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{メ}BIGJOB DS-270HD

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FUJIFILM
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FUJIFILM BIGJOB DS-270HD
普通のユーザーは絶対に買わないデジカメですw
今回はそんな気になるBIGJOBをご紹介します。

FUJIFILM BIGJOB DS-270HDは、2002年2月に発売された220(432)万画素のデジタルカメラです。
購入価格は250円。
当時の価格は106,000円です。

BIGJOBシリーズはデザインからもお分かりの通り、
防水、防塵機能のついたデジタルカメラでして、
更に耐衝撃性にも優れているのですね。
用途としては、主に工事現場などを想定しておりまして、
メーカーサイトでも工事現場用と銘打って紹介されております。
過酷な仕事もこなしてくれるということでBIGJOBなんでしょうかね。

ちなみに、当時の強豪としてコニカの現場監督、リコーのCaplio、KodakのDC5000、カシオのGVシリーズなどがありました。
現在残っているのはこのBIGJOBとCaplioだけですねw
まぁ、OLYMPUSが新たに参入していたりと、割とホットな市場ではありますね。

・カタログスペック
1/1.7型の220(432)万画素CCDで原色フィルター。
レンズは単焦点で、F2.8の28mmと、
無駄に高性能ですね。
ちなみに、432万画素というのは例のごとくという事です。
CCDのサイズも大きく、単焦点で広角レンズと、
さすが高いだけありますね。

液晶は1.8型D-TFD。
マクロは10cm、メディアはスマートメディア(128MB対応)、駆動は単三乾電池2本
液晶が残念ですが、
それ以外はなかなか魅力的。
特に、現場でも充電する必要がない単三乾電池ですので、
かなり配慮されています。

機能としては、
何気に動画撮影ができます。
あとは、防塵や防水、耐衝撃という立派な特徴がありますねw
あと、ホットシューもついているので外部フラッシュがつけられます。
そこのところの防水をどうしているのかがちょっと気になりますけどねw

・購入時の状態
付属品:本体、スマートメディアのみ
状態 :全体傷、ラバーグリップボロボロ
機能 :良好(レンズバリアキズ多数)
台数 :1台

・デザイン・メカ・インターフェイス
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なんというかっこよさ。
というか、なんというボロボロ加減w
ここまで使い込んでも普通にうごくというのは流石にBIGJOBですね。
デザイン的にはなかなかカッコいいですね。
オモテ面はレンズあたりが目を引きますが、
よく見るとレンズプロテクターがつけられてる状態なんですね。
その面が傷だらけになって画像に影響しているという点については下記に記載いたします予定でございます。

ラバーグリップはボロボロ。
ベタベタはしませんが、すごい勢いで剥がれます。
鞄にこれを入れて持ち歩いていると、鞄の中がラバーの破片まみれになってしまい大変困りましたw

ボタン類はモードダイヤル以外はすべてゴムで出来ておりますが、
押し心地は全く悪くありません。
水洗いができるためにゴムにしたのだろうという推測ですが、
意外とゴムも悪く無いですね。
ボタン配置はこの時代のFinepixっぽいですが、
ボタンが大きく、手袋をつけての作業でも全く問題がないですね。
そういう配慮が見られます。

各端子部や電池蓋は蓋を下にスライドして、引いてパッキンごと取り出すという仕様になっているわけですが、
この部分がちょっと不具合なのか経年劣化なのか分かりませんが、
パッキン部が開かずに、蓋だけが分離してしまうことが結構あります。

それにしても、一応今使っているのが同じく防水、防塵、耐衝撃なデジカメ、LUMIX FT1なのですが、
それと比べてもパッキンの厚さがハンパないですね。
さすがBIGJOBでございます。

よくよく見るとシンプルなのですが、
しっかりした作りが好感持てます。

・機能・仕様
起動は2秒程度と早く、
操作性に関しても普通のFinepixとおなじですのでそんなに苦労はしません。
いじれる項目が少ないという欠点もありますが、
そんなに悪くない感じです。
ただし、キャンセルが使える場所が局地的だったり(日付設定のキャンセルは反応しない)と、インターフェイスにはもうすこしという感じですね。

ただし、当然欠点があるわけですよ。
それは他のなによりも重大な欠点が。
といいますのも、屋外では液晶が一切見えない。
この世代のデジカメとしてみても壊滅的なぐらい液晶が見えません。
外で作業する人にとって、液晶は必須だと思うわけですが、
ピントをつかむことすらできません。
特に、この世代のFinepixは電池をしばらく抜いた状態で起動すると、画素数が1M固定になってしまうので、
それを直すのも厳しいわけです。

もちろん、光学ファインダーもついているわけですが、
視野率が狭いのが残念。

電池の持ちもあんまりよろしくないですね。
・画質・撮影
●AF・挙動
AF自体は割と正確ではありますが、
マクロは全く役に立ちません。
露出も適正ですし、あんまりミスはないので、
信用できるカメラだと思います。

●画質
画質については、FinepixらしいといえばFinepixらしいですが、
発色若干控えめにも感じられました。
全体的にもやっとした感じなのはおそらく、レンズプロテクタが傷だらけなのが原因だとは思います。
また、レンズ自体は周辺減光と歪みが気になりますね.
周辺減光はともかく、歪みに関しては建設現場では困るのではないかと思いますが、どうなんでしょうか。

個人的には好きですけどね
画像
「拡大・元データ表示は無圧縮です」
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拡大・元データ

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拡大・元データ
歪みが若干気になります

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拡大・元データ
マクロテスト。
まぁ、あんまりマクロな被写体じゃないですけどね

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拡大・元データ
ノイズは出ますが、いい感じですね。

その他の写真はこちらにございます。

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コメント

  1. 匿名 より:

    こんばんは。このカメラワイコン搭載なの知ってました?
    そのワイコンの下には、4500とか40i、50iと良く似たレンズ(同じ?)が入っているのですが
    実はコーティングが違うんです。ここのページのレポートではfinepix4500は逆光に弱いとの評価でしたが、40iの場合、CCDに一番近いレンズが無色に近い透明色でした。
    (DS-270HDの場合、赤色っぽい反射光)
    40iの写りが良いだけに、良からぬことを考えてしまう・
    話は変わりますが、XPRO1発売されましたね(笑)

  2. さらもで より:

    こんにちは、さらもでで御座います。
    この機種、当時としては中々珍しい広角28mmレンズ搭載機だと思っておりましたが、
    ワイコンが着いてるだけだったんですねw
    確かに、レンズを眺めているとそれらしき感じはします。

    40i、4500の差も謎がとけました。
    大変お詳しいですね、非常に勉強になります。
    それにしても、同じスーパーEBCフジノンの刻印がありながら、コーティングに差があるのはちょっと悲しいですねw

    >XPRO1発売されましたね
    出ましたねw
    個人的には、最初からこれを出してくれればよかったのにとか、
    フォーサーズ陣営に肩入れしている身としては、Xマウントではなくマイクロフォーサーズを期待してたのにとか、
    未だにスーパーEBCフジノンなレンズがない事とか、
    色々と思うところはありますが、素直に欲しいですw

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