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{メ}Finecam L3v

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KYOCERA
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Kyocera Finecam L3v

Kyocera Finecam L3v

京セラのデジカメは胸ときめくものがありますよね。
この機種は当時、購入を検討していたモデルだけにちょっと気になるところです。

Kyocera Finecam L3vは、2003年7月に発売された322万画素のデジタルカメラです
購入価格は1,575円。
発売当初の実勢価格は49,800万円前後です。

当時としては画期的な機能が盛り込まれた一台でございますが、
昔から京セラは他社とは全く別の路線の画期的が詰め込まれてましたね。
その結果が撤退というわけですが、悲しいですね。

どうでもいいですが、この機種はPMA2003等でプロトタイプの展示はされていたのですが、
「正式発表の無いまま」、何故か店頭に登場してしまったモデルでして、
その1ヶ月後にこの筐体を使ったマイナーチェンジモデル? Finecam L3が発表されています。
つまり、v無しのモデルが後に、しかも1月後にでているわけですね。
プロトタイプが発売されたのではないかというか、まったくもって謎です。

スペック
1/2.7型の334万画素CCDで原色フィルター。
レンズは3倍ズームで、F2.8-4.7の38-115mmでオートフォーカス。
KYOCERA 3X ZOOM LENSを搭載。
スペックとしては非常に標準的ですね。
素子サイズは小さいです。

液晶は2.5型TFD液晶。(11万ドット)
マクロは20cm、メディアはSDカード、駆動は単三乾電池又はCR-V3と、
なかなかがんばってます。
特に、この当時では珍しい2.5型の大型液晶を搭載。
TFTではなくTFDなのが残念ではありますが、
液晶が大きいのは正義です。たとえ画素数が少なくても。

特に、京セラは液晶画面が小さいデジカメを多く出すメーカーでしたので、それだけでも意味があると思います。
マクロはちょっと弱いですが、SDカードに単三電池対応というのは敷居が低くていいですね。

機能としては、
デジタルズーム、セルフタイマー、動画撮影ぐらいですね。

・購入時の状態
付属品:外箱以外はあり
状態 :問題なし
機能 :問題なし
台数 :1台

・デザイン・メカ・インターフェイス
現行の機種と比べると横長でまだまだ厚ぼったい感じですね。
筐体は一応金属ですが、どことなく安ぼったいです。
但し、上部やグリップ部のラインは当時の京セラ機のアイデンティティーを受け継いでおりますし、
デザインは個人的には好きです。

Kyocera Finecam L3v
筐体の割にはレンズが小さいですね。
微妙な出っ張りは好き嫌いが分かれそうです。

Kyocera Finecam L3v
デイファイン液晶。
京セラではおなじみですね。

Kyocera Finecam L3v
上部
カラーはシルバーですが、
若干青みがかってますね

Kyocera Finecam L3v
USB端子はMiniB

Kyocera Finecam L3v
横長だからか、そんなに高さは感じませんね

Kyocera Finecam L3v
一応電池カバーの中にもカバーが付いてます。
SDカードを抜き差しする際落下しないという点については評価できます。

Kyocera Finecam L3v
このイラストはご覧のとおり、「下に来る電極」を表しているのですが、
ちょっと分かりづらいです。

Kyocera Finecam L3v
当時、この背面を見て「液晶デカっ!」と感動した覚えがあります。
今見るとそうでもないですねw

光学ファインダは小さいですが使えそうです。
ボタン類が少ないと、十字キーが導入されているという事で近代のデジカメっぽさを感じます。

Kyocera Finecam L3v
この世代の京セラ製デジカメのカーソルキーは使いやすいです。

Kyocera Finecam L3v
丁度青色LEDがもてはやされた時期なのですねw
この演出は中々素敵

・機能・仕様
Kyocera Finecam L3v

Kyocera Finecam L3v

Kyocera Finecam L3v

Kyocera Finecam L3v

Kyocera Finecam L3v

Kyocera Finecam L3v

Kyocera Finecam L3v

起動については17秒程度かかります。
大げさではなく本当にこのぐらいかかるわけですw
正直どうかと思います。

原因は起動と共にフラッシュチャージをするという点があげられるのですが、
なんと、フラッシュ発光禁止にしても電源を切ると設定値を忘れるので、
毎回フラッシュチャージをしてしまうのです。
起動してから発光禁止設定にする必要もありますし、ここはイライラポイントですね。

