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{メ}MINOLTA Dimage2300

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KONICA/MINOLTA
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MINOLTA Dimage2300
一般の方はXシリーズぐらいしか覚えがないという方も多いとは思われますが、
こんな機種もあったのですね。
ちなみに、これも動きますが壊れてますw

MINOLTA Dimage2300は、2000年7月に発売された 230万画素のデジタルカメラです。
購入価格は980円。
当時の価格は49,000円前後です。
当時としてはコストパフォーマンスが高いということで話題だったみたいですね。
ミノルタ自体は、DimageVという機種を出した後はしばらく沈黙を続けていたようで、
その後、このカメラを出す辺りで復活したようです。
そんなメモリアルなモデルでもあるこの機種、果たしてどうなのでしょうか。・カタログスペック
1/1.75型の219万画素CCD搭載。
レンズは単焦点で、F3の38mmと、
若干暗いですね。
CCDのサイズも結構珍しく、独自色が強そうなモデルです。液晶は1.8インチのTFT液晶、
マクロは30cm、メディアはコンパクトフラッシュ、
駆動は単三電池4本と、かなり親切設計。ただ、マクロ30cmはかなりつらいですね。
動画撮影機能が無い変わりに連射機能が付いていたり、
結構実用重視な感じです。
・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :外装は良好、CCDカビ付着につきまともに撮影出来ず
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・デザイン・メカ・インターフェイス
結構普通なデザインに見えて意外と検討してます。
重厚感もそこそこあり、
見れば見るほどかっこいいデザイン。
特に、背面のメニュー、エンターボタンなんかは凄く未来的でいいじゃないですか。
このボタン、後のコニカミノルタの機種までたまに使われている程画期的なデザインだったようですね。
と言うわけで、ざっと眺めている限り、
ボタン類が結構変わった配置をしている事に気づきます。
背面ボタンは少なく、
上部に3つ、
モードダイヤルはすっきり。

ファインダ、フラッシュには色が付いてて中々おしゃれ。
ボタンの押し心地はそこまで悪くはないですね。

電池室とCFスロットが同じというのは中々当時としては先進的だったようですが、
耐久性の問題から避けたい所ですね。

というか、裏面にかなりコストダウンの痕があります。
安っぽい、Made in Taiwanのシールが貼ってあるだけではなく、
耐久性がなさそうな三脚穴も目立ちますね。

電源スイッチはCP-500と同じような機構。
これはこれで中々面白いです。

というか、中のレンズを見る限り、
とてもまともに撮影できないとは思えないほど綺麗なんですけどね・・・

・機能・仕様
起動は4?5秒と言うところですね。
オリンパス製デジカメ同様液晶が最初からつきません。

メニュー画面は画像の通り、
青画面に白文字というなんとも味気ない。
しかも、日本語には設定できません。

動作は遅く、
撮影後も6?7秒書き込み時間があります。
操作性も非常に悪く、
たとえば、マクロに設定したい場合はマクロボタンをおして、
液晶横の上下ボタンで上部液晶を見ながら何回もボタンを押すというやり方です。
露出補正は結構使える漢字ですが、
フラッシュとマクロを一緒のボタンにするのはどうかと重いました。

あと、壊滅的に問題なのは、
外だと液晶が全く見えない。
まぁ、この頃のデジカメはみんなそうですし、
ミノルタもそれが分かっているからか、
液晶には情報が出ない仕組みになってます。

あと、メニュー画面で液晶の明るさ設定が出来ますが、
明るいにしても全く見えません。
その代わり、暗いところでも液晶が真っ白になって見えなくなりますw

・画質・撮影
●AF/AWB
AFは遅く、全く正確じゃない・・・
というのは、そもそもコントラスト検出型で肝心なCCDがやられてるので当てになりませんねw
露出も馬鹿でしたが、同様の理由であてになりません。

●画質
どういう状態かは画像を見ていただければおわかりいただけると思いますが、
保存中に更に状態が悪化してしまいました・・・
何というか、カメラの保存について改めて考えさせられてしまいましたね。

画像
「拡大・元データ表示は無圧縮です」
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ここまでがまだまともに(?)写る頃の2300

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これはこれでアートになりますけどねw

 

コメント

  1. 無名 より:

    コレ?と思ってジャンクで買ってきたのはF100だった…
    しかし、400万画素ですし、レンズはMINOLTA GT LENS、モノクロ液晶付きとやたら気合の入ったモデルだったうえに、SDカード、単3形電池機と非常に敷居が低いので逆に大成功だったかもしれません。
    動作はトロいですが画質は期待です。レンズもただのミノルタレンズではないみたいですし。ちなみにMADE IN JAPANでした

    新世代?スライドレンズカバー連動スイッチ型であるX50も試してみましたが屈曲式もバカに出来ない画質で驚きました。
    以前カメラ店のおじさんに三洋電機と屈曲式をやたらバカにされたのですがとてもそんなことはありませでした。
    三洋電機は人によっては?ですがどうなのでしょう。

  2. さらもで より:

    F100って、
    とんでもない名機じゃないですか、
    おめでとうございます。

    シャッター音がマニアックなものに変更できたのってこの機種からだったか、
    この後継機だったかは忘れましたが、
    なかなか気合の入った機種であることに変わりはありません。

