CASIO QV-7000SX
QV-10（リンク先はQV-10A）から始まるメモリ内蔵型スイバル機構なデジカメと、それを進化させたQV-2300UXの丁度間に位置するモデルですね。
進化の過程に登場したこいつはどうなのでしょうか。
購入価格は1050円。
当時の価格は88,000円前後です。
QVシリーズとしては2機種目としてのCF搭載機となり、
スペック
1/3型の132万画素CCDで原色フィルター。
レンズは2倍ズームレンズで、F2.8-3.5の32-98mmでオートフォーカス。
特にレンズに刻印はありません。
広角寄りでなかなか使いやすそうですね。
液晶は2.5型液晶。
マクロは10cm、メディアはコンパクトフラッシュ、駆動は単三乾電池4本と、
液晶が世代の割りに非常に大きいですし、
なかなか使い易いスペックです。
パノラマ撮影やセピア,モノクロ撮影、シーンモード、赤外線通信等、
98年のデジカメにしてはたくさんの機能がついております。
また、このころのデジカメでは結構あった、自動的にHTML形式で画像一覧を作成する機能なんてものもありますね。
・購入時の状態
付属品：本体、純正ケース、ストラップのみ
状態 ：良好
機能 ：良好
台数 ：1台
・デザイン・メカ・インターフェイス
非常にでかいですね。
当時の技術で液晶が大きいわけですので、
それに応じて外装がでかくなるのは仕方がないようです。
かなりずっしりときますが、ホールド感はいいので意外と使い易いです。
ボタン類は大きく、配置はQVシリーズでおなじみですので、
QVシリーズを使っている人にとっては違和感なくお使いいただけるのかもしれません。
ズーム機構に関してはビデオカメラっぽい位置にありますし、
上部の右端の密集ぶりはなかなか面白いです。
電池ボックスの蓋といい、なかなかよく出来ていますね。
・機能・仕様
起動は7秒程度とかなり遅いです。
動作が異常に遅く、撮影後も10秒程度のラグがありますし、
旧世代のデジタルカメラですね。
とはいえ、当時の富士フィルムは割りと軽快でしたので、
メーカーによる差はありますね。
UIは旧世代機なので磨かれてないというか、
黒背景に白、しかも英語フォントですね。
ただ、マクロ切り替えやフラッシュなどはボタン操作なのであまりUI部は使うこともないかと思います。
マクロ切り替えについてはMF、遠景、AF切り替えと同じボタンなので切り替えた後戻すのが大変です。
AFはパッシブっぽいですし、
意外にカネがかかってるなという印象ですが、
レスポンスが全てを犠牲しておりますね。
他にもいくつか不満点がありまして、
まず、液晶が外では全く見えない点。
そして、電源ON時に出るレンズの位置が、
前回電源を切った位置になるのも使いづらいところで御座います。
また、動画撮影は本体では再生されますが、
パソコンで取り込むとこんなことになります。
一応ズーム撮影も出来ます。
パノラマ撮影も同じくなので、
残念なところです。
●AF・挙動
AFはそこそこ速いですが、
●画質
130万画素でこの当時の水準で言えば画質はいい方です。
ちょっと待たされますが、この画質なら満足ですね。
普通に撮影するのもいいですが、
セピアやモノクロ撮影が非常に楽しいです。
不満点は多々ありますが、どこか憎めないカメラですね。
画像
「データは無圧縮です」
ズームテスト
セピア
モノクロ
マクロです。
その他の写真はこ ちらにございます。
評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
（10段階、100点満点）
デザイン ：04/10：見た目・質感・安っぽさは減点
仕様 ：06/10：マクロ、画素数、レンズ、液晶など
機能 ：06/10：必須機能や便利、面白い機能
挙動 ：01/10：起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ ：02/10：主に操作性
AF・露出精度 ：04/10：AFは正確か、
画質 ：06/10：文字通り
輝き度 ：07/10：ありきたりではなく、尖った何かがあるか
価値 ：05/10：レア度、今でも買う価値はあるか等
お気に入り度 ：05/10：今後も使い続けたいかなど
合計：46/100
サラネ式デジカメ採点システムテーブルa ver1.00
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