AF ZOOM 28-70mm F3.5-4.5
サードパーティ製レンズは謎が多いのですが、
特に、トキナーのこのレンズは情報すら出てこないのです。
そして、いろいろな意味でデジタル非対応という悲しいレンズでもあります。
[warning]※今シリーズの内容は個人的な見解でございます。[/warning]
AF ZOOM 28-70mm F3.5-4.5は、
1980年台後半〜90年台前半に発売されたαAマウント用のレンズです。
メーカー希望小売価格は不明です。
一体、どんなレンズなんでしょうね。
・カタログスペック
焦点距離は28-70mm。
35mm換算値で45-105mm相当になります。
開放F値はF3.5-4.5
絞り羽根数は不明。
最短撮影距離は不明
レンズ構成は不明
撮影倍率は不明
フィルター経:52mm
資料がないのでこんなものです。
ちなみに、焦点距離の幅が短い分望遠域でもそこそこ明るいレンズでございます。
本体の材質はそれなりによく、
割りとずっしりしているレンズでもあります。
しかし、やはりピントリングは小さいです、え
マクロ機能もあり、
標準ズームレンズとしてはなかなか、魅力的なレンズでもあります。
ちなみに、フィルム時代のαでは全く問題なく駆動するのですが、
デジタル一眼のαでは、AFは全く使用できません。
電源を入れると、モーターがギギギギギ! とギアを噛むような嫌な音がしますね。
AFは全く動かせず、MFでならしっかり使用できます。
・画質・撮影
画質に関しては、
フルサイズ機で撮ると周辺光量落ちが派手に出ますし、
周辺部の画質はなかなか、ひどいものがあります。
しかし、トキナーらしく発色は濃く、
絞ればそれなりにいい絵を出してくれます。
画像
作例は全てSONY α300α900との組み合わせで行っています。
α300
コメント
このシリーズは中古でよくみますが、それなりに売れたのでしょうか。画質については確かに解放付近だとぼんやり系ですが絞れば締まる気がします。
中古ショップにロゴ等が見えない状態でそれなりの価格で販売されているのをみて何度「まさかのLレンズ?」と勘違いしたものか…
今みたいにキットレンズよりも数レベル上のサードパーティー製に。
ということではなく、単純に販売店がセットで販売したり、
キットレンズがズームレンズではなく単焦点レンズだったりする時代だったので、
ズームレンズが貴重だったのだと思われますね。
まぁ、この世代の設計のレンズで現代のデジタルセンサー機でこれだけ写れば御の字だと思います。
赤鉢巻は結構、ありますからね。