▶デジタルカメラ
ミノルタ
Dimage Z1
ミノルタというところに懐かしさを感じますが、
Dimageというシリーズは本当、個性的なボディ揃いでございます。
▶購入の経緯
ネオ一眼と呼ばれてた中でもデザインが個性的だったZシリーズ。
元をたどればDimage7あたりのエッセンスを感じますな。
2003年はまだまだ500万画素を頂点として300万画素機が沢山登場していた時期。
それはそうとメルカリで890円だったからついついポチってしまったと。
精神を病んでからとある事情でデジカメを大量に買ってたけど、
その盛大なフリが全て無駄になりそうな気配でげんなりしております。
一言で言うと、
安いから買ったという事です。
▶スペック
MINOLTA Dimage Z1は、
2003年10月に登場した300万画素のコンパクトデジタルカメラです。
オープン価格で登場当時の販売価格は5万円前後。
購入価格は890円。
光学10倍ズームで「ジェットAF]と呼ばれる高速AFが売りのカメラでございます。
当時、遅いデジカメから脱却し始めたメーカーからそういうスピードを売りにする機種が多く登場したのでございます。
本体仕様/TCP1.03a | |
---|---|
センサー | 1/2.7型CCD 原色フィルタ |
画素数 | 320画素 |
映像エンジン | – |
液晶 | 1.5型TFT液晶 |
フォーカス | AF(外光パッシブ/コントラスト検出方式) |
ISO感度 | 50-400 |
レンズ仕様 | |
---|---|
レンズ銘 | – |
焦点距離 | 5.8-58mm |
35mm換算 | 38-380mm |
絞り | F2.8-3.5 |
ズーム倍率 | 10倍 |
最短撮影距離 | 4cm |
手ぶれ補正 | – |
基本仕様 | |
---|---|
使用メディア | SDカード |
使用電源 | 単3電池x4本 |
動画撮影 | ○ |
動画性能 | 640×480/30fps |
ファイル形式 | Motion JPEG |
音声記録 | ○ |
顔認識 | x |
Wi-Fi | x |
GPS | x |
防水 | x |
防塵 | x |
備考 |
豪快な10倍ズームが素敵でございます。
SDカード対応で単3乾電池で動くというだけでもだいぶ敷居の低いカメラです。
▶デザイン・メカ・インターフェイス
宇宙的な丸っこさで好き嫌いがありそうなデザインでございます。
極限まで無駄をそぎ落とした後に無理矢理丸みを帯びさせたようなデザイン。
スペックの割にこじんまりとしていて軽いです。
丸みを持たせた事での弊害で液晶が小さく、
EVFモードにすると何故か液晶部に仕組まれたシャッターが降りるという仕様になっている辺り、
ギミック好きにはたまりません。
人間工学的にもよく考えられており、
握ると親指で押せるラインに配置されているボタンや、
レンズの出っ張りなど、ホールディングがとてもいいです。
ホットシューがミノルタ伝統のインテリジェントシューなのもとても素敵でございます。
▶機能・仕様
起動は3秒程度となかなか早いです。
起動してからもとてもキビキビと動き快適でございます。
液晶は小さく、質はそれなり。
EVFも当時のEVFなので、色が分かる程度でございます。
ただし、EVFはかなり明るいです。
電池の持ちも悪くなく、慣れれば手の届くところに配置してあるボタン類がとても使いやすいですが、
なんとも気になるのが動作音。
当時のミノルタではおなじみの電子音が耳につきます。
起動音、終了音もそうですが、
AFが合うときの「シャキーン」という音。
シャッター音もデザインとは印象の異なるカメラのシャッター音だったりします。
もちろん、消せますが。
▶使ってみて
AFは確かに早く、
とても快適でございます。
レリーズタイムラグも早いですし、
300万画素の快速カメラの中でも屈指の完成度でございます。
ズームがちょっと遅いという以外に特に不満点もありません。
レンズは広角域に湾曲収差がありますが、
画質は良好でございます。
マクロはちょっと苦手でしょうか。
高彩度モードやセピアも楽しめますが、
デフォルトでも割と高彩度で気持ちの良い発色でございます。
そして、ズームが楽しいカメラでございました。
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■まとめ
購入場所 | インターネット |
価格 | 980円 |
購入年 |
2020年 |
執筆日:2020/03/12
コメント
コニカミノルタ発足直後(まだ合併前なのでコニカミノルタ傘下のミノルタという扱い)の機種でほぼ最後期のMINOLTAブランドなデジカメの一つでしたね。レンズはまだ自社設計では無かったらしくオリンパスC-700系のものが使われていたのが謎でしたがAF周りを改良するとこんなに速度に差が出るものかと思ったものです。
Z3以降はオリジナルっぽいセンサーシフト式手振れ補正搭載にAPOレンズになって高倍率系では高画質になっていましたが、それでもZ1も悪くは無かった印象です。
ある意味ではコニカミノルタ系統の中で一番好きな時代ですね。
丸っこいコロコロしたデザインでネオ一眼として持ち歩いているところを結構よく見たので、
意外と売れたのかもしれません。
デザイン、UIとスピードと相まって、
オリンパスとは全く別物のカメラのように見えますね。面白いです。
画素数で無理をしていないが功を奏しているのかもしれませんね。
今使って見ても特に不満がないカメラでございました。