操作性については悪くなく、
起動で待たされる割にはUIはサクサクで、
かなり快適です。
特に、上記のとおりこの世代のFinecamのカーソルキーは使いやすく、
上キーでフラッシュ設定、下キーでマクロ切り替えと、
直ぐに切り替えることが出来ます。
最近のデジカメですと大体右キーがマクロって機種が多いですが、
下キーのほうがつかいやすい派です。

液晶は外でも見やすいのですが、
画質はちょっと悪いですね。
まぁ、気になるほどではないです。
それより気になるのが、何故か液晶自体が微妙に傾いて表示されることでしょうか。

電池のもちはあんまりよくないですw

AFの精度はそこそこで、割と高速です。
AFポイントが表示されないのが気になりますが、
コンデジですし、そこまでは求めないことにします。

・画質・撮影
●画質
発色はいかにも京セラという感じで、
あっさりとした仕上がりです。

暗部にノイズが乗ったり、ラチチュードが狭く、割とすぐ白飛びを起こしやすいのはこの世代のデジカメ特有の現象ですし、
そこまで気になりません。
画質面でもあんまり評判が良くない機種のようですが、
実際に撮影してみた限りでは極小素子の割には頑張っているといった印象を持ちましたし、
元々京セラの発色は好きなのでお気に入りになりました。

思ったよりも個性的なカメラでした。

KIF_2260

KIF_2254

KIF_2215
コクーンタワー、実はまだ工事中だったり?

KIF_2241
夜景は当然のごとくスローシャッターになります。

KIF_2214

その他の写真はこちらにございます。

評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
(10段階、100点満点)
デザイン :08/10:見た目・質感・安っぽさは減点
仕様 :05/10:マクロ、画素数、レンズ、液晶など
機能 :05/10:必須機能や便利、面白い機能
挙動 :03/10:起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ :04/10:主に操作性
AF・露出精度 :04/10:AFは正確か、
画質 :05/10:文字通り
輝き度 :06/10:ありきたりではなく、尖った何かがあるか
価値 :07/10:レア度、今でも買う価値はあるか等
お気に入り度 :07/10:今後も使い続けたいかなど
合計:53/100
サラネ式デジカメ採点システムテーブルa ver1.00


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コメント

  1. さらもでさんお久しぶりです。
    先日ハードオフ加須店にて324円にてこの機種を購入いたしました。近頃はめったに古デジを
    買わなかったのですが数少ない京セラのデジカメでしたので手に取りました(他は自分の売った古デジばっかり)

    SDカ-ドクリーナーにて清掃、電池部は接点復活剤にてゴシゴシ
    外観は1ヵ所に小さなキズがあるもののほとんど使用感無しの個体

    やはり電池はエネループプロ CR-V3か充電タイプのRCR-V3でないと100枚位まで持ちませんね

    試写の写真はこちら
    https://picasaweb.google.com/115517429244281288554/FincamL4v403125CCD35mm35105mm3#

    地味めな発色で曇りでもありましたので若干アンダー気味ISO80だからしょうがないのですが・・・

    京セラが今でもデジカメ作っていたらさぞかし面白いカメラ出していたでしょうね。

    ではまた

  2. さらもで より:

    お久しぶりでございます。
    この機種、割りと売れたので意外と中古で見ることが出来ますね。
    電池の持ちは悪いですしノイジーではありますが、
    割りと面白いカメラではあります。
    確かに面白いカメラを出していたのでしょうが、
    その役はリコーに引き継がれたのだと思いますね。
    ある意味では、これ以上疲弊しなくて済んだともいえなくはないです

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