Nikon F-601 クォーツデート
ニコンのフィルム3桁番台機時代のカメラです。
F4を丸くしたような近代的なデザインは、
現在のデジタル一眼とはまた違う雰囲気を醸し出しています。
購入価格は1050円
発売当時の価格は85,000円程度です。
当時の中級機ではありますが、
その操作性は現在でもD800やD4で引き継がれている先進性を持つ機種でございます。
使用フィルムは35mmフィルム。
AF機構を搭載ですが、
その当時の機構なのでおまけみたいなものです。
倍率は0.75倍、視野率は92%。
ペンタプリズムというところがいいですね。
AFも使えるのですが、
基本的に使用できるレンズはDタイプレンズのみでございます。
そして、レンズ内モーターは駆動しないようです。
その他、フラッシュ内蔵
オートローディング、DXコード対応等です。
後はなんと言ってもクォーツデート機能でしょうか。
・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :問題ない
機能 :AF不良?
台数 :1台
・デザイン・メカ・インターフェイス
やや横幅が広いイメージです。
この時代、F-301、F-401、F-501、F-601、F-801と、
数違いのシリーズがあり、
各シリーズにも分岐したモデルがあるなど、
だいぶわかりやすいけどわかりづらいという時代だったようですね。
縦に引かれた赤いラインも、
現在のニコンとは異なるアイデンティティでございます。
エンジニアリングプラスチックの筐体は、
あまり高級感を感じません。
背面。
当然スッキリです。
上部でございます。
ボタン類がたくさん並んでいるのがいいですね。
MODEがボタン操作というところに上級機っぽさを見ることができます。
底面
シャッター幕は非常に綺麗です。
CR-P2なんて、
マニアックな電池でございます。
いやに状態のいい個体だったわけですが・・・
ダイヤルは1つだけですが、
もう一つはレンズ側の絞りリング。という意味合い。
さり気なく、ケーブルレリーズを装備です。
珍しくMADE IN JAPANなのですね。
・機能・仕様
流石に起動は早いですね。
操作性もわかりやすく、
なかなか使いやすい仕様でございます。
ファインダーも見やすく、広大なのがフルサイズのいいところですね。
AFは飾りみたいなもの。
と上記で書きましたが、
中央でしたら精度はまぁ、問題がないのですが、
自分の個体がちょっとおかしいのか、
AFの駆動音がものすごくうるさいです。
甲高い音でギャーギャーいいながらピント合わせ(遅)をします。
これを数年間、ずっと不良だと思って使用していたのですが、
調べていくとどうも、仕様っぽい気がしないでもなく、
結局どうなのかわからずじまいです。
中級機という位置づけのような今回の筐体ですが、
確かに、操作感は中級機という感じでございました。
残念ながら、愛着は湧きづらい機種でしたが・・・
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