{ﾒ}Cyber-shot P3

SONY Cyber-shot DSC-P3
この形のCyber-shot、サラネでも数多く紹介しておりますが、
やはりCyber-shotといえばこれってデザインですよね。
はたして、どんな機種なのでしょうか？

SONY Cyber-shot DSC-P3は、2001年10月に発売された282万画素のデジタルカメラです。
購入価格は980円。
当時の価格は50,000円前後です。

この製品はDSC-P5と一緒に発売されたモデルで、
面白いのが、画素数変更だけにとどまらず、
光学ズームまで廃してしまったところですね。

単焦点レンズが好きな方にはもってこいのデジカメですが、
最近、高級機とトイデジカメを除けば単焦点レンズ機がないので悲しいところです。

・カタログスペック
1/1.8型の334万画素CCDで原色フィルター。
レンズは単焦点で、F2.8の36mmと、
なかなか使い易いスペックでございます。

素子のサイズも大きく画質には期待が持てますね。
液晶は1.5型TFT。
マクロは10cm、メディアはメモリースティック（128MBまで）、駆動は専用充電池（インフォリチウムC)
Pシリーズは歴代的に液晶が小さいのが残念ですが、
インフォリチウムCは比較的手に入りやすい充電器なのでいいですね。
マクロも実用レベルな長さなのがうれしいです。

機能としては、さすがCyber-shot。
とはいっても、他のPシリーズ同様とった写真をプレステ2や携帯電話で遊べたり、
MPEG1での動画撮影、また、録画したテレビ番組を逆に再生する機能なんてのもついてます。
あとはTIFF,GIF記録に対応しているあたりが素晴らしいです。

・購入時の状態
付属品：本体、バッテリのみ
状態　：良好
機能　：良好
台数　：1台

・デザイン・メカ・インターフェイス

厚ぼったいですが、それを感じさせません。
個人的には割とコンパクトで握りやすいと思いますね。
物自体はP20と同じ単焦点エントリーモデルですが、
こちらはDSC-P5と同じ筐体ですし、重厚感もあります。
ただ、レンズ周りはちょっと安っぽいですね。
でかでかと2.8Megapixelの文字が輝きますｗ
レンズバリアーは側面のレバーで開閉し、電源とは連動しません。

上部のモードダイヤルあたりがカッコいい。
そして、側面の電池、メモステの蓋のバネも強く、かなりいい感じです。
背面のボタン類はすっきりしてますし、
光学ファインダや情報表示用の液晶もついている点も所有感をかきたてます。

・機能・仕様
起動は4秒とそんなに早くはありません。
起動してしまえばサクサクなのですが、
単焦点カメラは挙動が命ですので残念です。

上記の通り、レンズバリアーと電源が連動していないので、
ナニも考えずに電源を押して「レンズカバーが閉まってる」と文句をいわれてしまうのも残念。
レンズバリア連動スイッチって実はオリンパスや三洋が特許をもっているのですかね

操作性にかんしては、十字キーと決定キーが同じボタンなので、
Pシリーズ全般に言えることですが使いづらいですね。

とはいえ、デジタルカメラとしては非常に優秀だと思いますね。

ちなみに、バッテリの持ちはよく、液晶は見やすいです。

・画質・撮影
●AF・挙動
AFは早く、そんなに外しません。
単焦点だけあってマクロも優秀です。
色再現性もよく、カールツァイスのブランドでなくともいい発色をしております。

●画質
画質は良好です。
ダイナミックレンジもやや広めですし、
若干ノイズが出ますが気になりません。
使っていて楽しくなるデジカメでした。

画像
「拡大・元データ表示は無圧縮です」

拡大・元データ