デジカメ実験室
携帯電話はデジタルカメラの夢をみるか
第3回:フィールドテスト その1・スマートフォン・コンデジ編
第1回・第2回はこちら
最近、携帯電話のカメラ機能が飛躍的に上がったと言われてますが、
果たして、実際はどうなんだろうかという事を検証しようかなという突発的なコーナーです。
今回は、フィールドテストその1・スマートフォン・コンデジ編と題しまして実際に作例をあげていきます。
まず、エントリー機種のおさらいをしておきましょう。
携帯電話部門
・富士通 docomo PRIME FOMA F-01A
・ソニー・エリクソン docomo FOMA SO905iCS(Cyber-shotケータイ)
スマートフォン部門
・Apple iPhone4
・SHARP au IS01
コンデジ部門
・PENTAX Optio H90
・OLYMPUS CAMEDIA C-4040 ZOOM
この中でも、今回スマートフォン・コンデジ部門をお送りいたしますが、
これらの機種で果たしてどんな結果を出してくれるのでしょうか?
・・・本当は一気にやる予定だったのに・・・
スマートフォン部門
・Apple iPhone4編
※全てHDRをオフにして撮影をしております。
A
iPhone4のカメラは無茶苦茶綺麗だと思って使ってただけに、
なんか作例をまじまじとみてると若干裏切られた感がなきにしもあらず。
Aの右上にある謎の光量落ちや、
Cの面白いフレアが見て取れますね。
全体的に発色が渋く、
ISO 80の割にはやたらとノイジーです。
このノイジーという点はiPhone3GSの頃からそうですし、
低ノイズが売りな裏面照射型CMOSの割には面白い現象です。
ただ、そのノイズが立体感をよくだしており、
Dの枝なんかも、等倍で見るとアレですが、縮小してみるとなかなかいい感じに表現されてますね。
D
まず、発色については今までの中では一番いい感じですね。
このぐらいに縮小してみる分には中々いい感じですが、
等倍に行かないまでも、50%程度のスケールで見るとだいぶ残念な画質になります。
ノイズリダクションというよりは、圧縮による画像劣化によるジャギーが目立ちます。
ただ、ノイズリダクションも掛かっていないわけではなく、
細部を見るとのっぺりとしていることが分かります。
ちょっとF-01Aに似てますね。
コンデジ部門
流石デジカメ!
といえる出来栄えだと思います。
ただ、CとD何かを見てると周辺部の画質の劣化(流れ)が目立ちますね。
ちなみに、等倍切り出しについては他の比較機種と比べて2倍程度の画素数がありますので、
等倍で比較するのははっきり言って不利な勝負なのですが、それでも健闘してます。
今回紹介する機種の中では一番いい成績を残してくれました
・OLYMPUS CAMEDIA C-4040 ZOOM編
A
当時のフラッグシップ機、
そして補色フィルターの解像感溢れる画像を期待していたのですが、
どうでしょう。
控えめの発色は補色フィルターならでわですが、
狙いの解像感についてはちょっとイマイチ。
50%ぐらいに縮小すれば大分キリッとするのですが、
細かい描画については、画素数的な問題なような気がします。
というわけで、フィールドテスト第一回は終了です。
次回のフィールドテスト第2回で携帯電話は挽回の余地があるのでしょうか?
このような具合で、次回はフィールドテスト・第2回をお送りいたします。
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