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{メ}Nikon/Nikon Z7/Nikon Zマウント

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Nikon
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デジカメレビュー
ニコン

Nikon Z7

良くも悪くも話題になった、ニコンが本腰を入れたフルサイズミラーレス一眼。
だいぶいいお値段ではございますが、
深入りしてしまったのが運の尽き。
思い切って購入してしまいました。


最初は「ニコン初のミラーレス一眼」と誤った記載をされていたこともありましたが、
ニコン的には、Nikon1はなかったことにしているわけないようです。

{メ}Nikon/Nikon 1 J5/Nikon 1マウント
デジカメレビュー ニコン Nikon 1 J5  一生買うことは無いと思っていたNikon1でございますが、 急に、愛おしくなって買ってしまいました。 モデル末期と言っても差し支えがない状況ですが、 果たして、どんなカメラなのでしょうか。

フルサイズミラーレス一眼としては、
SONYのα7/9シリーズが先行しており、
現時点では手を付けられないほどシェアを伸ばしていたり、
このカメラを発表後、すぐにキヤノンがEOS Rを発表・発売したり、
パナソニック・シグマがライカSLマウントを採用したミラーレス一眼に参入するなど、
まさにミラーレス一眼の戦国時代に突入しようとしておりますね。

その中でも、
Z7とZ6は多くの期待と批判を持って受け入れられ、
主に、批判ばかりが目立っているように思えます。
とはいえ、批判されるカメラはいいカメラだと思いますがね。

Nikon Z7は、
2018年09月に発売された4500万画素のミラーレス一眼カメラです。

今回購入した24-70mmF4とマウントアダプターであるFTZのキット
こちらの執筆時の実勢価格が534,600円前後でございます。
かなりいいお値段のするカメラでございますが、
果たして、どうなのでしょうか。

スペック

■センサー・仕様
マウント Nikon Zマウント
センサーサイズ/センサー 35mmフルサイズ
CMOSセンサー
画素数 4689万画素(有効画素数4575万画素)
映像エンジン EXPEED6
液晶 3.2インチTFT液晶搭載
210万ドット/タッチパネル液晶
ファインダー 0.5型 Quad-VGA OLED(有機EL)
369万ドット/0.8倍/視野率100%
オートフォーカス 像面位相差方式(493点)
コントラスト検出方式
ISO感度 64-25600
シャッタースピード 1/8000〜30秒/バルブ
連写性能 9コマ/秒(最大)
AF追従:5.5コマ
手ぶれ補正
Wi-Fi
■基本仕様
仕様メディア XQD
使用電源 専用充電池(EL-EN15b)
15a/無印は使用可能ですが、本体充電に非対応
動画撮影機能 3840×2160(30p)
記録形式 MPEG-4、H.264
音声記録
録画時間 29分
防滴
防塵
スペックとしてはD850に若干近いといえば近いですね。
低感度から撮れますし、高画素。
そして、高画素のため、像面位相差のフォーカスポイントも多いです。
Z6の像面位相差のポイント数が少ない事や、
性能の差はセンサーの違いに起因することだけであって、
実は、筐体は全く同じだったりします。
そう考えると、Z6ってものすごくお買い得なカメラでございますね。
なお、
XQDが1スロットのみという事で非常に叩かれており、
「あり得ない、仕事では絶対に使えない!」
と憤慨している方々も多いですが、
ミラーレスでダブルスロットになったのって割と最近の話ですし、
撮って出しでスピード勝負だから汎用性の高いSDカードじゃないと。
という世界の人ではない限り、
別に1スロットで困ることはないとは思いますけどね。
「データが消えたらどうするの?」
ということで2スロットというニュアンスだと思いますが、
規格が新しく、現時点では信頼性のあるベンダーしか製造していないXQDはデータが消えるなどというトラブルには強いですし、
別にxDピクチャーカードやフルサイズのメモリースティックなどのカメラを渡り歩いていた自分としては、
XQDを買うことに何の躊躇もありませんでした。
なお、XQDは採用メーカーが少ないからすぐに無くなる!
という方も多いですが、
今となっては、次世代規格の「CF Express」がXQDカードと互換性がある状態で発表されたので、これからのスタンダードとなる予定ですので安心できますね。
・・・まぁ、Z7ですと120GBではすぐにいっぱいになるので、出費は増えますが。
そんな叩かれ方をしたメモリーカード1スロット問題も、
競合するEOS RがSDカード1スロットだったということがわかると、
一気に収束に向かいました。
あと、ソニーを含む他社で採用されている瞳を認識して、
AFをあわせ続ける「瞳AF」が入っていないことも非常に叩かれておりますが、
その機能を必要とする方がどれだけいるのかと。
「仕事では使えない! あり得ない!」
と憤慨している方もいらっしゃいましたが、
瞳AFがついていない時代はどうしていたのだろうとちょっと思いました。自分は人を撮らないので全く使わない機能ではございますが。
なお、顔認識AF自体が結構高性能なようでございます。
と、
思ったことをサラネらしく非常に読みづらく書いてみました。個人的には、
レリーズが「MC-DC2」だったことにほんのり驚きを感じております。

