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{メ}Canon/EOS-M

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Canon
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P3070506
デジカメレビュー
キヤノン

EOS M

まさか買うことになるとは全く思わなかったのですが、
買わざるをえない状況になってしまった、
EOS Mでございます。


 

P3070506

EOS M、
キヤノンやニコンなどの一眼レフをメインで取り扱っているカメラメーカーとしては、
ミラーレス一眼に対してはしがらみがあるようで、
ミラーレスに注力してしまうと、一眼レフが売れなくなってしまうなんて事になりかねない。
そのため、なかなか踏み出すことが出来ないというジレンマを製品で感じることが出来ます。
このEOS Mについては、
登場した時から実際に使っている時も、
「出さざるを得なくなったから出したんだろうなー」
という感じのするカメラでございます。

EOS M2も、
だいぶ改善されましたが、
それでも相当なしがらみがあるシステムですからね。

ということで、
キヤノン EOS Mは、
2012年9月に発売された1800万画素のデジタルカメラです
購入価格は42000円ぐらいです。

 


スペック

・EF-Mマウント。
・APS-Cサイズ(22.3×14.9mm)のCMOSセンサーを搭載。
(ハイブリットCMOS AFセンサー内蔵)
・有効画素数1800万画素
・液晶は3型104万ドットTFT液晶
・オートフォーカスは像面位相差+コントラスト検出方式
・メディアはSDXC対応です。
・駆動はリチウムイオン電池(LP-E12)
・連写は4.3コマ
・シャッタースピードは1/4000〜30秒+バルブでございます。

・デザイン・メカ・インターフェイス

P3070506

割りとずっしり重い感じですが、
デザイン性はなかなかいいですね。
EOS M自体全盛期は様々なカラーバリエーションがありましたが、
EOS M2では2色展開になったところを見ると、
なかなかコストがかかったのでしょうね。

アクセサリーシューがついていたり、
マイク端子がついていたりと、
なかなか拡張性は高いようにみえますが、
インターフェイス自体はIXYシリーズのような感じで、
それ以外の部分は液晶ディスプレイに頼る感じの操作性となっております。

特筆すべき点としては、
仕様面でも書く予定ではありますが、
かなり割り切った仕様でございます。

デザイン面としては、
何故このような仕様になったのか、
ストラップの取り付けは専用端子となっています。
何故?

そして、
バリアングルでもなければ、
EVFも付けられない部分は切ないです。

P3070507 P3070508

マイク端子はステレオです。

P3070509

ストラップ取り付けは専用端子

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おなじみ、USBのMinIB端子とMiniHDMI端子です。
マイク端子がついています。

P3070513

とっつきやすいのか取っ付きづらいのか、
好みがわかれるモードダイヤル

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日本製

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三脚穴が金属なのは好感が持てますね。

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バッテリーはLP-E12

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・機能・仕様

仕様面としては、
ケーブルレリーズが付けられなかったり、
すごくマニアックなところでは、
EOS Utilityが使用できないなんてところもありますね。

そして、
操作性については、
相当癖があります。
基本的にはオートで撮ってねというスタンスのカメラなわけですが、
絞り優先等のモードにする場合は、
モードをカメラに合わせ、
液晶右上のアイコンをクリックしてから合わせたいモードを探してタップというやりかたでございます。
液晶ディスプレイは静電容量式のタッチパネル液晶なので、
操作性は悪くないのですが、
わかりやすくてわかりづらい部分も多々あります。
タッチパネルでできることについてはEOS Kissシリーズなどと共通ではありますが、
ファインダーが付けられない機種である故、
コンパネも使用できますがあまり意味がありません。
露出補正や絞り値の変更も、
操作の仕方はわかるけど煩わしいという感じですね。
その代わり、画像のプレビューなんかはスマートフォンらいくな拡大縮小、画面送りができるので、
面白いと思います。

動作自体ももっさりで、
慣れるまではストレスがたまりますが、
慣れるというよりも妥協するというタイプのカメラだとおもいますね。

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・画質・撮影
●AF周り・画質
AFはかなりタコです。
ファームアップしてだいぶましになりましたが、
ましになった程度という感じです。
元々、AFのスピードは早くないのですが、
以前のファームでは、AFを諦めるという挙動をしておりました。

今回のファームでAFスピードはほんのちょっと早くなり、
AFのアルゴリズムも改善された、とのことですが、
ちょっと撮影した限り、
オリンパス辺りの優秀なAFをみてしまうと、
かなり残念な出来といえばそうですね。

タッチシャッターは便利ですが、
とにかく抜けます。
とくに近接撮影が弱く、
背景や空に引っ張られる挙動をします。
これは個体差なのか、それとも仕様なのかはわかりませんが、
スナップならマシというレベルで、
使っていて割りとストレスを感じましたね。

そして、Pモードで撮影すると、
積極的に絞り込むという挙動をします。
それはそれで好みの問題なのかもしれません。

画質はいいと思いますね。
Canonらしいといえばそうですが、
それだけに残念でもあります。

EOS M2はだいぶ改善されているようですので、
そちらをお勧めいたします。

●作例

IMG_0009

EF-M22mm F2 STM
IMG_0017
EF-M22mm F2 STM
IMG_0022
EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM
IMG_0049
EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM
IMG_0098

EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM
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