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{メ}CLIP-IT DS-8

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FUJIFILM
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FUJIFILM CLIP-IT DS-8

FUJIFILM CLIP-IT DS-8
明らかに古そうなデジカメが出てきました。
でも、意外と有名な機種ですよね。

FUJIFILM CLIP-IT DS-8は、1996年11月に発売された35万画素のデジタルカメラです。
購入価格は980円。
当時の価格は74,800円前後だそうです。

この機種は、この機種の出る4ヶ月前に発売されたDS-7という機種のマイナーチェンジのようですね。
というか、この世代で4ヶ月でモデルチェンジがでるって凄いです。
性能は全く変わらず、ボディカラーが変更になったり、着脱式光学ファインダーが付属になった位らしいですが、
高画質化や不具合点を改良しているようです。
変更点で面白かった点は、「DS-7にあった320×240ドットのモードは「あまり使われた形跡がないために」なくなった」という表記ですかね。

この機種が意外と有名なのは、
iPhoneで有名なApple社最後のデジタルカメラであるQuickTake 200のベースがこの機種という事からですよね。
あのアップルが(といってもジョブズ復帰前のダメな頃のアップルですけれど)採用するぐらいですから、きっと凄いのでしょう。

・カタログスペック
1/3型の35万画素CCD素子で原色フィルタ。
レンズは単焦点で、F2.2で焦点距離は38mmなパンフォーカスカメラです。
レンズはTV-FUJINONという事で、レンズの明るさもうなずけます。
つまり、ビデオカメラ用のレンズを使っているわけですね。
30万画素ながらだいぶ贅沢な仕様になっています。

液晶は1.8型カラー液晶(MIM)、マクロは9cm、メディアはスマートメディア(5V)、駆動は単三乾電池4本です。
ええ、なにやら突っ込みどころが2箇所程あるわけですが、
兎にも角にもスマメは5V専用なんですよ。
一般的に流通していたスマメは3.3Vですので、互換性がありません。
なので5Vスマメを探すのは大変でしたが、
それ以上に5Vスマメに対応しているカードリーダーを探すのが大変でした。

というわけで、使うのにあたって非常に敷居の高い製品であることは間違いありません。

次に、液晶はMIM液晶。
MIM液晶といえば、見づらく遅いというイメージがありますね。
こいつこいつがこの液晶でしたし。

機能としては、
あんまりついてないですね。
セルフタイマーや早送り再生ぐらいですね。

・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :レンズ内にホコリ、電池ボックス内液漏れ跡あり(動作に支障なし)
機能 :良好
台数 :1台

FUJIFILM CLIP-IT DS-8

FUJIFILM CLIP-IT DS-8

FUJIFILM CLIP-IT DS-8

FUJIFILM CLIP-IT DS-8

FUJIFILM CLIP-IT DS-8

FUJIFILM CLIP-IT DS-8

FUJIFILM CLIP-IT DS-8

FUJIFILM CLIP-IT DS-8

・デザイン・メカ・インターフェイス
とにかく厚ぼったくて、
コストダウンを推し進めたような少し安っぽい感じがすると思いきや、
意外とそうでもなかったりします。
まぁ、安っぽいわけですがねw
とりあえず、ダサイということには代わりがありません。
ちょこっとEPSONっぽい感じもしますが、当時のデジカメなんてこんなもんですね。

出っ張ったレンズ、
背面は液晶とスライドスイッチだけという思い切り、
皮っぽい加工のプラスチックなグリップ、
誇らしげなFUJIFILMロゴ、
上部にまとめられた操作系は非常にシンプルですね。
絞りの調節や、
マクロ、ポートレート、遠景の切り替えレバーなんかも時代を感じさせます。
これだけ簡易的ですと、だいぶ操作も簡単そうな気配がします。

とはいえ、液晶がないとはいえ同一性能のデジカメが翌年にはこれだけ小さくなるのですね。
・機能・仕様

起動が2秒ぐらいと高速です。
この世代のデジカメとしては驚異的ですね。
ただ、画像の記録には6秒程度かかりますがw
とはいえ、立ち上がってしまえば露出補正すらない押すだけカメラですので、
煩わしさはあまり感じません。
驚くべきことに、液晶の追従性が早く、びっくりします。
その分電池のもちが悪くなりますけどねw

触っていてわかるのは、
どうもCASIOのQVシリーズに似てるなということ。
UIなんてものは殆ど存在しないわけですが、
その数少ないメニュー体系なんかもそっくりです。
これを見るに、どれほどカシオがデジカメ業界に与えた影響は大きかったということですね。

あ、当然のごとくですが、
外では液晶が見えません。

・画質・撮影
●画質
液晶の質が悪いのでピントをあわせるのは結構大変ですが、
ピントが合えばそれほど悪くはありません。
ただし、ホワイトバランスは大荒れですね。
屋外ではまともに合いません。
30万画素ということで、画質はそれなり。
デジカメの進歩ってすごいですよね。

画像
「画像は無圧縮です」
DSC00005

DSC00011
逆光時はこんなことに

DSC00022

DSC00004 (2)
マクロ

その他の写真はこちらにございます。

評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
(10段階、100点満点)
デザイン :02/10:見た目・質感・安っぽさは減点
仕様 :02/10:マクロ、画素数、レンズ、液晶など
機能 :02/10:必須機能や便利、面白い機能
挙動 :03/10:起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ :04/10:主に操作性
AF・露出精度 :03/10:AFは正確か、
画質 :02/10:文字通り
輝き度 :04/10:ありきたりではなく、尖った何かがあるか
価値 :06/10:レア度、今でも買う価値はあるか等
お気に入り度 :05/10:今後も使い続けたいかなど
合計:33/100
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