・デザイン・メカ・インターフェイス

でかいでかいと言われてはおりますが、
このクラスのミラーレス一眼からするとこんなもんだと思います。
防塵防滴性能をしっかりと持たせているので、
その分でそこそこ重たくはなっておりますね。
一眼レフスタイルなデザインではありますが、
実際はEVFなのでペンタ部はだいぶスッキリしており、
そこがちょっとNikon1 V2的なダサさを感じます。

余談ですが、
EVFはEVFですが、
ファインダー内に光学レンズを何枚も入れておりますので
非常に高画質となっております。

前面から見ると、
これでもかというほど大きなマウント径のため、
結構異質なデザインでございますね。
ボタン配置などもシャッターボタン周りはニコンらしさを感じますが、
ニコンのフラッグシップ機とは異なりますね。
ただ、握ったときにしっかりとシャッターボタンに指がかかるなど、
当然、考えられて作られている感はあります。
実用性は問題ないですね。

Fマウントは小口径で非常に苦しめられたということで、
Zマウントに関してはこれでもかというぐらい、マウント径を大きくし、フランジバックを短くしております。
巨大で面白いですね。
ただ、フランジバックのせいか、それとも防塵防滴性能によるものなのか、
このシステム、レンズの着脱が固いです。

さり気なくファンクションボタンが付いている。

ちゃんとUSB TypeCでございます。
そして、MC-DC2 。
確かに、X接点すらつけていないので、
場所を取る10ピンターミナルをつけるよりかはという判断だと思われます。  XQDスロットでございます。
このスペースに2つはちょっとむずかしいですね。

肩にサブ液晶がついておりますが、
どこのメーカーも同じようなパネルが付くようになりましたね。 

背面。
右下に追いやられた4つのボタン。

液晶はチルトでございます。 

D750のような肉抜きはなし。

こういうギミックがかっこいい。
そして、なにげに視度補正のノブがニコンだなーと思うのです。 

レンズを付けるとしっくり来ます。


・機能・仕様

今のカメラでございますので、
レスポンスはだいぶ早いです。
UI絡みはニコンの一眼レフと概ね同じでございますので、
同じような感覚で撮ることが出来ます。
驚いたのが、ピクチャーコントロールのプリセットがとんでもなく増えていること。
エフェクト的な項目が全部こちらに入っている感じでございます。
上位機種になるほどそういう機能を入れないというイメージが強い中、
面白いなとちょっと思いました。

タッチパネルになっているので、
大まかな操作はタッチでできるので割と快適でございますが、
背面のボタン配置はお世辞にも使いやすいとはいえないですね。

EVFはどの媒体でも書かれているように、
現時点では最強のクオリティーでございます。
大きく、非常に綺麗でございます。
光学ファインダーと遜色ないという意見もありますが、
完成形といっても過言ではないですね。
ただ、実際使ってみて、
他社のミラーレス一眼と比べ、
EVがちょっと暴れる傾向があり、
ファインダーを覗いていると露出がワンテンポ遅れて反映されるような感じがしますね。
撮影するときにちょっと気になります。

