
▶飲食レビュー









■お味について
見た目は真っ赤な紅生姜がキムチのタレを纏っているような感じですがあまりキムチの香りはせずおなじみの紅生姜のツンとした香りがしっかりと漂ってきます。
一体どんな味がするのか想像出来るようで想像出来ないのでさっそくいただきます。
これは面白い味ですね!
実際に口に運んでみると思っている以上にベースはしっかり紅生姜で味わいの比率で言うと全体の7割くらいは紅生姜の味が占めている印象ですね。
非常にシャキシャキサクサクとした心地よい歯ごたえが残っていて噛むたびに小気味いい音が響きますので
このしっかりとした食感は個人的にもの凄く好みで素晴らしいです。
生姜特有のほんのりとした苦味や渋みといった素材が持つ奥深い風味もちゃんと活きています。
普通の紅生姜をそのまま食べるとお酢の強烈な酸っぱさや生姜特有の舌を刺すような鋭い辛みがダイレクトに襲ってきますが
この商品はキムチのタレに漬け込まれているおかげでその尖った酸っぱさや刺激がもの凄くマイルドになっています。
むしろ普通の紅生姜よりも角が取れて丸くなった優しい口当たりになっているんですよね。
生姜の鋭い辛みが絶妙に抑え込まれています。
一方でじゃあキムチの味がガツンと全面に出ているかというと不思議なことにそうではないんです。
キムチの風味はあくまでも全体の引き立て役で奥深さを出すための隠し味やアクセントとして機能しています。
驚いたことにキムチ特有のあの強い発酵臭やニンニクの香りはほとんどしてこないんですよね。
それなのにお箸だけを少し舐めてみるとそこには確かにキムチのつけ汁の濃厚な旨味がしっかりと感じられるんです。
普通の紅生姜ってそれ単体でご飯のおかずにするのはちょっと難しいあくまで焼きそばや牛丼の脇役じゃないですか。
でもこれはキムチの旨味とコクがベースにしっかりと加わっているおかげで不思議なことにこれだけでご飯がバクバクいけちゃう主役級の紅生姜へと進化しているんです。
この絶妙な味わいのコントロールがキムチダレの魔法によるものなのかはさておき、
日本の伝統的な漬物・箸休めとして単純にもの凄く美味しい仕上がりになっています。
紅生姜のあのツンと尖った刺さるような酸味が苦手で敬遠していた人でもこれなら美味しく食べられるんじゃないかと思います。
単品でおつまみとして食べても非常に優秀ですし素朴で親しみやすい味わいながらも飽きが来ないので結構な量をパクパクと食べ進められてしまいますね。
ただ量をたくさん食べ進めていくと徐々に口の中に酸味が蓄積されてくるのが面白い所です。
しかしその酸味の質が最初のジンジャーの酸味からだんだんとキムチ特有の発酵した奥深い酸味へと変化していくんですよね。
ところどころでキムチのアイデンティティが顔を覗かせてくる感じが食べていて非常にエンタメ性があって面白いです。
脇役の紅生姜をキムチの力で見事に独立した絶品漬物へと昇華させた非常に美味しい一品でした。
とても気に入りました。


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