[warning]※今シリーズの内容は個人的な見解でございます。[/warning]
24-70mm F2.8 EX DG MACROは、
2004年9月に発売されたニコンFマウントのDタイプレンズです。
メーカー希望小売価格は70,350円です。
2004年の発売にしてGタイプという辺りがなんとも不思議なレンズでございますが、
どんな写りをしてくれるのでしょうか。
・カタログスペック
焦点距離は24-70mm。
開放F値はF2.8で口径は82mm、
絞り羽根数は9枚。
最短撮影距離は0.4m
レンズ構成は13群14枚
超音波モーターや手ぶれ補正といった機構は一切なし。
まぁ、手ぶれ補正付きの24-70mmF2.8が出たのはごく最近ですからね。
まさに名実ともに大口径レンズでございます。
82mmは中々、プロテクターが高そうです。
・デザイン・メカ・インターフェイス
やはり大口径ズームということで大きいです。
それだけでなく、重たいです。
年代の割りには古めかしいデザインでありますが、
AF/MF切り替えがフォーカスリングを上下で対応という辺りが先進的です。
シグマもこの機構を採用していたのですね。
レンズの作りはちょっとコストダウンの跡が見えます。
見た目はあまり高級感が無く、
レンズを下に下げると自分の重さでレンズが伸びてきてしまう仕様。
それだけでなく、
上を向けるとレンズが重力に負けて落ちてくるので、
三脚を立てて長時間露光等の撮影には向きません。
パーマセルテープか何かで固定してあげる必要があります。
また、レンズも、
広角側にすると鏡筒が伸び、
望遠側にズームさせると鏡筒が縮むという仕様でございます。
自分の個体はズーム動作をさせるとキーキー音がするのがちょっと嫌です。
シグマなので、MADE IN JAPANでございます。
・画質・撮影
写りに関しては、
シグマにしては珍しくあまりシャープなレンズではないですね。
柔らかい。という表現が正しいです。
周辺が流れたり、歪みが割と目立つレンズではございますが、
癖を理解して撮影する分には良いレンズだと思います。
また、自分の個体だからか、それともD700との相性なのか、
撮影すると適正露出よりも1段程明るくなる傾向があります。
それを含めて補正してあげると中々良い結果を出してくれます。
マクロという表記通り、1:3.8の撮影が出来るため、
簡易マクロ撮影も楽しめます。
画像
作例は全てNikon D700との組み合わせで行っています。
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