購入価格は525円。
当時の価格は35,000円程度です。
ちなみに、オリンパス製デジタルカメラ(当時)は、
C-XXと、頭にCが付いていたわけですが、
このカメラに関しては頭に付いているのはD
まぁ、Cがコンパクト、Dがデジタルかなーと勝手に思っているわけですが、
実際、Dが頭に付いているのは海外モデルと言うことのようです。
このモデルは日本国内ではC-820Lとして発売されていたモデルです。
どうして、そんな海外モデルが自分の手元にあるのかと言われれば、
このモデルが海外で売れ残り、
日本に逆輸入して、日本語マニュアルをつけて叩き売ったモデルらしいですね。
確かに、当時35000円というとかなり破格ですし、
かなり不憫なデジカメらしいですね。
果たして、どんなデジカメなのか気になります。
・カタログスペック
1/3型の81万画素CCDで補色フィルター。
レンズは単焦点で、F2.8の36mmと、
まぁ、元が96年のデジカメですので、大変高性能と言えるのではないでしょうかw
液晶は2インチの低温ポリシリコンTFT液晶、
マクロは20cm、メディアはスマートメディア(8MBまで)、駆動は単三電池4本です。
というか、この世代で2インチ低温ポリシリコン液晶って凄いですよね。
オリンパス自身は、このデジカメには相当力を入れていたみたいで、
これの国内販売モデルのC-820Lについては、
オリンパス初の3.3Vスマートメディア対応機種となっております。
なので、8MBまで対応という点もうなずけますね。
ちなみに、C-820Lについては来年紹介いたします。
機能らしい機能はあんまり備わっていないですが、
9コマ連射(9分割された1枚の画像が出てくるだけ)など、
結構微妙なものがある程度ですね。
・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :良好
台数 :1台
・デザイン・メカ・インターフェイス
まぁ、筐体やインターフェイスはC-860Lとほぼ同じですね。
ご覧の通りという感じですw
ただ、CAMEDIAの表記すらなく、画素数すら書いておりません。
CLIP-IT80のように、810K Pixelsと表記すればいいのにとか思いますけどね。
ボタン類に関してはどれもほどほどに押しづらく、
カチカチ感が無いのでちょっと残念です。
ただ、ボタンもあんまり使わないですし、別にどうでもいいっちゃいいです。
底面についてはプラスチックでもろそうな三脚穴と、
爪が痛くなる電池蓋のロックが残念です。
まぁ、このロックは爪が痛くなる反面、本体側の爪が割れないのが幸いですけどね。
・機能・仕様
起動が2秒と、かなり早いです。
これだけは単焦点レンズのメリットとも言えますねw
メニューという概念はなく、
押したボタンに対して、上面の液晶に表示されていく感じです。
一ボタン一機能という当時のオリンパスの精神が生かされてますね。
当然、液晶が最初からつきません。
液晶の質については、当時の技術ではこんなもんかな、という印象。
視野角が非常に狭く、外ではちょっと厳しいものがあります。
その分光学ファインダは割としっかりしていますね。
困るのは、電池を抜くと全ての設定がリセットされてしまうのと、
当然当時のデジカメですので、日付設定すら出来ないと言うことですね。
画像保存にも非常に時間がかかり、
プレビューは実用にならない位ですが、
まぁ、当時のデジカメなので仕方がないです。
このようなデジカメを触ってきて、
逆に待ち時間があることによってわくわく感が味わえるようになってきました。
・画質・撮影
●AF
AFは遅めですが、
屋外撮影ともなればほぼパンフォーカスカメラになりますね。
マクロはそこそこ使えるみたいです。
●画質
画質としては、
補色フィルターということで、だいぶ控えめな色という感じです。
オリンパスらしく、黄色がちょっと強めかなという所。
割とレンズがしっかりしているのか、かなり頑張った描画でありまして、
細かい模様も破綻しません。
ただ、ノイズがのりやすく、
画質については81万画素と言うことで、現在の視点で見てしまうとかなり厳しいところです。
画像
「拡大・元データ表示は無圧縮です」
拡大・元データ
凄く使えるじゃん!
という印象もあります。
遅いけど・・・
拡大・元データ
マクロ。
流石にここら辺は厳しいですが、頑張ってますね。
拡大・元データ
屋外なら割と大丈夫
拡大・元データ
少し昔のフィルムテイストって所ですかね。
その他の写真はこちらにございます。
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