デジカメレビュー
ペンタックス
PENTAX-03 FISH-EYE
Qマウント
最近、新機種の話題が全くなくなってしまった、
PENTAX Qマウントのトイレンズでございます。
[warning]※今シリーズの内容は個人的な見解でございます。[/warning]
PENTAX-03 FISH-EYEは、
2011年8月に発売されたペンタックスQマウント用のレンズです。
執筆時の実勢価格は7000円前後でございます。
ユニークレンズの中でも評判のいいレンズですね
・カタログスペック
■仕様 vl1.0 | |
焦点距離 | 3.2mm |
35mm換算値 | 16.5mm相当 |
開放F値 | F5.6 |
絞り羽根数 | 無し |
最短撮影距離 | 0.09m |
最大撮影倍率 | 0.06倍 |
レンズ構成 | 5群6枚 |
フィルター経 | 無し |
超音波モーター | x |
手ぶれ補正 | x |
防塵防滴設計 | x |
フルタイムマニュアル | x |
焦点距離も短いですね。
なお、Q7、Q-S1の1/1.7センサーですと、
イメージサークルをカバーできないので、自動的にトリミングされる仕様となっております。
・デザイン・メカ・インターフェイス

プラマウントと言うところからも分かる通り、
持っているのかわからないぐらい小型軽量でございます。
気をつけないとなくしてしまいそうで怖いです。
フォーカスリングは柔らかく、
その辺りもトイレンズっぽいですが、
不思議と04レンズよりもしっかりとした印象でございます。




タイ製。
そして、一応シリアルも入っております。

SMCコーティングされているのですね。




・画質・撮影
AFも何もないマニュアルフォーカスレンズですので、
Qの荒い液晶とあまりやる気のないピーキング機能とあいまって、
ピント合わせは結構難しいです。
焦点距離の短いFISHEYEレンズ故、
ピントはアバウトでいい。と思っていると、痛い目にあいます。
画質は近接撮影時はかなりいいですが、
遠景になるとちょっと画質的には厳しくなりますね。
ボワッとした感じで解像感が落ちる感じです。
ですので、必然的に近接撮影が多くなるレンズです。
難点としては、
やはりフィッシュアイということで、
撮影時に指が入る事が多いです。
フォーカスリングがフェザータッチなので、
つい、フォーカスリングに指を乗っけて撮影しがちですが、
当然、写り込みます。
対角線魚眼でQ7ですら173度と、
魚眼レンズの条件である180度を満たしていないレンズでございますが、
それでも画角は広いですね。
猛烈に不満なのが、
純正の速写ケースをつけるとグリップ部分が写り込んでしまうこと。
外して撮るのがベターです。
SMCコーティングではありますが、
逆光には強いとは言えません。
しかし、結構いい感じのフレアが出るのでこれはこれでいいかな。と思います。
とにかく、楽しいレンズです。
画像
作例はPENTAX Q7との組み合わせで行っています。
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