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油与商店/さば糠漬け/4525675000088/2026/10/01

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珍味
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▶飲食レビュー


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■お味について

YouTubeにて公開させて頂いている動画の
評価欄を文書化しておりますので表記の揺らぎと繋がりが不自然です。
ご了承頂けますと幸いです。

パッケージの封を切った瞬間にまず鼻を突くのは非常に強烈で個性的な香りですね。
例えるならば少し使い古した牛乳パックの内側のような、あるいはライトなクサヤを思わせるような独特のクセのあるにおいがフワッと広がります。
しかしよく嗅いでみるとただ臭いだけでなくどこかヨーグルトやチーズのような爽やかな乳酸発酵の香りも混ざっておりこれから本格的な発酵食品を味わうぞという期待感を高めてくれる非常にインパクトのある第一印象です。
すでに表面の糠は綺麗に落とされているためまずは包丁でスライスしてそのまま生の状態のまま一口味見をしてみましょう。
……おぉ、これは強烈ですね!
口に入れた瞬間に想像を遥かに超える濃厚な塩気とそれ以上に圧倒的な旨味の爆弾がガツンと押し寄せてきます。
熟成された味噌のような深いコクがありそのままパクパクと一気に食べるような代物ではなくほんのひと切れ口に含むだけでお茶碗一杯のご飯が軽々消えてしまうほどの圧倒的な塩気とパワーを秘めています。
その味わいはどこかチーズやカラスミを彷彿とさせるような濃厚でねっとりとした熟成感がありますね。
生の状態だとどこかしめ鯖の面影を残すようなしっとりとしたフレッシュな身の質感があってこの独特の乳酸発酵による爽やかな酸味と旨味のバランスは好き嫌いは分かれるかもしれませんが珍味好きにとってはたまらない唯一無二の味わいに仕上がっています。
続いてこのさばの糠漬けを軽く炙ることでどのように変化するのか試してみましょう。
フライパンの上で薄切りにしたさばをじっくり炙っていくと熱によって脂や発酵成分が溶け出しフライパンが茶色くなるほど濃厚なエキスが溢れ出てきます。
火を通すことで先ほどまで気になっていた生特有の個性的な香りは驚くほど穏やかに落ち着き香ばしい風味が辺りに立ち込めてきます。
炙ったものを一口食べてみると熱によって旨味がギュッと凝縮され身が締まることでより一層ディープな味わいに進化していますね。
生の状態にあったしめ鯖っぽさが影を潜め完全に独立した芳醇な熟成珍味としての存在感を放ちます。
食感としても炙ることでパリッとした香ばしさが加わり非常に食べやすくなります。
そのまま食べるのはもちろんですが大根おろしをたっぷりと添えて一緒に口に運ぶと大根の水分と辛味が強烈な塩気を絶妙に中和してくれてまさに通の食べ方と言える極上の味わいへと昇華します。
さらに、このさばの糠漬けはお酒でより真価を発揮します。
日本酒のキリッとした辛口と合わせれば、お互いの旨味を引き立て合って最高の晩酌になりますし、もちろんビールとの相性も抜群です。
ビールの炭酸とホップの苦味が口の中に残る発酵特有のクセや塩気をスッと洗い流してくれるため、ビールと一緒に味わうと不思議と臭みを一切感じなくなり止まらない美味しさになります。
甘みがほとんどなく純粋な塩気と極限まで高まった魚の旨味だけで勝負しているこの骨太な味わいは
チャーハンに細かく刻んで混ぜ込んだりお茶漬けのトッピングにしたりと料理の素材としても無限のポテンシャルを感じさせてくれますね。
ひとクセもふたクセもありますが一度ハマると抜け出せない強烈な中毒性とロマンを持った素晴らしい北陸の伝統珍味でした。
ごちそうさまでした!

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