デジカメレビューオリンパスCAMEDIA C-2020 ZOOM
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C-2020Zは1999年11月に発売された200万画素のハイエンドデジカメです。
発売から10年が経とうとしていますが、現在でも名機として名高く。
そのカメラから出てくる画像は今見ても、素晴らしいです。
大型CCDと明るい高性能レンズ、そしてこの時代だからこそ出来た採算度外視のこのカメラは伝説のカメラといってもいいでしょう。・・・そんなC-2020がコンテナの中に埋もれていたのです。
1575円の値札を付けて・・・
ちなみに、当時の定価は113,000円と、なかなかのお値段ですね。
追記:2014年9月25日
スペック
■センサー・仕様/TCP1.02 | |
センサーサイズ/センサー | 1/2型CCDセンサー(補色フィルター) |
画素数 | 202万画素 |
映像エンジン | 記載なし |
液晶 | 1.8インチ/TFT液晶(11.4万画素) |
オートフォーカス | コントラスト検出方式 |
ISO感度 | 100-400 |
■レンズ性能 | |
焦点距離(35mm換算) | 35-105mm |
F値 | F2-2.8 |
ズーム倍率 | 3倍ズームレンズ |
レンズブランド | OLYMPUS LENS |
最短撮影距離 | 20cm |
手ぶれ補正 | x |
■基本仕様 | |
仕様メディア | スマートメディア(128MBまで) |
使用電源 | 単3乾電池x4本 |
動画撮影機能 | 320×240/15fps |
記録形式 | Quick Time(Motion Jpeg) |
音声記録 | x |
録画時間 | 60秒まで |
顔認識 | x |
Wi-Fi | x |
GPS | x |
防水 | x |
防塵 | x |
・デザイン・メカ・インターフェイス
何ともメカメカしい筐体です。
「金が掛かってる」デザインと言えましょうか。
単三乾電池が4本入るのもありますが、だいぶずっしりとしてます。
で、レンズはキャップを付けるタイプでレンズバリアーなんてものは付いていません。
ボタンも最小限にとどめてあり、
あまり古さを感じさせない操作性ですね。
面白いのは、上部のモードダイヤル。
電源ON/OFFはモードダイヤルを動かすことで出来ます。
最初電源をどうやっていれるのか分からずやきもきしていましたが、
なるほど、といった感じ。
ゲゲっていう配置ではありますが、慣れるとまたこれが使いやすい。
電池の持ちを考えるとプレビューに入るときは一回電源を切ってからの方がやりやすいですしね。
設定用のモニターが付いているところもニヤッとさせられますね。
また、ズームレバーはズーム側には入りやすく、
逆にワイド側入りづらくなっています。これは故障箇所かもしれませんけど。
あと、記録メディアは当然スマートメディアなわけですが、
ギミックが面白いですね。
メモリーカードのスロットカバーがこの頃によくあるレバーを引いて開けるタイプではなく、
手動でこじ開けるタイプですが、
スマートメディアのスロットがSDカードみたいに、押し込んで出すようなタイプになってます。
これは中々面白いですし、
デリケートなスマートメディアを取り扱う上では非常に便利だと思います。
メニュー画面も割とサクサクいけますし、
操作性もあまり悪くは無いです。
電池蓋は非常に閉めづらいですね。
追記:2014年9月25日/以下、追加画像
・機能・仕様
起動は当時のデジカメとしてはだいぶ速いですね。
あと、電池の持ちを考慮してか、起動した状態では液晶の電源は入っていません。
Dispボタンを押すことによって液晶を出すことが出来ます。
が、ファインダー自体も見やすく、何気に調整機能付きですのでこれを使う方がいいかもしれませんね。
設定項目は上部に出てきますし。
あと、MFも使えますし、様々な撮影方式が使えるので非常に便利です。
画像ファイルも、JPEGだけでなくTIFFも使えますし。というかTIFFってのが時代を感じさせますね。
RAW現像とかそういう言葉の無かった時代のお話。
液晶も黄色っぽいですが屋外でも見えますし、
この時期ポリシリコンTFT液晶って高かったんじゃないかなとも思います。
そして、なんと言ってもF2.0という明るいレンズ。
なんというか、凄すぎますよね。
最近、LUMIXのLX3で久しぶりに、F2.0のコンデジを見かけましたが、
凄くお金が掛かってます。
残念なのは、まぁ経年劣化なんでしょうが、スマートメディアの認識が悪いこと。
そして、電池の判定がシビアな事。
AllegrettoM1では満タン表示なのに、C-2020ZOOMでは電池が無いから起動してくれないって事も。
そもそも、デジカメを買っていざチェック!というときに、これ、うんともすんとも言わなかったんですよ。
それで凹んでいたのですがね。
フル充電のエネループ突っ込んだら無事動き出したので一安心です。
追記:2014年9月25日/以下、追加画像
・画質・撮影
レリーズタイムラグは早いほうですね。
というか、バッファ機能が付いてるのは凄い。
今でこそ当たり前になりつつありますがね。
書き込み速度が遅いスマートメディアには必要ですね。
で、出てくる絵は今見ても全く古さを感じさせません。
結構状態が悪かっただけに、うまく写るか心配だったわけですが、
特に写り込みもなく、ピントもずれてませんでした。
まぁ、確かにずっしり大きい思いデジカメですが、それでも苦にならない素晴らしいデジカメでした。
画像
いまいち使いこなせて無い感がありますし、
今持ってるスマートメディアが16MBしかないので、
もっと大容量のスマートメディアを用意して遊んでいきたいと思います。
その他の写真はこちらにございます。
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