    屈折光学レンズはいうほど悪くはないですよ。
    ミノルタの特許ですし、
    周辺光量落ちが大きかったり、
    湾曲収差が出やすかったりといった欠点はありますが、
    全長を短縮できるというのは素晴らしい技術ですし、
    何より、構造上接写にも強くなるのもいいことですが、
    ミノルタ謹製の屈折光学機はどれもマクロはそんなに強くないですね。

    三洋電機がなければ今日のデジカメはなかったわけですからね。
    コンセプトは面白い機種が多かったわけですが、
    ザクティ以外目立ったヒットが無かったという事実もあります。

  3. 無名 より:

    さらもで様、こんばんは。 有難う御座います

    確かに見直してみるとボタンも形状も電池本数も違っていました。
    F100は名機なのですか、知らずに購入してしました。ジャンクで症状はランプ点滅ということだったのでダメな電池でテストしたか、もしくは電池接点の汚れかと予想して購入したのですが普通に動きました。
    本体・付属ソフト(DiMAGE Viewer)取説、CD-Rソフト(FiMAGE Viewer)、AV・USBケーブル付きで800円だったのでお買い得でした。
    今日はもう深夜なので明日明るくなったらいろいろ写してみようと思います。

    シャッター音は後継機種ではないのでしょうか。調べてみると自分で録音した音に任意で変更できるみたいです。
    DiMAGE=屈折式というイメージがあるのでこのシリーズは珍しく感じます。

    ミノルタの特許なのですね。
    カシヲやニコンあたりが発売しているのでミノルタの特許ではないと思っていました。ソニーはミノルタから伝授されたとか聞きましたが。
    起動は現在のデジタルカメラより早いのでお散歩カメラになりそうです。
    拙者に強いのに会社で強くないというのはなかなか残念です。

    前からコニカのKD-400Z、KD-410Z、KD-510Zが気になるのですがオークションでも見かけません。
    ヘキサノンレンズ搭載で気合も入っているみたいなのですが…

    Xacti意外にマルチーズも流行ったと思ったのですがそうでもなかったみたいです。
    OEMが主で陰に隠れた会社だったの知名度も低いですがデジカメで大切な要因であったのは間違いないです。
    カメラ店のオジサンは銀塩世代でデジカメはどうしても画質が落ちるという認識があるのでしょう。

  4. さらもで より:

    こんばんは、さらもででございます。

    F100の方がだいぶ高級感あふれる筐体でございます。
    この頃のデジカメは、チェックする手間すら惜しいというシロモノなのですね。
    かなりお得なお買い物だと思います。
    やはり、カメラは撮影してなんぼなので、撮影をお楽しみください。

    シャッター音、
    だいぶ奇妙な機能がついていますねw
    屈折光学式なDimageはDimageXの大ヒットからでございますね。

    本当に特許を取っているか、
    ちょっと正確なソースが無いのが残念ではありますが、
    ミノルタは未だにレンズを供給していますからね。

    似たようなもので、
    バッテリーや電池に強い三洋電機製デジカメは総じてバッテリーの持ちが悪い。
    というのもありますね。

    コニカのデジカメもなかなか名機が多いのですが、
    やはり、ビッグミニなどのフィルムカメラがいいですね、コニカは・・・
    一応、コニカ製デジカメも死蔵してますが、電源が入るかどうかはわかりません。

    マルチーズは黎明期だったもので、
    爆発的にはヒットしなかったですね。
    その中でもオリンパス、富士フィルムの2強だったわけですし。
    銀塩のほうが画質がいい。
    というのも一理ありますが、
    感材の銀の含有量が減った今では、
    やはり、目に見えてデジタルのほうがいいように思えます。
    まぁ、比較は出来ませんけどねw

  5. yohibusi より:

    初めて実機を見かけたので調べてみたらただの廉価・割り切り品ではなく以外とスペック良さそうという・・・ 当時はF100とコレを見間違えて?買ったりしましたが、初めて実機のジャンクが売られていました。そのときは同時にあったコニカのQ-M200を買ってしまいましたが、今思えば単焦点で大きなセンサーとネタにもなりそうな機種なので。
    台湾製ということで間違いなくOEMだとは思いますが、まれに安OEM機種でも日立HDC-401のように大型センサーだったりするのが面白いです。だからといって高性能・高画質とは限らないのですが、このDimage 2300についてはレンズはおもちゃスペックではなさそうなのでどんな感じが気になるとことです。

    レンズにカビが見られないということはローパス上なのですかね… DiMAGE Z5でそういうことが多発しているようですがローパスのカビは除去困難のようです。

  6. さらもで より:

    残ってるところには残ってるんですねw
    この近辺ではその手のカメラは全く見かけなくなって久しいです。
    スペック上は悪くないんですよね。
    デジタルカメラは電子部品と光学部品の融合ですので、
    スペックだけ高くても残念な出来なのが割りと多いです。

    ローパス上だとは思いますが、
    正直、この世代のカメラなので、
    こういう変な写りをしてくれた方が個人的には嬉しいですw

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