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{メ}Digital Mavica MVC-FD7

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SONY
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SONY Digital Mavica MVC-FD7
FUJIX DS-300に続きバカでかいデジカメシリーズで御座います。
それにしても、マビカって懐かしいですねw

SONY Digital Mavica MVC-FD7は、1997年8月に発売された41万画素のデジタルカメラです。
購入価格は2490円。
当時の価格は88,000円です。

言わずと知れた、デジタルマビカシリーズの初号機でございまして、
もちろん、マビカは80年代から存在しておりましたが、
それは「アナログマビカ」、こっちはデジタルカメラのマビカなのです。
Cyber-shotと何が違うかというと、メディアがフロッピーディスクというなんとも活気的な所です。
デジタルマビカはその後、フロッピーディスクタイプでも当然出しましたが、
MDやCD-Rを媒体としマビカも登場し、更にはメモリースティックマビカなんてものも出ました。
そこまでくるとそもそもMavicaでは無いのではないかって感じですけどねw

・カタログスペック
1/4型の41万画素CCDで補色フィルター。
レンズは10倍ズームで、F1.9-2.9の40-400mmと、
画素数が低いというのは仕方がないとしても、
レンズは驚異的ですね。
10倍ズームでこの明るさ!

実は、この10倍ズームはビデオカメラ(ハンディカム)の技術を採用しておりまして、
それを考えるとこの極端に明るい数値も納得いきます。
ただし、ハンディカムは動画撮影ですので、光学性能的にカメラで使用するには微妙なところですね。
ただ、この高倍率ズームと言うのは非常に重要なことですし、
何気に屈折光学レンズを使用している点も見逃せません。
別に、屈折光学はDimageXが最初の機種では無いわけですね。

液晶は2.5型TFT。
マクロは1cm、メディアは3.5インチフロッピーディスク、駆動は専用充電池(NP-510)
液晶が大きく、マクロも強力ですし、メディアはフロッピー、
というか、最近フロッピーが付いてるパソコンを探すことがこんなんですので、
ある意味一番ネックになる部分ですねw
駆動についてはFUJIX DS-300と同じというか、当時のビデオカメラで多く使われていた規格ですので入手は容易です。

設計に余裕があるからこそ、これだけ豪華な仕様になります。
もう少し小さければ言う事はないですねw

機能としては、当時としては色々と兼ね備えています。
露出補正などの一通りの機能は揃っているほか、
モノクロにしたり、マニュアルフォーカスとフォーカスリングもついてます。

・購入時の状態
付属品:本体、マニュアルのみ
状態 :良好
機能 :良好
台数 :1台

・デザイン・メカ・インターフェイス
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そもそもデカイ!
というか、流石にこの大きさはないですねw
とはいえ、もともと3.5インチのFDDが入りますし、
レンズも光学10倍ズームと言うことで、
必然的にこの大きさになるということは仕方が無いところです。

むしろ、この大きさを活かして液晶を大型化したり、
ボタン類の配置を考えたという点は評価に値しますね。

それに、なんかカッコイイじゃないですか。
背面はなんともサイバーな感じ。
ボタンの押し心地も悪くなく、
そこそこ大きいので使い易い。
側面のフォーカスリングもいい感じに重いので微調整も簡単です。
また、重厚感もさることながら、機構類の出来がいい。
バッテリー蓋のバネの硬さも絶妙ですし、
そこら辺の気持ちよさがさすがソニーという感じでございます。

・機能・仕様
起動は5秒とそんなに早くはありません。
というよりも、所詮はFDですので、アクセス速度に関しては捨ててください。
記録にも4?5秒かかりますし、
ブーガガッガガッ!って、FDDの動作音が新鮮です。
懐かしさすら覚えますw

メニューインターフェイスについては、世代にしてはよく作られております。
「?」という感じの挙動を示すこともありますが、
至って満足です。

また、ズームの速度が異常に早く、
AFが合う感じもまさにビデオカメラですね。
そこがまた、面白い。
なんか後述する内容をこちらに書いてしまいましたw
バッテリーの持ちはよく、流石スタミナをうたっているだけあります。

残念な点はなんといっても液晶が見えないこと。
液晶ファインダしかついていませんし、液晶が大型なわけですが、
その生命線とも言える液晶がこれでは悲しい限りですね。
色はわからなくてもいいので、せめて見えて欲しいというところで消化。

データに付いては、41万画素ですので割と記録できます。
これ以上ファイルサイズが大きくなれば数枚しか記録できなくなってしまうので、
必要十分というところです。
空きの残量が円グラフで表示されるのが非常に面白いです。

・画質・撮影
●AF・挙動
上記の通りとなりますが、
あんまりAFの精度は高くありません。
また、マクロ域はマニュアルにしてフォーカスを回した方がいい感じになりますね。

●画質
流石にきついですね。
画素数的な問題もありますが、
ノイズが凄いです。
また、細部の描画が潰れている点は画像圧縮によるものですね。
やはり1.44MBしか無く遅いフロッピーに画像を記録するのはなかなか大変だったようです。

画像
「拡大・元データ表示は無圧縮です」
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拡大・元データ

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拡大・元データ
ピントがゆるいのはやはり光学設計がビデオ用だからでしょうか。

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拡大・元データ
ズームテスト。

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拡大・元データ
マクロテスト

その他の写真はこちらにございます。

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コメント

  1. nakasyo より:

    初めまして。
    興味あって、中古で買おうかなとか思ってるんですが、画像は、PCに取り込むときはどうすればいいですか?
    やはり後付FDDドライブ買わないとダメですかね・・・

  2. さらもで より:

    はじめまして、さらもでと申します。
    マビカは今のデジカメにないワクワク感がありますよね。
    PCに取り込む際は、この機種の場合は外付けFDDが必須になります。
    シリアル転送もマスストレージデバイスでは無いので、現在のパソコンとは通信できそうにありません。
    当時のパソコンは間違いなくFDDがついていたので利便性が有りましたが、
    こういったシロモノは今のパソコンでは使いづらいのが悲しいところです。

  3. nakasyo より:

    返信有難うございます。
    オークションでこれと、別のマビカかいました(笑)
    結構持ちやすくて、また今みたいに色んな機能が有るわけではないので何気に気に入ってます。
    外付けFDDも中古で買いました。
    15年以上経ってもちゃんと動く頑丈さは現在のデジカメには無い特徴でしょうか。。。?
    画質はHi8を彷彿とさせ今となっては味が有りますね。

  4. さらもで より:

    こんにちは、さらもででございます。
    オークションで落札、おめでとうございます。
    マビカ、今のデジカメでは考えられないぐらい丈夫に作ってありますよね、
    無駄に巨大なのと、性能面ではとてつもなく微妙ではありますが、
    確かに、味のある画質でございます。
    40万画素ですしねw

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