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{メ}Finepix 4800Z

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FUJIFILM
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FUJIFILM Finepix 4800Zoom
最近、縦型Finepixが好きになりつつある自分がいます。
メカっぽさとお金と気合の入り具合が他のFinepixシリーズとは違うわけですよね。
この機種は以前紹介した4700Zのマイナーチェンジですが、
どのようになっているのか気になります。

FUJIFILM Finepix 4800Zは、2001年6月に発売された240(432)万画素のデジタルカメラです。
購入価格は250円。
当時の価格は99,800円です。

4700Zから1年経った割にスペックは全く進化していないように見えるこの機種ですが、
一体どんな感じなのか気になりますね。
ちなみに、デザインが一新され、ポルシェデザイン社によるデザインになった最初に機種でもあります。

それにしても、相変わらず良いお値段します。
とはいえ4700Zよりもリーズナブルにはなりましたけどねw

・カタログスペック
1/1.7型の240(432)万画素スーパーCCDハニカムで原色フィルター。

レンズは3倍ズームで、F2.8ーF4.5の36mm-108mmと、
全く変化がありません。というか同じですね。
元々光学性能が高かった機種ですのでそうそうな変化は無しでも問題はないのかもしれません。

液晶は2型低温ポリシリコンTFT液晶
マクロは20cm、メディアはスマートメディア(3.3V.128MB対応、駆動は専用充電池(NP-80)と、
こちらも性能は変わらず。
マクロがもう少し縮まれば、と思ったわけですが、
レンズが一緒なので仕方がないですね。
唯一にして最大の違いと言えるのは、
4700Zは縦型Finepix最初にして最後の単三電池駆動モデルだったわけですが、
この機種はおなじみのNP-80を使用するということですね。
4700Zは一見、単三電池が使用できるということが最大のメリットに見えましたが、
数枚で電池がなくなるほど電池の持ちが悪い上に、
電力が足りないからなのか動作が非常に不安定という最大のデメリットがありましたので、
充電池に先祖返りというのは非常にいいことだと思います。
NP-80自体も世代の割には生き残っている率が高いバッテリーだということもありがたいところです。

機能としては、
動画撮影やボイスレコーダー機能や連射機能、
あと、今ではなかなか珍しいPCカメラ機能なんてものを備えております。
4700Zとの仕様面の違いとしては、
ちゃんと240万画素での記録モードが用意されていることでしょうか。
4700Zは400万画素の下が120万画素だったので不満だったわけですが
(重ね重ねですが、富士フィルムはスーパーCCDハニカム素子搭載機を「400万画素機」として販売しておりました)
これで背伸びをしない解像度での撮影が出来ることとなります。

・購入時の状態
付属品:全部あり
状態 :良好
機能 :良好
台数 :2台(1台CCD不良)

・デザイン・メカ・インターフェイス
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4700Zと比較して、大きさは同じなのですが、
持った感じでは気持ち的にコチラのほうが重く感じます。
その分の高級感のようなものは感じられますし、
若干質感も良くなってます。

反面、背面などを見ても4700Zの頃のメカっぽさがだいぶ簡略化され、
代わりに道具らしさというか、機能美が感じられる筐体になってますね。
個人的には近未来のメカっぽいギミックが大好きだっただけに、ちょっと寂しいですが、
モードダイヤルがカニかまぼこみたいなデザインになってたり、
電源スイッチに再生、撮影切り替えレバーというアイデンティティは失われていませんね。

ボタン類については、伝統のシフトキーが廃止された点は残念ですが、
これによりさらにわかりやすくなったという事にしておきましょうか。

・機能・仕様
相変わらずカッコいい。
起動は3秒となかなか早め。
情報インジケーターについてはなかなか進化しまして、
表示される内容については変わらないのですが、
バックライトが明るくなった上に赤以外にも緑色に光るようになりました。
おもしろカッコいいぜ!

メニュー画面についてはまだプロトタイプな感じで、
あんまり使い易くはありませんが実際、最近のFinepixのメニュー余暇ましなような気がします。
ただ、露出補正をしたい時の操作性は最悪。
モードダイヤルをMに合わせてからメニューキー→右に4つ→上に1回(ページ2に切り替え)→左に1回→決定→数値をいじる→決定
という動作が必要で、
最初は露出補正が省略されたのかと思ったぐらいです。

ズームレバーつけて上下を露出補正に割り当てればよかったのにとも思います。

しかし、4700Zの頃の煩わしさはだいぶ改善されており、
記録時間が早くなりましたし、駆動時間も気にならなくなりました。
動作もだいぶ安定しておりますね。
名機として相応しい機種だと思います。
しかし、この機種にも問題がありまして、
4700Zもというか、
縦型Finepix全般に言えることなのですが、
そもそも異常に壊れやすいこと。

この機種も2台目ですし、
1台はCCD不良の他にレンズが途中までしか出てきません。
中古の4800Zでもなかなか生きてる個体に出会えませんし、
やたらと不良が目立ちますね。

そして、スマートメディアを認識しづらくなってきているという点。
これはもう仕方がないですけどねw

あと、この機種も設定がリセットされると強制的に画素数が1Mのモードになってしまいます。
・画質・撮影
●AF・挙動
結構早いですし正確です。
夜景では大抵露出オーバーになるので露出補正をマイナスにしてあげる必要があります。

●画質
ちょっとノイジーですが、
解像感があり、色再現性もなかなかだと思います。
少し眠い画像を吐き出すこともありますが、
現在でも実用的に使用できると思います。

画像
「拡大・元データ表示は無圧縮です」
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拡大・元データ

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拡大・元データ
微妙な色合いが出てます。
結構ダイナミックレンジは広い方ですね。

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拡大・元データ
ズームテスト

その他の写真はこちらにございます。

評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
(10段階、100点満点)
デザイン :08/10:見た目・質感・安っぽさは減点
仕様 :07/10:マクロ、画素数、レンズ、液晶など
機能 :09/10:必須機能や便利、面白い機能
挙動 :05/10:起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ :05/10:主に操作性
AF・露出精度 :08/10:AFは正確か、
画質 :07/10:文字通り
輝き度 :09/10:ありきたりではなく、尖った何かがあるか
価値 :08/10:レア度、今でも買う価値はあるか等
お気に入り度 :08/10:今後も使い続けたいかなど
合計:74/100
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