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ノーブランド
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[warning]※今シリーズの内容は個人的な見解でございます。[/warning]
マウントアダプタの敷居が下がった分、
かなり、興味を持たれている方は多いと思います。
マウントアダプタの販売にほんの少し携わった身として、
マウントアダプタについて、ちょっとだけ触れておきます。
まず、マウントアダプタとは、
お手持ちのカメラボディで異なる規格（マウント）のレンズを使えるようにするアダプタでございます。
つまり、キヤノンのカメラでニコンのレンズを使ったりといった、
夢の様な組み合わせが実現するものなのですが、
この夢のような仕様にも、「そんなに甘くない」部分が非常に多く存在するのです。
１：フランジバックを考える。
この部分が、
ミラーレス一眼の登場で敷居が下がったといえる部分でございます。
レンズを設計するにあたり、
レンズからフィルム面までの距離、つまり、焦点距離が存在するのですね。
そして、フランジバックとは、レンズのマウント部からフィルム面までの距離なのです。
フランジバックはマウントによって異なるため、
マウントアダプタはそのフランジバックを調整している役割もあります。
よく、「もっと小さいマウントアダプタないの？」
と言われることがありますが、
フランジバックを調整しているという役割上、それは難しいのです（不可能ではないですけどね）
特に、一眼レフはその名の通り「レフ」があるのでなおさらフランジバックは長くなるのです。
ここまでがミラーレス一眼のお話。
この説明でお気づきだとは思いますが、
一眼レフでは、フランジバックが元々長いため、
ボディによって使えるマウント、使えないマウントが出てきてしまいます。
特に厄介なのがニコンFマウント。
Fマウントは使用上、フランジバックが長いため、
マウントアダプタ遊びは実用的ではありません。
フランジバックが仕様よりも長くなると、
無限遠でピントが合わなくなります。
つまり、接写リングのようになるので、
撮影倍率が上がります。
これはこれで面白いのです。
なので、Fマウント用のマウントアダプタには、
それを解決するために「補正レンズ」をつけるのが一般的です。
余計なレンズが一枚入るので、画質が劣化する為、
これまた実用的ではありません。
２：全てがマニュアルになります。
「オートフォーカスが使えなくなるだけでしょ？大丈夫大丈夫」
という方も多いですが、
それだけではありません。
開放測光が使えなくなり、
絞り込み測光になります。
この2つについての説明は他サイト様に譲るとして、
要は、開放状態でピントを合わせ、
撮影するときに絞り込んで撮影するというシステムになります。
何故開放状態でピントを合わせるかというと、
絞り込んだ状態でピント合わせをすると暗くなってピントを合わせづらいですし、
そもそも開放状態にして被写界深度を浅くしないと正確なピント合わせが難しいですからね。
最近のカメラは優秀で、
絞り込んで上げれば勝手に露出を測ってくれる場合が殆どなわけですが、
もう一つ、問題が出てくるのですね。
３，使えるレンズとマウントアダプタを確認する。
当たり前の事を言っていますが、
一番多いケースとしましては、
Fマウントのレンズを使いたい場合、
絞り環のあるマウントアダプタを買わないと、
Gタイプのレンズでは絞りが一切いじれません。
他には、EFマウントのレンズを使いたい場合、
絞り羽根付きのマウントアダプタでないと絞り開放でしか使用できません。
（EFマウントは電磁絞りなので）
そのため、レンズが使えても絞りがマウントアダプタ側になるので、
円形絞りや虹彩絞りの美しさを再現できないことだってあるんですよ。
4.値段が高いワケ
決してボッタクリではなく、
少量生産の上全部手作りらしいですよ？
ということで、
マウントアダプタについて、
思いつく限り書いてみましたが、
つまり、そういうことなのです。
さて、このマウントアダプタはM42マウントをFマウントにくっつける事が出来るマウントアダプタ。
お値段は確か、2000円ぐらい。安い。
しかも補正レンズがついています。
非常にシンプルな作りでございます。
安いマウントアダプタは品質はそれなりですが、
これは一応、ちゃんと使えます。
補正レンズの品質があまりよろしくないのはご愛嬌といったところでしょうか。
ちなみに、補正レンズの効果上、ほんの少し、というかわずかに望遠気味になります。
取り付けてみた。
メーカー ：N/B
価格 ：2000
購入場所：インターネット
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