長期レビューPENTAX Q7第2回 製品レビュー:PENTAX Q7 |
Q7の醍醐味と言えるのが、このスマートエフェクト機能。
デフォルトの撮影もこれで遊んでいたりもします。
その2があるのか、疑問が残りますがね。
ということで、今回は、スマートエフェクトで遊んでいきます。
■クイックダイヤルをプリセットのままで使ってみる。
クイックダイヤルとは、
Q7の前面に付いているダイヤルでございます。
ここには、様々なモードを割り当てることができ、
使い方によっては非常に便利そうなのですが、
あえていじらず使ってみます。
Q7のクイックダイヤル。
デフォルト+4つの何かを追加できます。
■して、スマートエフェクトとは。
アートフィルターなど、
他社では様々な呼び名があるモードでございますが、
要は、エフェクトをかけるモードでございます。
オリンパスやペンタックス辺りが早かったような気がしますが、
その昔も、ソニーのカメラにはソラリーゼーションがあったりと、
この手の機能は昔からあったのです。
ペンタックスとしては、「スマートエフェクト」は9種類あると謳っています。
カスタムイメージに同じようなものがあったり、
スマートエフェクトではなく、デジタルフィルターを表記していたりと安定しませんが、
今回はその中から、デフォルトで入っている。
・極彩
・ソリッドモノカラー
・AUTO110
・クロスプロセス
を集中的に遊んでみることにします。
■百聞は一見にしかず。
ということで、
見て行きましょうか。
まず、個人的なお気に入りは「極彩」
色がどぎつくなるのですが、
完全な記憶色。
蜷川実花氏の作品よりは濃くないものの、
ものすごく鮮やかな写真が出来上がります。
これこそが、Q7の色ではないかと、ほのかに思っていたりいなかったり。
ということで、何枚か作例を出していきます。
まずは、ナチュラルな画像から。
これはこれでスッキリしてていいのですが。
ものすごく鮮やかってわけでもない被写体から、
これでもかって程鮮やかになる被写体まであります。
さて、本題の4種類を比較してみる。
ということで、比較してみましょうか。
ナチュラル
ナチュラルですね。
空の階調もしっかり出ていますし、
やはり、ダイナミックレンジの広いようです。
極彩。
あれ?あんまりかわらなくない?
もっとどぎつくなることを期待したのですが・・・
ソリッドモノカラー
モノクロなんだけど、
ほんのりカラーが載ってるモード。
でも、これはほぼモノクロって言ってもいいのではないかと。
Auto110モード
昔のアルバムジャケットで使われていそうな風合い。
これはこれでいいかんじですね。
ナチュラル
ペンタックスのカメラにしては比較的落ち着いているわけですが、
何故かナチュラルの画像がなかったので、
RAWをダイレクト現像してみました。
極彩
これぞ鮮やか!
ベルビア100というよりも、
ソラリスって感じでございますね。
ソリッドモノカラー
なかなかいい感じに出ましたね。
赤色だけがしっかりと出ているわけですが、
退色した看板ってかんじです。
オート110
退色したフィルムって感じでございます。
古さを感じる写真です。
クロスプロセス
煙にほんのり色が付いているので、
ちょっとヤバメな感じがします。
でも、ほんわかしていていいですね。
ナチュラル
金目鯛の漬け丼。
1800円。
イトーヨーカドーで売ってる金目鯛のお刺身と味はそんなに変わらないっす。
極彩
鮪の刺身風になりました。
これはこれで、美味しそうといえば美味しそう。
ソリッドモノカラー
魚というよりも肉っぽくなってきましたね。
もはや、金目鯛っぽさは消失
AUTO110
1970年代に発売された料理雑誌風の色彩。
金目鯛がわずかに戻ってきた。
クロスプロセス
1960年代に発売された料理雑誌風の色彩。
タングステンの光源ですかね?
■まとめてみる
まとめると、
なかなかおもしろいじゃないですか。
極彩は鉄板ですが、
ソリッドモノカラーも撮り方によっては遊べますし、
AUTO110もなんとなく、面白いです。
クロスプロセスはもっと冒険して欲しかったような気もしますがね。
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