液晶は屋外でも見やすく、こちらもきれい。
EVFと液晶の見え具合はほぼ同一です。
なお、タッチ&ドラッグAFに当たる機能は非搭載でございます。

バッテリーの持ちですが、
こちらも各所で非常に叩かれた分野でございますね。
CIPA換算で表記しているのでカタログスペックでは非常に撮影可能枚数が少なめに表記されておりますが(400コマ)、
実際は未使用バッテリーで650コマ、
ベストな状態であれば800枚は行けそうな感じでございます。
少なくとも、α7IIの2.5倍ぐらいは持つ感じでございました。

 

{メ}SONY/α7 II/FEマウント
デジカメレビュー ソニー α7 II (ILCE-7M2) 自分でもわけの分からない買い物ですが、 SONY α7S IIがあるのになぜか、こちらも衝動買いしてしまいました。 α7シリーズの中では一番ポピュラーな、 α7IIをサラネらしくテキトーに紹介します。

 

なお、
互換バッテリーは使用できませんでしたので注意が必要です。

 

 

ホワイトバランスも進化しております。 

 


・画質・撮影
初号機ということを考えると、
非常に良く出来ていると思います。
AFはそこそこ高速でございますし、精度も問題ないですね。
そもそも24-70mmとの組み合わせだと無音なのでAFが動いているのか不安になります。
なお、AF周りに関してはシングルにすると点数が多すぎて、
カーソル移動がかなりだるいです。
よく、「ファインダーがブラックアウトする!」
と書かれておりますが、
一つはXQDカードを入れていない(デモモード)状態で撮影しているとそうなるのと、
ニコン1と同じような仕様で、撮影直後の画像確認を「しない」に設定することで改善されます。
3Dトラッキングが入っておりませんが、
動体に関してはミラーレスにしては悪くない印象ですね。
Z6の方がやや早いらしいですけどね。
画質に関しては、
もう、素晴らしいの一言。
これに関してはZ7がいいのもありますが、
24-70mm F4がすごいというのもありますけどね。
それに関しては、24-70mmの紹介のときに書かせていただきます。
そもそも、ニコンのカメラでずっと言われ続けていた発色に関しても大幅に改善されておりまして、
非常に綺麗でございます。
高解像度でありながら高感度にも強く、
それでいてダイナミックレンジも非常に広いです。
手ぶれ補正もマウント径が大きいからか、非常によく効きます。
それ故に、たまに手ブレすると逆に安心してしまうほどでございます。
D800からするとかなりの進化と改善を感じます。
このカメラを手にしてしまったことにより、
いよいよ他のカメラを使えなくなってしまったなと。
そして、FTZがいらないのではないかというぐらい、24-70mmの出来がいいですね。
とにかくカリッカリでございます。
以下、作例はすべてNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sで撮影しております。

執筆日:2018/12/19

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コメント

  1. yohibusi より:

    これでフルサイズ三刀流ですか
    腰と肩が鍛えられそうです・・・

  2. さらもで より:

    どこまでメインで使っているかにもよりますけどねw
    最近は持ち運ぶのは1台ですしZ7は意外と軽量なので身体には優しいです。
    とはいえ、あまり出かけられませんが・・・

  3. yohibusi より:

    他に見てて思ったのがペンタ部(EVF部?)のななめになってるNikonロゴやら全体的なデザインやらα7っぽいと思った所でしょうか。
    真っ向から勝負を挑んだわけなので意識してないわけはないのでしょうけど。LUMIX S1もデザインは似てますがLUMIXロゴはななめにはなってないですし。

  4. さらもで より:

    デザインについては難しいところですね。
    意識しているというよりも、
    現状の最適解がそうなったというのが真相のようでございます。
    ペンタ部にはミラーやプリズムが入っているわけではなく液晶が入っているわけですし、
    今はわかりませんが、そこに手ぶれ補正のジャイロを組み込むとスペース的にもしっくりくるらしいですね。
    個人的には、G9PROにクリソツだなーと思っていました。

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