デジカメレビューケンコーDSC-536
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見た目はよく見るトイデジカメ。
具体的には日立系のな感じでございます。
最近はこんなデジカメも~
と思いきや、意外と残っているのでございます。
Kenko DSC-536 は、
情報がそんなにないデジカメでございます。
スペック
■センサー・仕様/TCP1.01 | |
センサーサイズ/センサー | CMOSセンサー |
画素数 | 510万画素(有効画素数500万画素) |
映像エンジン | 記載なし |
液晶 | 2.4インチTFT液晶搭載 |
オートフォーカス | パンフォーカス |
ISO感度 | 100 |
■レンズ性能 | |
焦点距離(35mm換算) | 40mm |
F値 | F3 |
ズーム倍率 | 単焦点レンズ |
レンズブランド | 刻印なし |
最短撮影距離 | 130cm |
手ぶれ補正 | なし |
■基本仕様 | |
仕様メディア | SDメモリーカード |
使用電源 | 単四電池x2 |
動画撮影機能 | 640×480 |
記録形式 | AVI |
音声記録 | 不明 |
録画時間 | 制限なし |
画素数が500万画素を超えてる!
という所に、古い人間な自分は驚きです。
・デザイン・メカ・インターフェイス
見ての通り、
どこかのメーカーのリファレンスモデルという感じで、
特に何も感じないデジカメです。
ああ、トイデジカメなんだなーという感じですね。
レンズバリア連動型スイッチというのも、
今の時代では廃れた技術でございますが、
それを含めて、陳腐的なカメラでございます。
見た目の光沢の割に物凄く安っぽいのもご愛嬌でございますね。
そして、かもなく不可もなく、
本当に、おもしろみのないデザインです。
パカッ
何万回見たこのデザイン
何千万回見たこの底面。
SDカードが飛び出してるのも想定内
更に、製造国が書いてないですね。
背面もよく見ますね。
ケンコーのロゴが消えてしまえば、
もう、前面からはノーブランドなデジカメになってしまうのです。
唯一、聞き慣れない刻印が下部。
MEシャッター。
メカニカルシャッター?
絞りが付いているんですね。
このプラスチック感。
ということで、当然
爪がぶっ壊れているので、
パーマセルテープで補強するのでございます。
・機能・仕様
起動は8秒程度かかります。
そして、起動してからも動作は妙にもっさり。
UIはこの手のトイデジカメでありがちなものなので、
挙動を掴んでしまえば戸惑うこともない仕様でございます。
液晶は汚いですし、
電池の持ちはいいのか悪いのか、
とにかく、上記の通りのため全く安定しないですね。
ストロボのチャージを始めた時には、
フリーズしたのかと思うほど時間がかかります。
動作はとにかくもっさりですが、
とにかく、シャッターを押した瞬間の挙動が問題です。
シャッターボタンを押してからシャッターが降りるまで、
おそらく2秒ぐらいかかるのですが、
その間はフリーズ。
それから記録が終わるまで7~8秒かかるわけですが、
撮影が終わった時に出る画像はプレビュー画像ではなく、
押した瞬間からちょっとたった時の画像。
すなわち、処理落ちしているだけでございます。
なので、うまく撮れたと思ったら全く違うアングルが写っていたりして、
落胆することうけあいです。
撮影するときは全く動かない事が基本です。
この個体の不具合としては、
電源を切るとSDカードを読まなくなることでしょうか。
低容量のカードをさしても同じだったので、
おそらくよくあるSDカード周りのトラブルだと思いますが、
起動すると、SDカードをフォーマットするように言われるのでございます。
なので、撮影は割りと困難を極めました。
●画質
ピントはゆるゆる。
そして、常にフレアっぽい画質低下が見られる。
見事なトイデジカメです。
これを真面目なコンデジとして販売していれば大クレームものですが、
トイデジカメとしてみれば良いのでは無いのでしょうか。
最大の欠点は、上記の仕様のため「まともに撮れない」ことでしょうか。
コツを掴めばそれなりに撮れるのでしょうが、
そこまでしてこのカメラにこだわる必要はどうもなさそうです。
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