{ﾒ}Petit Colle ZR-1

CASIO Petit Colle ZR-1

EXILIMでもQVでもないプチコレという機種。

デジカメなのですがパソコンには繋がらないちょっと変わった、

そして画期的なカメラです。

CASIO Petit Colle ZR-1 は、1999年1月に発売されたの8万画素のデジタルカメラです。
購入価格は525円。

当時の価格は12，800円前後です。

価格と画素数でお分かりの通り、

オモチャとして販売されたデジカメです。

具体的にはモノクロプリンターが内蔵されておりまして、

撮影した写真を本体のみでプリント出来るという触れ込みなわけですが、

ネームランドのノウハウが生かされてますね。

プリンタ付きのデジカメは最近はポラロイド辺りが出しておりますし、

ちょっと前は（一応まだ現行ですが）タカラトミーのXiao、

この商品よりももう少し後に富士フィルムが発売するプリンカムなどが御座いますが、

上記のようないわゆるポラロイド写真とは違うのです。

モノクロなのです。

・カタログスペック

1/4型の8万画素CCD素子。
レンズは単焦点で、F2.8で焦点距離は不明なパンフォーカスカメラです。
そんなスペックを記す必要があるのかというぐらいの感じですｗ

液晶は無し（厳密に言えば液晶ファインダーがついてるのであるといえばありますがｗ）、マクロ切り替えは当然無し（最短撮影距離40cm?∞）、メディアは内蔵メモリ（、駆動は単三乾電池4本です。

まぁ、当然といっては当然なスペックですね。
ちなみに、内蔵メモリは2コマしか保存が出来ません。
機能としては、

そりゃ印刷ですよねｗ
プリンタ付きということに尽きます。

・購入時の状態
付属品：本体のみ
状態　：電池室に腐食あり
機能　：良好
台数　：1台

・デザイン・メカ・インターフェイス

なかなか面白い形をしてます。
まず目を惹くのは外付けフラッシュですね。
QVリンク接続ケーブルのようなモノをさしてシンクロさせるようです。なかなか良く出来ていますが、フラッシュを使うような機種なのかどうかは全くもって不明です。
ただし、レンズの隣にミラーがあるということは自分撮りを想定しているということで、
そういう点ではフラッシュの効果もあるのかなーという感じです。

そして、何気に光学ファインダがついているのが面白いです。

背面はボタン類が意外とおおいですね。

にしても、シャッターボタンがどこにあるのか分かりませんし、
よく分からない配置です。

ちょっとマニュアルを見ないと分からない気配ですが、
当然本体しか持ってないので仕方がないです。
プリントユニットなんかは明らかにネームランドっぽいですねｗ
意外としっかり作ってあるので面白いですが、
どう見て感熱式なのでなんか微妙な商品ですよねｗ
ちなみに、勿論シールは入手不可能なのでプリントは出来ません。

・機能・仕様
操作性に関しては正直悪いです。
というか、どこがどういう感じで動くのかさっぱりわかりませんｗ

今使用しても「え？これで撮れてるの？」
という感じですし、
動作もモッサリであんまりね。
上記の通り、2枚しか写真が保存できないのが痛いですし、
電池を抜くとデータが壊れてると言われてしまったりで大切な画像を保存するという点では向きません。

というよりも、液晶ファインダの質も悪く、
何が写っているのかすら全く分からない状態なのが残念です。

こんなｇｄｇｄな感じなのに、
露出補正なんかもついている辺りが憎いですねｗ

感熱紙が手には入ればすごく楽しいカメラになりそうなのに残念です。
ちなみに,QVリンク系の接続端子がついておりますが、
パソコンへの通信は出来ませんでした。
評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
（10段階、100点満点）
デザイン ：03/10：見た目・質感・安っぽさは減点
仕様：01/10：マクロ、画素数、レンズ、液晶など
機能：04/10：必須機能や便利、面白い機能
挙動：02/10：起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ ：01/10：主に操作性
AF・露出精度 ：04/10：AFは正確か、