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デジカメレビュー富士写真フイルム(富士フイルム)Finepix A201
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購入価格は980円。
当時の価格は39800円前後だそうです。2002年頃まで、エントリーモデルはオートフォーカスではなく、
写ルンですなどでおなじみの固定焦点なパンフォーカスカメラというジャンルで構成されておりました。
この機種もその中の一つでして、まさにデジタル版写ルンですというか、
まぁ、使い捨てじゃないですしパンフォーカスデジカメはサラネで何回も紹介してるので、今更紹介するほどではありませんけどねw・カタログスペック
1/2.7型の200万画素CCD素子で原色フィルター。
レンズは単焦点で、F4.8の36mm。この手でちゃんと原色フィルターを乗っけているのはさすが富士ですね。
CCDを自社開発出来る会社ですので、ちょっと小さめですが、
割といいものを使っていると思われます。
流石にハニカムではありませんけどね。レンズ性能に関しては、パンフォーカスなので当然暗いですが、
意外と望遠では無いというところですかね。
使いやすいと思います。
液晶1.6型、マクロは8cm、メディアはスマートメディア(3.3V、128MBまで対応)、駆動は単三乾電池2本です。
パンフォーカスカメラにしてはマクロが使いやすそうな長さです。
電池駆動なのが嬉しいですが、正直この手のカメラでバッテリー駆動な機種はひどいです。
電池駆動もメーカー公称5000枚と言う事で、結構長時間駆動は出来そうですが、
まだJEITAのバッテリー測定規格が出来る前のお話なので5000枚とるにはかなりの制約があります。
電源ONでフル画素撮影をするとだいたい80枚程度との記載があります。
機能としては、
音声なし動画撮影機能やPCカメラ機能でしょうか。
また、ソフトが同梱され、デジカメ・ソフト・ネットサービスと一体化したPicture The Future対応モデルですので、
もしソフトが同梱されていれば、対応しているFinepix同士でテレビ電話ができるという結構ニッチなソフトが同梱されていたりしているようです。
追記:2014年9月25日
■センサー・仕様/TCP1.02 | |
センサーサイズ/センサー | 1/2.7型CCDセンサー(原色フィルター) |
画素数 | 200万画素 |
映像エンジン | インテリジェント高集積画像プロセッサーIC |
液晶 | 1.6インチ/D-TFD液晶(5.5万画素) |
オートフォーカス | x |
ISO感度 | 100 |
■レンズ性能 | |
焦点距離(35mm換算) | 36mm |
F値 | F4.8 |
ズーム倍率 | 単焦点レンズ |
レンズブランド | フジノンレンズ |
最短撮影距離 | 8cm |
手ぶれ補正 | x |
■基本仕様 | |
仕様メディア | スマートメディア(128MBまで対応) |
使用電源 | 単3乾電池x2本 |
動画撮影機能 | 320×240/10fps |
記録形式 | AVI |
音声記録 | x |
録画時間 | 20秒 |
顔認識 | x |
Wi-Fi | x |
GPS | x |
防水 | x |
防塵 | x |
・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :良好
機能 :不具合あり
台数 :1台
・デザイン・メカ・インターフェイス
コンパクトにまとめられたボディと、
意外と見た目は悪くないという印象ですね。
ただし、触ってみるとあからさまに安っぽさが露呈しますw
ボタン以外のレバー類は、「ここまでコストダウンを?」というぐらいメカニカルです。
固く、すごく機械って感じがしますね。
特に電源レバーはONにすると一緒にレンズバリアーも開くのですが、
「自分で開いてます」という感じの感触がありますw
自分は逆にこれらの機構がカッコよくて好きだと思いますね。
電池室にスマートメディアスロットが一体化してコストダウンされていますが、
例によって爪がかけやすいですが、
それ以外は特に問題がないと思われます。
背面のボタン類はカーソルボタンの形は当時のFinepixらしからぬ配置ですが、
それ以外はおなじみですし、
OKボタンが若干押しづらそうという以外はボタン類も少なくて良さそうです。
追記:2014年9月25日/以下、追加画像
・機能・仕様
起動が4秒ぐらいと、パンフォーカスにしてはそんなに早くはないですが、
自分の個体は不安定なのか、起動に10秒程度かかることもあります。
また、動作中に再起動がかかる現象が頻発しておリ、
故障に近い状態ですw
動作はちょっとモッサリ気味ですが、
新しめのグラフィカルなインターフェイスですので使い勝手は悪く無いですね。
カーソルキーが浅いのでちょっと押しづらいところもありますが、
概ね問題はないという感じです。
液晶は外では見づらく、というか殆ど見えません。
光学ファインダーが結構役に立ちますね。
マクロは液晶が見づらく不鮮明という点でちょっと厳しいです。
もともとパンフォーカスなのでそこまでは求めませんけど。
あとは記録時間がもう少し早ければというところですね。
バッテリーのもちに関しては不満はありませんでした。
追記:2014年9月25日/以下、追加画像
・画質・撮影
●画質
画質が意外といいという事実に驚きです。
ダイナミックレンジもパンフォーカスの割には広めですし、
若干青被り気味でもありますが全く問題ありません。
気軽に撮れるカメラとして、毎日が楽しくなるような使用感もありますし、
コンパクトなパンフォーカスカメラを使いたい場合にいい選択肢に成り得る存在です。
画像
「拡大・元データ表示は無圧縮です」
拡大・元データ
ノイズはちょっと多いですが、素晴らしい解像感です。
拡大・元データ
細部まで表現され潰れはありません。
拡大・元データ
上部は白飛びしてますが、苦手な場面も結構いけます。
拡大・元データ
マクロ。
その他の写真はこちらにございます。
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