PENTAX 02 STANDARD ZOOM 5-15mm F2.8-4.5
PENTAX Q7のズームレンズキットでお馴染みのレンズでございます。
02にはオーダーカラーがないので、
この色を手に入れるには、レンズキットで購入するしかないのです。
[warning]※今シリーズの内容は個人的な見解でございます。[/warning]
PENTAX 02 STANDARD ZOOM 5-15mm F2.8-4.5は、
2011年9月に発売されたQマウント用のレンズです。
実売価格は21800円ぐらいです。
普通に買うと結構高いのです。
・カタログスペック
焦点距離は5-15mm。
35mm換算値で
27.5-83mm相当(Q/Q10)
23-69(Q7)になります。
開放F値はF2.8-4.5
絞り羽根数はー
最短撮影距離は0.3m
レンズ構成は7群8枚
フィルター経:40.5mm
最大撮影倍率は0.06倍
2.8からなのはいいですね。
レンズ自体は標準的なスペックではありますが、
Q7で使うとかなりワイドになりますね。
開放F値が明るいというのは、ちょっと嬉しいものです。
なお、NDフィルターをレンズ内に内蔵していたりします。
・デザイン・メカ・インターフェイス
黄色さはおいといて、
質感は悪く無いですね。
大きさの割に若干ずっしりします。
この手のレンズでよくある、
収納状態にするボタンもなく、
扱いやすいと思いますね。
大きさはこんな感じ
一応SMC PENTAXを名乗っています。
金属マウントなのは好感が持てます。
ベトナム製ですけどね。
・画質・撮影
元々はQ/Q10向けに設計されたレンズであり、
ペンタックス曰く、トリミング無しでそのまま使えるとは謳っていますが、
RAWで撮ってみるとちょっとキツイ感じですね。
湾曲収差が盛大に出るのは仕方がないところでしょうか。
ズーム全域で0.3mまで寄れるので、
簡易マクロとしても使用できますし、
手軽さで言えば非常に素晴らしいレンズだとは思います。
・画像
コメント
思ったよりよく写るのですね。センサーが小さい、レンズが小さいといってレンズ交換ができるコンデジという扱いを一部では受けていたみたいですが、コンデジより全然よいです。
smc PENTAXは交換レンズにはほとんど、コンデジにも割と多くの機種に付いていたのでGレンズなどのようにありがたみが感じられません…
オリンパスも交換レンズはほとんどZUIKOですが、コンデジにはごく一部の機種にしか付いていないので貴重感があります。
Qは結構よく写るカメラだと思います。
極小センサーとしてはですがねw
正直、同じセンサーサイズの高級コンデジと比べると微妙な部分もありますが、
レンズが交換できるというメリットと楽しさがあればいいですね。
SMCの刻印自体、スーパーマルチコーティングですし、
今となっては当たり前のコーティングなのでよく採用されているのだと思われます。
Gレンズは1枚蛍石的なレンズを入れないと名乗れない基準がありますからね・・・
ズイコーブランドは割と最近復活しましたね。
今更ですが例えるならばSUPER EBC FUJINONやCarl Zeiss T*、ナノクリスタルコート、CANON SEC、ナノサーフェスが妥当だったような。スライディングレンズシステムなsmc PENTAXは何台か持っていて画質もケラれたり、ノイジーだったりイマイチなものばかりでしたが、初めて普通のsmc PENTAX LENSなOptio 550を購入できたので試してみたいと思います。それにしても550は定価約10万円って…
普通なPENTAX LENSなOptio M20はボディが三洋製だからなのか微妙だった覚えがあります。レンズユニットを抜いて他の三洋OEMなUnidenのデジカメに移植しても普通に動作したことからレンズも三洋製(か三洋の委託先)なので廉価機ということもあり仕方がないのでしょう。
他に試したSUPER EBCは確かに逆光にかなり強くて画が破たんすることなく綺麗にとれました。SUEPR EBCもsmc PENTAXと同じく交換レンズには必ず付いているみたいです。
smcコーティングはだいぶ最初の頃のコーティングなので後に出てきたコーティングとはちょっと違う部分もありますね。
特に最近にペンタックスはHDコーティングに移行してますし。
そして、ナノクリ自体は最強のコーティングだと思いますね。
レンズスライディングシステムや屈折光学系などもありますが、
その当時のレンズ設計自体が周辺画質をないがしろにしている節を感じます。
個人的には高級まで行かなくともハイエンドコンデジはそのぐらいしてもいいと思います。
いい時代といえばいい時代ですけどねw