと、
顔文字館も追加されておりますが、
読者のイラストを見ることが出来ます。
小学生らしい感じでございますね。
2000年問題の時代でございます。

月の起源ムービー

このソフトで唯一のガチコンテンツでございます。
学術的に月の起源を知ることが出来ますが、
当環境だと映像が表示されませんでした。

パンキーのミニシアター

こちらも動画が再生できず。
パンキーのドタバタアニメーションでクイズもあります。
伝わるかは不明ですが、
スーパーゲームボーイでこういう背景ありましたね。

DEMOソフト集

いわゆる、体験版でございます。
体験版と言うよりは、
こういうソフトだよー的なソフト紹介です。

パンキーのゲームでGoGo!

このソフトウェアの一番の目玉はこのコーナーでございます。
ハンマークラッシュ、ペアペアゲーム、おたずねパンキーを探せの3つのゲームが遊べます。
ミニゲームレベルではございますが。

パンキーのハンマークラッシュは、
パソコンゲームとしてはありがちなモグラたたきでございます。
パンキー、ヤンキーは叩くと点が入り、
ピンキーは10点マイナスになります。
悪いであろうヤンキーが10点なのはいいとして、
主人公であるパンキーを叩いても点が入るのがややモヤモヤします。
が、よく考えると人格のあるキャラクターをハンマーで叩くという行為は殺伐とした現代ではやや違和感がある演出でございます。
難易度はやや高く、
反応が鈍いのと、キャラクターの動きが速いですね。

パンキーペアペアゲームはいわゆる神経衰弱です。
おなじみのパンキーファミリーのキャラクター達で楽しめますが、
難易度はやや高め。
3秒間目に焼き付けてオーソドックスな神経衰弱をするのですが、
制限時間が明らかに短くノーミスであってももたもたしていると終わりきらないぐらい短いです。
もしかするとスペック依存なのかもしれませんね。

おたずねパンキーをさがせは、
様々な動きをするパンキーと同じパンキーを探すというゲームでございます。
動きが意外と細かいので、意外と難易度が高いです。
何故か、このゲームにはレベルという概念があり、
クリアすると難易度が上がります。
面白いかといわれると微妙です。

ミスティオババの2000年占い

フォントが何故か不穏なミスティオババの占いでございます。
2000年内であれば何回でも占えます。
5問の質問からランダムで占いの結果を出してくれますが、
なんとなく、インターフェイスが後のアキネイターを彷彿とさせます。

意外と気合いが入っており、
キャラクターのアニメーションが無駄に細かいです。
明日の運勢と、
2000年1年を過ごすグッズという、
ミクロとマクロな視点で占ってくれますね。
なお、このミスティオババというキャラ、
架空のものかと思ったらスタッフロールに登場しているので、
もしかすると中の人が存在する可能性があります。
が、スタッフロールでは「ミスティおばば」表記です。


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総評

上記のように、
マルチメディア熱に浮かれていた当時を反映するソフトでございますね。
それに加え、西暦2000年問題が迫り、
話題になっているコンピューターに興味を持ってもらうという意図もあるのかもしれません。
ソフト自体は手堅く作ってある印象でございますが、
その当時ですら、熱中して遊ぶ事はなかった内容でございます。
とはいえ、コンピューターの敷居が下がりつつある時期だったとはいえ、
ニンテンドウ64やプレイステーションで遊び慣れている当時の小学生がパソコンソフトに触れる機会というのは、
それこそ学校のコンピューター室程度であり、
当時のやたらとデカい箱で無駄に高額で、初心者向けのパソコン雑誌には「コンピューターソフトを購入する際は自分のパソコンの型番をメモして店員に動くかどうか確認しましょう」という表記があったような時代なので、
この程度の内容であっても、小学生に21世紀の雰囲気を味わう付録としては悪くない内容でしょう。
余談ですが、CDプレーヤーで再生すると聞けるパイレーツが主演のコンテンツは、
棒読みのパイレーツと強引な展開で科学の学習的な内容でございました。

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